システム構築とは?開発との違いや流れ、費用、意識するべきポイントを解説
- [更新日]2025/03/31
- [公開日]2019/04/25
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目次
システム構築とは?開発との違いや流れ、費用、意識するべきポイントを解説
「システム構築」と「システム開発」はどちらも同じものと認識されがちですが、実際には定義が異なります。こうした専門知識を頭に入れることで、ベンダーとの交渉・相談をスムーズに行いやすく、自社の要望に沿ったシステムの導入につながるでしょう。
そこで今回は、システム構築・開発との違いや構築の流れ、費用相場などを解説します。導入時のポイントも解説するので、開発を依頼する際は参考にしてみてください。基本的な知識を習得して「事業課題の解決」「事業目標の達成」につなげましょう。
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システム構築とは?
システム構築とは具体的になにを指すのか、開発との違いや重要性から解説します。
システム開発との違い
システム構築・開発の違いについて、それぞれの特徴から見ていきましょう。
項目 | システム構築 | システム開発 |
---|---|---|
目的 | ・システムの運用・事業課題の解決 | システムの完成・導入 |
工程 | システムの設計~運用 | システムの設計~実装 |
システム開発は、業務効率化や作業負担軽減などを目的に、新規システムの設計~実装までを行うことです。一方、システム構築は、新規システムの開発もしくは既存システムの連携などを行い、現場レベルでの運用を目指す包括的な作業を指します。
つまり、システム構築という大きな括りの中に、システム開発があるイメージです。
システム構築の重要性
システム構築がなければ、導入後の稼働を想定できず、トラブル発生のリスクが高まります。前述したとおり、システム構築は導入後の運用も見据えた仕組み化を目指す作業です。
「システムは導入して終わり」ではなく、従業員の使い勝手、運用上のトラブルなども想定して導入しなければなりません。システムの具体的な運用方法まで設計しなければ、事業課題の解決は難しくなるでしょう。
システム構築の流れ
システム構築の流れを8つの工程に分けて、解説します。
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①要求定義・RFPの作成
要求定義とは、システム開発の方向性を明確化するため、クライアントの要求を具体化する工程です。クライアントの事業課題や求める条件・制約などを洗い出すことで、ニーズに則ったシステムを開発できます。
一方のREPとは、ベンダーや提供事業者に向けた提案依頼書です。主に依頼側・発注主側で作成・準備します。要求事項を文書化し、開発に求められるスキルや成果などを明確化することで、ベンダー・提供事業者からより適切な提案を受け取れます。
要求定義・REPはシステム開発における基盤となるため、依頼側・発注主側は事業課題や目標などの洗い出しを行いましょう。
②依頼先の選定・契約
依頼先の選定は、システム開発の成功を左右する重要な要素なため、以下のポイントを押さえましょう。
- <選定のポイント>
-
- 長期的な運用・保守も見据え、将来性のある会社かを判断する/li>
- 自社課題とベンダーの得意分野が一致するかを確認する/li>
- 開発予定のシステムと類似するプロジェクトの実績があるかを確認する
システム構築は、運用後も含めて考慮する必要があるため「ベンダーは倒産しないか」「自社の業界・業種に詳しいか」なども含めて確認しましょう。実績豊富で業界・業種への知見が深いほど、将来的な課題・トラブルも見据えた開発に期待できます。
③要件定義
要件定義とは、開発するシステムの機能や性能、条件などの要件を明確化する工程です。要件定義は、以下の2種類にわけられます。
- <要件定義の分類>
-
- 機能要件:システムに搭載する機能
- 非機能要件:アクセシビリティやセキュリティ、性能など
要求定義に基づき、適切な要件を明確化することで、クライアントのニーズにマッチしたシステムを開発できます。
④設計
設計とは、要件定義に基づき、構造やパフォーマンス、実装作業の方向性を定める工程です。設計は、基本設計・詳細設計の2種類にわけられます。
- <設計の分類>
-
- 基本設計:システムの仕様を決定するプロセス(要件定義の内容を開発に落とし込む)
- 詳細設計:エンジニア向けにシステムの内部構造を設計する
設計はシステムの実装に向け、開発を具体化する工程です。要件定義に基づいて行われるため、クライアントは、事業課題やシステム導入の目的などを設計前にすべて洗い出しましょう。
⑤プログラミング・実装
