ウォーターフォール型開発とは?手順やメリット・注意点など解説していきます
- [更新日]2021/12/24
- [公開日]2021/12/24
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目次
ウォーターフォール型開発とは?手順やメリット・注意点など解説していきます
システム開発の開発手法にはいろいろなものがありますが、中でもウォーターフォール型開発を使うプロジェクトは多いと思います。
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ウォーターフォール型開発とは、企画⇒要件定義⇒設計⇒製造⇒テスト⇒納品などと、一工程ずつすすめていく開発手法です。
アジャイル型開発とは、なるべく早くシステムをリリースするために最低限の機能を備えたシステムを開発し、その後機能追加していくスタイルの手法です。
ウォーターフォール型開発とアジャイル型開発の異なる点は、以下のとおりです。
ウォーターフォール型開発には、以下のようなメリットがあります。
それぞれのメリットについて、詳しく解説します。
ウォーターフォール型開発では、企画工程で開発内容が確定し見積もりが完成すると、要件定義⇒設計⇒製造⇒テスト⇒納品とスケジュールを立てます。そのため、スケジュールの立て方が決まっているので、スケジュールを立てやすいというメリットがあります。
スケジュールが立ってしまえば、人員やリソースの手配などが立てられるので、計画通りにプロジェクトをすすめられるというメリットもあります。
ウォーターフォール型開発には、以下のようなデメリット・注意点もあります。
これらのデメリット・注意点について詳しく解説していきましょう。
ウォーターフォール型開発はその時対応できるすべての機能を一度に対応する長期スパンの開発手法なので、成果物が完成するまでに時間がかかります。
プロジェクトの途中で、ミスの混入やエラーが発覚したなど問題が発生した場合、修正の手間がかかります。たとえば、製造工程でミスが発覚した場合、仕様書の修正と確認、製造し直しとテストなど、過去の工程に戻って、修正しなければなりません。
ウォーターフォール型は、最初にすべて計画してしまうため、スケジュールを立てやすいですが、その反面、計画が大変という問題もあります。長期スパンの作業量をできるだけ正確に見積もるのは、非常に大変です。
ウォーターフォール型開発の流れについて、ご説明します。
この記事では、ウォーターフォール型開発とは何か、アジャイル型開発とは何が違うのか、ウォーターフォール型開発のメリットやデメリット・注意点、開発の流れなどについて解説しました。
そこで今回は、ウォーターフォール型開発とは何か、アジャイル型開発との違い、メリットや注意点・デメリットについて解説します。
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1. ウォーターフォール型開発とは
一つひとつの工程で抜けや漏れ、ミスがないかを確認しながら作業をすすめ、次の工程に渡していきます。いったん作業を見積もってスケジュールを立ててしまえば、先の作業が見通しやすいのが大きなメリットです。
ただし、大規模プロジェクトになりがちでスケジュールを立てるのが難しく、後工程になればなるほど、スケジュールがひっ迫しやすいという注意点もあります。前工程でミスやバグを混入させると影響が大きくなりすぎるため、注意が必要です。
また、よく似た手法としてアジャイル型開発がありますが、その違いについてご説明します。
アジャイル型開発との違い
たとえば、機能Aを企画⇒要件定義⇒設計⇒製造⇒テスト⇒納品したら、次に機能Bを追加して企画から納品までをおこないます。順番に機能C、機能Dと同じように追加していき、最終的にすべての機能を備えたシステムが出来上がります。
アジャイル型開発なら、できるだけ早く開発してほしいというクライアントの要望に応えることが可能です。細かく対応していくので、ミスや漏れが発生しても影響範囲が狭いというメリットもあります。
ただし、何度も開発を繰り返すため、システムのバージョン管理や仕様書類の管理などが煩雑になりやすいというデメリットもあります。
2つの開発手法を比較した内容は、以下のとおりです。
ウォーターフォール型
アジャイル型
機能追加内容
すべての機能を対応する
段階的に対応する
開発期間
長期間
短期間
機能追加時期
遅い
早い
エラー混入時の影響
大きい
小さい
仕様書類やモジュールの管理
簡単
複雑
2. ウォーターフォール型開発のメリット
スケジュールの組み立てやすさ
過去に似たような開発経験のプロジェクトがあるなら、過去のスケジュールを参考にすることも可能です。この機能追加数と難易度なら、過去の経験と今回の担当者のスキルから、これくらいのスケジュールで終わるだろうと計画できます。
機能追加内容や案件がすでに決まっていれば、過去の開発規模や難易度などを考慮して、何年も先のスケジュールを立てられるケースもあります。
計画通りにすすむ工程
たとえば、プロジェクトメンバーを3チームにわけ、1次機能追加をAチーム、2次機能追加をBチーム、3次機能追加をCチームなどと振り分けられます。
そして、1次機能追加が終わったAチームは4次機能追加、2次機能追加が終わったBチームは5次機能追加、などと、順々に対応できます。このようにプロジェクトを無駄なく順番にすすめていくことができ、計画通りに開発をすすめられます。
3. ウォーターフォール型開発のデメリット・注意点
成果物完成までに時間がかかる
そして、企画工程で仕様が決まった後は、仕様書類を作成し製造⇒テスト⇒納品とすすみますが、途中で簡単に仕様変更することは困難です。なぜなら、仕様書修正、コードの修正、テストのし直しなどの広範囲に手戻りが発生するからです。
過去に対応したことがないシステムを開発する場合は、試しに作ってみて、後で修正や機能追加をしていくプロトタイプ型開発のほうが適しています。
最初は機能が少なくていいから少しでも早くリリースしたいなら、少しずつ何度も機能追加していくアジャイル型開発がよいでしょう。
問題発生後の手間がかかる
しかも、開発規模が大きい場合、他の個所にも同様のエラーがないか、エラー修正による他モジュールへの影響がないかなどの確認も必要です。
アジャイル型のように小さく開発していく場合は影響が小さく済みますが、ウォーターフォール型の場合は、問題発生時の影響が大きくなりがちです。
計画管理資料作成に時間がかかる
過去のプロジェクト経験や類似の機能追加案件、担当者のスキルなどのデータを加味しながら、スケジュールを立てなければなりません。また、開発規模が大きい分、一度計画が狂うと、立て直しが難しいという問題もあります。
4. ウォーターフォール型開発の流れ
5. まとめ
ウォーターフォール型開発はIT業界で使われることが多いポピュラーな開発手法で、スケジュールが立てやすいというメリットがあります。一方で、開発スパンが長く、手戻りが発生すると影響が大きいという問題もあります。
ウォーターフォール型開発をおこなう場合は、そのメリットとデメリットを見極めて、自社の開発に合っているかを確認するようにしましょう。
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