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ちょっと待ってシステム開発依頼時に見逃しがちな「ライセンス違反」
- [更新日]2020/11/19
- [公開日]2016/10/31
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- 株式会社エンハンサー
企業組織内でのソフトウェアの不正コピーや、ライセンスを取得していないソフトウェアの共有やインストールなどの問題が取り沙汰されています。ビジネス ソフトウェア アライアンス(BSA)というワードを聞いたことはないでしょうか。
BSAは、PhotoshopやIllustratorなどのAdobe製品、OfficeやWindows OSなどのマイクロソフト製品などのソフトウェアに対する権利保護活動を行う団体です。昨今、日本国内でも違法コピーソフトウェアに対する啓蒙活動を行っているので、不正コピーやライセンス違反に敏感になるシステム担当者も少なくないと思います。
実は、システムの開発時に注意したいポイントとして「ライセンス違反」があります。
システムはバックエンドで動き、表からは動作を確認しづらいです。そして、現場のエンジニアが気づかないうちに「ライセンス違反」を犯し開発が進んだ後にライセンス違反が発覚したというケースもあります。
・間接アクセスによるライセンス違反
SAPが導入されているA企業。追加開発で非SAPアプリケーションを開発し、そのアプリケーション経由でシステム(データベース)にデータを入力する(SAP)場合、SAPのライセンスが必要になります。この場合、「間接アクセス」となり、ライセンス違反に当たります。特に長年SAPを利用している企業など複数の非SAPのシステムが動いており、知らずとライセンス違反になっているケースがあるので注意が必要です。
・既存システムのソースコードの著作権や権利を持っていない
何らかの理由で既存のシステムの改修を行う際に、開発依頼したシステム開発会社とは違う会社に依頼することもあるでしょう。その際に陥りやすいのが、既存システムのソースコードの著作権や権利を自社が所有していない場合です。ソースコ-ドの権利はシステム開発依頼時の契約書に基づきます。ソースコードの権利を持っていない場合、既存システムのソースコードや画面デザインを流用して、システム開発を行うと「ライセンス違反」となってしまいます。
長期間使用するシステムだからこそ気をつけたい
社内の基幹システムは一度新しくすると5年、10年と長期間に渡り使われるシステムです。業務の効率化やデータ分析等、システムに対する期待はどんどん拡大しています。システム開発の依頼時に見逃しがちな「ライセンス違反」。システム開発を担当者としては、しっかりと確認しておきたいポイントです。
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EDITOR PROFILE
株式会社エンハンサー
藤田 和宏
弊社は設立当初より行っているパッケージ開発、BI導入支援を軸として事業を展開してきました。
弊社は言われたことをやるだけではない、お客様業務のどの部分をIT化したらよいか、業務改善の余地は無いか、お客様の会社をよりよい状態にできるか、そのようなことを考え提案し、最善を尽くしてまいります。
今後、一層、皆様から必要とされるよう、精進して参りますので今後とも一層のご理解、ご支援を賜りますようお願い申し上げます。
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