プログラミング・実装は、エンジニアにより実際に開発が進められる工程です。開発対象に適したプログラミング言語を用いて、システムの機能をソースコードで実装します。
基本的に、この工程に入ると依頼主側は開発に細かく関わることはありません。ただし、開発手法によっては、実装・テストを繰り返しつつ、クライアント・ベンダーがコミュニケーションを取るケースもあります。
依頼主として、開発を依頼する際は開発手法にも目を通し、どの工程まで関与するのかを確認しましょう。
⑥テスト
テストとは、要求通りにシステムが開発できているか、稼働時にトラブルが起こらないかを確認する工程です。テストは、以下の3種にわけられます。
- <テストの分類>
-
- 単体テスト:機能・ユニット(関数やメソッド)単位で動作や品質を確認する
- 結合テスト:各機能を組み合わせ、相互作用も考慮したうえで正しく動作できるかを確認する
- 総合テスト:システム全体が要件を満たすか、想定通りに使用できるかを確認する
各テストを段階的に実施することで、バグ発生時の後戻りを最小限に抑え、システムの品質向上も狙えます。
⑦リリース
リリースとは、システムを実際に使用する環境で稼働させる工程です。操作方法の研修やマニュアルの提供などが行われ、導入・稼働に向けた本格的な準備が進められます。
既存システムが稼働している場合、新規システムへの移行作業も行います。
⑧運用・保守
運用・保守は、システムを安定稼働させるための工程です。
- <運用・保守の主な作業>
-
- システム監査
- 不具合の改修
- 定期メンテナンス
- システムのバージョンアップデート
新規システムは不具合が起きるケースもあり、運用・保守によるメンテナンス・不具合改修が欠かせません。取引先やエンドユーザーからの信頼を損なわないためにも、ベンダー選定時は運用・保守も含め任せられるかを確認しましょう。
システム構築の主な手法
システム構築の主な手法4種について、特徴や用いられるケースを解説します。
ウォーターフォールモデル
ウォーターフォールモデルとは、上流~下流工程(要求・要件定義~導入)を段階的に進める開発手法です。要求・要件定義や設計、実装などの工程を1つのフェーズとして、各フェーズを完了するごとに次のフェーズへ移行します。
各フェーズを管理しやすいため、スケジュールの遅れや品質低下のリスクが低い手法です。ただし、仕様変更・機能追加などのアドリブに弱く、クライアントの要求が変更された際はスケジュール・予算へも影響します。
予算や要求の変更リスクがなく、完成系・全体像を把握しやすいプロジェクトに向いています。
アジャイルモデル
アジャイルモデルとは、機能ごとに実装やテスト・リリースを行い、依頼主のフィードバックを得つつ開発を進める手法です。アジャイルモデルの開発パターンをいくつか見ていきましょう。
- <アジャイルモデルの開発パターン>
-
- スクラム:開発プロセスを一定期間(スプリント)ごとに区切り、実装・リリースを繰り返す
- エクストリームプログラミング:プロジェクトの変更を前提とし、クライアントの要望を逐一反映しながら進める
- カンバン:開発タスクを可視化(ボードに書き起こす)させ、全体の進捗管理を最適化する
どの開発パターンにおいても、アジャイルモデルでは何度もテスト・リリースを繰り返します。そのため「仕様変更が予想される」「完成品・全体像が掴めない」などの場合、アジャイルモデルが向いています。
プロトタイプモデル
プロトタイプモデルとは、試作品の作成と依頼主の評価を繰り返しつつ、開発を進める手法です。実際に動作する試作品を確認できるため、プロジェクトの方向性や要求・仕様への理解度を最適な状態に保てます。クライアントからの仕様変更に柔軟に対応できるほか、不具合の早期発見に効果を発揮するでしょう。
「完成形がイメージしづらい」「操作性を重視したい」などの場合は、プロトタイプモデルでの開発が向いています。
スパイラルモデル
スパイラルモデルとは、優先度の高い機能から順に、反復サイクルを用いて開発・改良を進める手法です。具体的には、機能別に開発スケジュールを立て、設計~テストを繰り返します。
アジャイルモデルとは異なり、スパイラルモデルでは、すべての機能が完成した(品質が保証された)タイミングでリリースします。リスク管理の徹底と品質重視の開発においては、スパイラルモデルを適用しましょう。
システム構築にかかる費用相場
システムの種類や規模・手法別に、システム構築にかかる費用相場を解説します。
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システムの種類別の費用相場
システムの種類別に、費用相場を見ていきましょう。
- <種類別の費用相場>
-
- 基幹システム:5~1000万円以上
- 業務支援システム:5~400万円以上
- ECサイト:50~1,000万円以上
