株式会社シグナイト

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東京都

【自社で出来る】NFCでかんたん業務効率化


こんにちは。販売促進部の加藤でございます。

私事ですが、先日広島県に旅行に行ってきました。
あえて、お金を使い過ぎないようにと銀行のカードを自宅に置いていったのですが、
裏目に出て、帰路の広島空港に向かう途上にて金欠に陥りました。
(なぜ飛行機?という疑問は受け付けません。私は飛行機経験2回目だったのです…)

お財布のなかには野口英世さんがお一人。
現在地、広島県。目的地、東京都の自宅まで。

あなたなら、どうしますか?

私は冷静でしたね。ポケットのICカードを頼りにしようと思ったのです。
が、「いくら入っているんだ…」。
そんなとき、スマホでICカードの残高確認のできるアプリを発見。
そして私のXperiaZ3はNFCに対応していてそれができる!

詳細は省きますが、こうして野口英世さんとともに、東京の自宅になんとか帰還できたわけです。

前置きが長くなりました。
実は私、NFCを利用したことがなく、そもそもNFCとはなんなのかすら知りませんでした。
そこで調べてみたところ、「なぜもっと早く気付かなかったんだ」と思うほど
世の中で活用されていたので、ご紹介したいと思います。

◆そもそもNFCとは?

NFCとは、『Near Field Communication=近距離通信技術のことで、
SONYとPHILIPS(現NXPセミコンダクターズ)が開発した、いわゆる「かざす」ことで非接触ICカード機能と、
機器同士をBluetoothやWi-Fiを通じたデータ通信設定を簡単に行う機能の国際標準規格のことです』。
(引用:http://xperia-freaks.org/2015/01/04/nfc/)

身近なものでいえば、日本のいわゆる「おサイフケータイ」が類似するツールです。
※スマートフォンの「おサイフケータイ対応」と「NFC対応」は異なりますので、しっかりご確認ください。

このNFCは、近距離通信技術ですので、たとえば、NFC対応のスマートフォンをプリンターにあてれば、
スマートフォンとプリンターとの間で通信ができるようになるのです。

また、私が行ったように、ICカードの読み取りも可能となるのです。

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NFCの主な機能

- 機器同士のデータ通信
- 非接触ICカード読み取り

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このNFCの機能のうち、後者の非接触ICカード読み取りを活用すると、とても便利なようです。

◆環境設定も「かざす」だけ

スマートフォンのアクセサリに、「NFCタグ」というものが存在します。
この「NFCタグ」(または「スマートタグ」)はICチップを搭載しているのです。
NFC対応のスマートフォンにこのアクセサリを用いると、とても便利なことができるようになります。

端的にいうと、WiFiのON/OFFや音楽の再生/停止などを「かざす」だけで行えるようになるのです。

「使用してみないことには語ることなし」
と思い、実際に使用してみました。

まず、NFCタグはAmazonで購入。
購入したものは「Sony Ericsson 純正 Xperia スマートタグ NT1 4色セット GENUINE ORIGINAL SMART TAG」(画像参照)。

おしゃれですね。

次に、NFCタグに設定を行わなければなりません。
これを行うには、アプリが必要のようです。
『スマートコネクト』というアプリがXperiaZ3には搭載されていたのですが、
私は『NFCタグマティック』というアプリをインストールしました。

ひとまず、私は「会議用の環境設定」を登録しました。
というのも、私は普段、マナーモードで生活しているのですが、
アラームだけはマナーモードでも音が鳴るようになっているのです。
休日などは不規則な生活を送っているので、気にかけていないと平日は真昼間に鳴ってしまうわけです・・・。。

さて、設定できるのでしょうか?

