Ruby On Railsとは?メリットやできることを初心者向け解説
- [更新日]2021/12/27
- [公開日]2021/12/27
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目次
Ruby On Railsとは?メリットやできることを初心者向け解説
近年さまざまなプログラミング言語でシステムやアプリケーション開発が行われていますが、その中でも有名なフレームワークとして利用されている「Ruby On Rails」をご存じでしょうか。
ぜひ、最後までお読みください。
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はじめに、Ruby On Railsとは、どんなものであるかについてご説明します。
そもそも、Ruby On Railsの「Ruby」とは、日本のソフトウェア技術者である、まつもとゆきひろ氏が作りあげたプログラミング言語です。Ruby On Railsは、このRubyを使用したフレームワークのことを意味します。
Ruby On Railsは、2004年に、デイヴィッド・ハイネマイヤー・ハンソン氏によって、最初のバージョンがリリースされました。
Ruby On Railsには、大きくわけて3つの特徴があります。
リソースフルルーティングとは、リソースベースでルーティングを設定できるRuby On Railsの仕組みのことです。ここでは、リソースは、操作対象のデータを意味します。ルーティングとは、アプリケーションのコントローラーへ指示を出すための道筋というとわかりやすいでしょう。
オブジェクト指向とは、簡単にいうと「オブジェクト(モノ)に役割を与えて、プログラミングすること」になります。たとえば、車というモノを用意したとすると、発進・ブレーキ・バックするといった役割を与えるといった感じです。
MVCモデルは、それぞれModel(モデル)・View(ビュー)・Controller(コントローラー)の頭文字をとっており、これらの3つを分離して実装し連携させることで、アプリケーションの処理を行う方式のことです。
次に、Ruby On Railsを使用するにあたってのメリットを紹介します。
専門書での学習はもちろんのこと、近年ではProgateやドットインストールなどといったプログラミングの学習サービスがあります。そのため、スマートフォンでも、簡単に学習する環境が整う点が魅力的です。
Rubyの設計思想として、ストレスなくプログラミングを楽しむことを、開発者のまつもと氏は説明されています。ここまでRubyが愛されているのも、ストレスなく書けるからだと考えられます。
近年のWebサービスやアプリケーション開発には、Ruby On Railsを用いた開発が多くなっています。Ruby On Railsには、オブジェクト指向やMVCモデルなど、他のプログラミング言語と共通した考え方があるため、一度学習しておくと、他のプログラミング言語を使用した際にも、役に立つことは間違いありません。
Ruby On Railsは、Webサイトから業務システム開発まで、さまざまなサービスの開発に使用されるほど応用範囲が広いです。作りたいサービスがあれば、いったん無料で開発できるRuby On Railsを選択肢にしてみるのもいいでしょう。
Ruby On Railsは、先ほどご説明したMVCモデルを採用しているため、機能の追加が簡単にできます。また、不具合を見つけたとしても探しやすく、すぐさま改修しやすいモデルとなっております。
ここまで、Ruby On Railsについてご説明してきました。具体的にどのようなものが作れるのかについて、ご紹介します。
Ruby On Rails では、Webサイトを制作することが可能です。たとえば、Gunosyの管理画面は、 Ruby On Railsを使って開発されています。Gunosyは、国内外のさまざまな情報を、ユーザーに提供するまとめサイトです。
spreeやsolidus、ROR EcommerceなどのRuby On Railsで作られたオープンソースのEC機能が、すでに存在します。したがって、導入しカスタマイズするだけで、簡単にECサイトを作ることが可能です。
Ruby On Rails では、Webアプリケーション開発も可能です。レシピサイトとして有名なクックパッドのシステムにも、Ruby On Railsが使われています。具体的には、ユーザーからアップロードされるレシピ情報やアカウント情報の管理に活用されています。
Ruby On Rails では、SNSサービス制作が可能です。Twitterは以前、Ruby On Railsで開発されていました。
スクレイピングとは、Webサイトから情報を抽出し、目的に合わせて利用しやすく加工することです。ホームページの更新など、常時変更されていく情報を、リアルタイムで取得することができます。なお、スクレイピングする際には、Webサイトの著作権に注意しなければなりません。
プロジェクト管理システムであるRedmine(レッドマイン)も、Ruby On Railsを使って開発されています。Redmineでは、タスク管理やソフトウェアの不具合管理など、アジャイル開発では必須のシステムになっています。このような業務システムも、Ruby On Railsで実現可能です。