- 予約システム:10~1000万円以上
上記のとおり、システム開発には多額の費用がかかるため「IT導入補助金」や「小規模事業者持続化補助金」などを活用するのもおすすめです。これらは、ITツールの導入、システム活用による事業・販路拡大などに適用される補助金です。
また、開発費用は次項で解説する開発手法によって変動するため、予算確保の際は参考にしてみてください。
開発規模や手法による費用の違い
まずは、開発規模別の費用相場から見ていきましょう。
規模 | 定義 | 費用相場 |
---|---|---|
大規模 | ・100名以上の人員・開発期間1年以上 | 1,000万~1億円以上 |
中規模 | ・チーム体制での開発・開発期間は3~6ヶ月 | 500万円~ |
小規模 | ・数名の人員・短納期(数週間~数ヶ月) | 20万円~ |
基幹システムを例に、開発手法別の開発相場も解説します。
- <開発手法別の費用相場>
-
- 既存ツール導入:5~10万円
- パッケージ導入+カスタマイズ:100万円~
- スクラッチ開発:500万円~
予算を確保する際は開発規模を照らし合わせつつ、どの手法にすべきかベンダーとも相談しましょう。
システム構築で意識すべきポイント
システム構築による目標達成(業務効率化や負担軽減など)のため、意識すべきポイントを解説します。
目的を明確化する
システム構築の目的は、単純にオートメーション化することではありません。業務効率化や従業員の負担軽減など、事業課題の解決が目的です。
「新しいシステムを構築する必要性」や「構築する背景」を明確にし、搭載すべき機能・性能の洗い出しを行いましょう。
目的の明確化は、要求・要件定義の具体化につながり、自社ニーズの実現へと昇華されます。
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現状の課題をくまなく伝える
業務遂行の中で、問題点や課題はベンダーにしっかり伝えましょう。
ベンダーは依頼主の要求に応えられるよう、要件や方向性の定義を設定します。問題・課題が曖昧なままでは「どの機能を」「どのような操作方法で」「どう出力するか」などを具体化できません。
現状の問題・課題はすべて洗い出し、ベンダーと相談しつつ、完成形の共有イメージを持てるよう意識しましょう。
開発手法を発注者から提案する
開発手法を依頼主・発注側から提案することで、完成品の品質やスケジュールを要求通りに最適化できる場合もあります。「システム構築の主な手法」で解説したとおり、開発手法によって仕様変更への柔軟性や予算・スケジュールの変動幅は異なります。
「開発プロジェクトで重要視したいポイント」を明確化したうえで、最適だと判断できる手法をベンダーに相談・提案してみましょう。依頼主・発注側が積極的にプロジェクトに関わることが、プロジェクトの成功にも大きく影響します。提案により、ベンダーから具体的なアドバイスを受けやすくなり、適切な手法で開発を進められます。
現場の意見を全体の問題解決に引き上げる
現場レベルの課題解決を図らなければ、新規システムが社内に定着しない恐れがあります。システムを実際に活用するのは、現場で働く従業員がメインです。
そのため、数字・データから判断できる課題のみを解決しても、従業員にとって使い勝手の悪いシステムが導入されるかもしれません。抜本的な改善を促すには、現場レベルの課題を洗い出し、社内全体の共通課題として開発に臨む必要があります。
システム構築は専門家への依頼がおすすめ
システム構築を専門家へ依頼することで、事業課題の効率的な解決、導入後のトラブル軽減などの効果に期待できます。専門家とは、システム導入・構築の支援サービスを手掛ける会社のことです。
支援サービスでは、業務プロセス・フローに合わせたシステムや改善方法の提案、ツールの選定などを依頼できます。他社での支援実績が豊富な場合、システム導入後のトラブルも想定した提案に期待できるでしょう。
システム導入の効果を最大化させたい場合は、専門家による支援を検討してみてください。
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まとめ
システム構築では、新規システム導入後の運用も含め、包括的な視点で検討しなければなりません。システムは「導入して終わり」ではなく、導入後の中長期的な運用、事業課題の解決が目的です。
ベンダーに開発を依頼する際は、開発工程だけでなく、開発手法や費用も含め予備知識を頭に入れておきましょう。全体像をイメージできなければ、ベンダーの選定基準や自社の要求などの明確化が困難です。現場レベルの課題や導入後の理想を具体化できれば、自社にマッチしたシステム構築が目指せるでしょう。
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