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使用アプリ:『NFCタグマティック』

設定内容
- 音設定・・・すべてのアプリの音量をゼロに。
- テザリング切替・・・客先ではノートパソコンはテザリングで使用するため。
- タイマー設定・・・次のアポの時間を知らせてもらうため。ひとまず1秒に設定。
- アプリ起動・・・議事録に起こすもののような場合に、ボイスレコーダーを起動するように設定。

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なるほど、便利ですね。
すべてのアプリの音量をゼロにしたので、タイマーもしっかりバイブレーションだけ。

テザリングはどうやら失敗したようなので、今後試行錯誤が必要のようです。
ボイスレコーダーの録音の開始はさすがにできないようですね。

NFCタグには、設定できるための容量が決まっています。
『NFCタグマティック』では、環境設定を戻すため専用ののNFCタグが必要になるようです。

一方、『スマートコネクト』というアプリでは、
開始アクションと終了アクションを行うことができるので、
ひとつのNFCタグで簡単に切り替えができそうです。

ただ、『NFCタグマティック』に比べると設定できるアクションが少ないように感じます。

◆会議の効率化にも有効

このNFCタグは、やはりさまざまなことに活用ができそうです。
たとえば、会議室の壁にNFCタグを張っておく、なんてこともできそうです。

会議をはじめる際に、会議ごとに必要な情報や資料のURLをNFCタグに登録して張っておけば、
会議に入る際にNFCタグを使って、それぞれがその場で資料を手にできるわけですね。
NFCの搭載しているPCも、市場に出回っているようですから、そのまま会議を始められますね。

会議を紙で行っているのであれば、それは改善したほうがよいでしょう。
また、「URL」といいましたが、資料をエクセルやワード、パワーポイントで作っているのなら、
Google sheets(スプレッドシート)、Google ドキュメント、Google スライドを使うべきです。

これらは、

- スプレッドシート⇒クラウド型(Web上の)エクセル
- Google ドキュメント⇒クラウド型(Web上の)ワード
- Google スライド⇒クラウド型(Web上の)パワーポイント

と言い換えることができます。
共有をかけることで、特定の人のみがそのURLをみることができるように設定ができます。

もちろん、これらはGoogleアカウントを持っていれば、無料で使用することができます。
さすがGoogle先生だと思います。

弊社では現状、GoogleのChromecastを使って会議をしています。
もちろん、エクセルなどを使う機会はほとんどありません。

◆補足:家計簿もかんたん

Androidのアプリに「ぺそぎん家計簿」というものがあります。
このアプリでは、ICカードや電子マネーカードをスマートフォンにかざすだけで、家計簿をつくることができるというもの。

現金での支払いは、通常の家計簿入力になってしまいますが、
買い物の方法をICカードや電子マネーに変えることができれば、かんたんに収支が把握できるようになります。

前回、弊社の勤務形態変更にともない、勤怠システムが変わったことを述べましたが、
このNFCの非接触ICカード読み取り機能を用いて、弊社では勤怠管理とともに交通費清算を行っているわけです。

◆まとめ

NFC、ご存知の方はご存知なんだと思います。
しかし、2012年にKDDIが調査した内容によると、NFCを「知らない」と回答したのは88%だそうです。
(参考:http://www.paymentnavi.com/paymentnews/29781.html)

これを機に、NFCやNFCタグの活用方法を考えていけば、さまざまな作業時間を短縮できそうです。
あるいは、新しいプロモーション方法にも使えそうです。

消費者にスマホのNFC設定をONにさえしてもらえれば、
たとえば店頭の商品で
 『かざすだけ!この商品を皆に知らせませんか?』
と、NFCタグを商品ごとに設置するわけです。

NFCタグを「Facebookにメッセージ(定型文)を投稿する」と設定しておけば、
消費者が勝手に商品のプロモーションをしてくれるわけです。

私はNFCを知りませんでした。
スマホでICカードをかざしたときに読み取ってくれる際の驚き、
「家に帰れる!」(ギリギリで)と感じたときは、本当に感動しましたね…。

消費者はNFCをほとんどご存知ないわけですから、NFCを使ってみて、感動してもらえるかもしれません。
また、面白がってたくさん商品をプロモーションしてくれるかもしれませんね。
このようなプロモーションによって、自社の商品を宣伝するとともに、NFCも普及することができるのかもしれませんね。
これを行うか行わないかは、早いもの勝ちでしょう。

残念なことに、弊社はBtoBの会社です。それに、物理的なカタチのあるものは扱っていません。
しかし、NFCを取り入れたシステムの開発など、なにやらできそうな気がしますね。

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EDITOR PROFILE

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根津 典幸

販売促進部



映像業界から飲食業界を経て、制作部として入社するも半年で営業部に転属され今日に至る。

「よく働き、よく遊ぶ」をモットーに日々取り組んでいます。

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