ここまで、Ruby On Railsについて紹介してきましたが、注意点があります。導入する前に、確認しておきましょう。
C言語に比べると、Rubyは、数十倍から数百倍遅いことが、ベンチマークから明らかになっています。大容量のデータを高速に処理したい場合は、この点に注意しなければなりません。
フレームワークを用いた開発であるため、エラーの原因を特定するためには、フレームワークの構造をある程度理解する必要があります。初心者には難しいかもしれないため、コツコツと学習を積み重ねていく必要があります。
一般的にRuby On Railsは、スマホアプリ開発やゲーム開発、機械学習やAI学習には、適していません。開発したいサービスによって、プログラミング言語を変えなければなりません。必ずしもRuby On Railsが活躍できるとは限らないので、注意が必要です。
それでは最後に、Ruby On Railsの導入手順を簡単にご紹介します。Ruby On Railsの導入には、あらかじめRubyをインストールしておく必要があります。
以上の手順で、Ruby On Railsを使用することが可能です。
Ruby On Railsについて、ご紹介しました。改めて、Ruby On Railsについてまとめます。
先述したとおり、Ruby On Railsを使用したサービスは、すでに世の中に浸透しています。本記事を、Ruby On Rails導入の参考にしてみてください。
「これからRuby On Railsを使った開発案件に取り組みたいけれど、どんな言語なのか知りたい」「アプリケーション開発を外注してみたいけれど、Ruby On Railsってどんなものか知っておきたい」「弊社でRuby On Railsを使ってみたいけれど、どのような手順で導入できるのかわからない」そんな方のために、Ruby On Railsについて、解説します。
Ruby On Railsについて、この記事では、以下のような内容をご紹介します。
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1. Ruby On Railsとは?
プログラミング言語Rubyで使えるフレームワーク
フレームワークとは、アプリケーションを開発する際の土台となる枠組みのことです。そのため、フレームワークを元にプログラミングを行うことで、最低限のコードで記述可能になります。
Ruby On Railsは、オープンソースのフレームワークであることから、無料で使用できるのが魅力です。さらにRuby On Railsは、不具合修正や新機能の開発が、世界中の技術者たちによって、活発に行われています。
Ruby On Railsの歴史・由来
Ruby On Railsの由来は、「Rails=線路(レール)」であることから、Rubyでアプリケーション開発がスムーズに進められるフレームワークという意味で名付けられました。
それ以降さまざまな技術者が、不具合修正・機能追加を繰り返し、2021年12月14日現在、Ver.6.1.4.1までリリースされています。
Ruby On Railsの3つの特徴
リソースフルルーティング
プログラミングに詳しくない方向けに説明すると、操作対象のデータをルーティング設定することで、データの表示や新規作成、更新や削除などの処理を、簡単に指示することが可能です。
オブジェクト指向
オブジェクト指向の考え方として、他のプログラムのコードに干渉されないように設計する必要があります。そうすることでコードのメンテナンス性を向上させ、アプリケーションの品質を保つことが可能です。
MVCモデル
Modelはデータの管理、ViewはModelやContollerからの指示を受けて、データの表示や出力を行います。Controllerは、操作を受け付けて、ModelやViewへ伝達させる役割をもっています。
このように設計を分離させることで、開発時に分業が可能になるだけでなく、プログラムの変更がほかに影響するのを防ぐことが可能です。
MVCモデルについて詳しく知りたい方は、MVCモデルとは?その概要とメリットを解説をご覧ください。
2. Ruby On Railsのメリット
学習しやすい
コードが短く直感的に書ける
仕事で役に立つ機会が多い
応用範囲が広い
機能の追加・改修がしやすい
3. Ruby On Railsでできること
Webサイト制作
Gunosyでは、社内メンバー・メディア・広告主別に管理画面を設計しており、それぞれ機能を分離して提供しています。
ECサイト制作
Webアプリケーション開発
SNSサービス制作
ユーザーの増加によって需要が伸びはじめたことで、大量の同時コネクションを維持し続けなければなりません。そういった効率化を求めて、現在では、JavaVMに移行して運用が継続されています。
スクレイピング
業務システム開発
4. Ruby On Railsを導入するうえでの注意点
処理速度があまり速くない
エラーの原因が特定しにくい
あまり向かない用途もある
5. Ruby On Railsの導入手順
6. まとめ
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