システム開発工程とは?定義や流れ、よく使われる略称をわかりやすく解説
- [更新日]2024/11/29
- [公開日]2019/04/25
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目次
システム開発工程とは?定義や流れ、よく使われる略称をわかりやすく解説
システム・ソフトウェア開発を外注する際は、「こちらの要望に沿ってもらえるか」「こちらで対応すべきことはあるか」といった不安や疑問があるかもしれません。そこで今回は、システム開発工程について解説します。開発の流れを理解することで、発注側が意識すべきポイント、開発にかかるべきタイミングなどが見えてくるでしょう。 さらに、よく使われる略語や外注のメリット・デメリットなども解説します。システム・ソフトウェア開発への理解を深め、外注時の不安や疑問を解消できれば、費用対効果の高いシステムの開発を実現しやすくなります。
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03-6427-5422 システム開発工程とは、基本的に上流から下流に流れる形式で、段階的に開発を進める開発手順です。開発プロジェクトが破綻しないように全体を管理するため、工程別にわけられます。 上流では、主に開発の計画や実装する機能などの打ち合わせが行われます。下流へ進むにしたがい、機能の実装やテストなど、本格的な開発へと進みます。 各工程の作業内容については、次項から詳しく見ていきましょう。 システム開発を相談できる開発会社をお探しの場合は、リカイゼンまでお気軽にご相談ください。リカイゼンでは、要望にあった開発が可能な会社をリストアップし、無料でご紹介いたします。
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03-6427-5422 納期遅延や仕様変更・修正などを回避するため、発注者として最低限の開発工程を把握しておきましょう。 プロジェクト計画では、以下の内容を定義します。 プロジェクト計画は、今後の方針やチームの共通認識となり、成果物の品質にもつながる重要なポイントです。 要件定義は、発注側の課題・目標達成に向けて、必要な機能・性能や導入方法、工数などの洗い出しを行う工程です。今後の開発は、要件定義に沿って行われます。 発注側・開発会社で認識がズレていては、期待するシステム・ソフトウェアが完成しません。発注側は、経営課題や業務上の問題、ほしい機能・性能などを開発会社に伝え、潜在ニーズを顕在化してもらいましょう。 基本設計では、要件定義の内容をもとに、システムの構造や実装する機能で実現することを定義します。主に操作画面(ユーザーインターフェース)やデータの保存方法などを設計するため、使い勝手や品質に直結するポイントです。 また基本設計は、上流工程において発注側が携わる最後の工程なので、提示された資料を確認し、問題があれば必ず修正してもらいましょう。 詳細設計は、基本設計の内容を実装方法へ落とし込む工程です。設計されたシステム・ソフトウェアの構造・機能を、開発チームに必要な設計図として落とし込みます。各機能の動作やアルゴリズム、データ処理方法など、開発者向けの資料となります。 実装とは、詳細設計をもとに、プログラミングによって機能・性能を具現化する工程です。設計書のとおりに各機能が動作するかを確認しつつ、作業が行われます。 単体テスト・結合テストは、完成した各機能が問題なく動作するかを確認するための工程です。 単体・結合テストの実施により、プログラミング上のバグの発見・修正が行われます。 システムテストは、機能全体が発注側の要求通りに作動するかを確認する工程です。セキュリティや処理速度、ユーザービリティなども含め、総合的なテストが行われます。 運用・受け入れテストは、納品前の最終的な確認工程です。実際の環境で動作確認が行われ、システム・ソフトウェアの信頼性や実用性が判断されます。 テスト終了後は、本番環境への導入(納品・リリース)です。納品・リリースには、主に以下の2パターンがあります。 スピード感を重視する場合は一斉移行、トラブル回避や従業員への負担軽減などを想定する場合は順次移行など、希望・状況に応じた方法を選択しましょう。 リリース後は、システム・ソフトウェアを安定稼働させるための運用・保守が行われます。リリース時に問題がなかったとしても、実際の運用でバグや機能改善すべき箇所が出るケースも少なくありません。 運用・保守は基本的に開発会社へ任せられますが、実際のサポート体制は発注前に確認しましょう。長期運用を担保できる開発会社を選別することが重要です。 システム開発工程の主な開発モデル2種を解説します。 システム開発を相談できる開発会社をお探しの場合は、リカイゼンまでお気軽にご相談ください。リカイゼンでは、要望にあった開発が可能な会社をリストアップし、無料でご紹介いたします。
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03-6427-5422 ウォーターフォール開発は、上流~下流へいたる工程を段階的に踏みながら進める開発手法です。前の工程に戻らないことが前提の開発手法なので、上流工程では綿密な計画が立てられます。 シンプルながらもスケジュールの順守、品質担保などのメリットがあるため、大規模開発や基幹システム開発などに向いた手法です。 アジャイル開発とは、開発プロジェクトを細分化し、機能単位で開発を行う手法です。機能別に計画・設計・実装・テストを繰り返すため、開発途中での仕様変更に対応できます。さらに、実装する機能を必要最低限に抑え、開発期間が短縮できることも、アジャイル開発のメリットです。 スタートアップ企業のアプリ・ソフトウェアや、流動的なビジネス環境に対応したシステムなど、スピード・柔軟性が求められるプロジェクトに適した手法といえるでしょう。 システム開発工程に沿って進めるメリットを3つ解説します。 システム開発を相談できる開発会社をお探しの場合は、リカイゼンまでお気軽にご相談ください。リカイゼンでは、要望にあった開発が可能な会社をリストアップし、無料でご紹介いたします。
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03-6427-5422 システム開発を計画に沿って進めることで、イレギュラーな事態を防ぎ、想定されるリスクを回避できるため、品質を保ちやすくなります。システム開発における品質とは、機能・性能だけではなく、スケジュールや予算の順守、トラブル軽減など包括的なポジティブ要素です。 各工程を計画通りに進め、検証やテスト、リリースなどを丁寧に行うことは、発注側にとっての満足度向上につながるでしょう。 システム開発工程に沿った進行は、納期遅延やコスト増大を防ぐことにもつながります。たとえば、工程に沿わない開発が実施された場合、「この機能が足りていない」「もっと効率的なプロセスにしたい」などの仕様変更が繰り返されるかもしれません。 一方、計画に沿った開発は、上流工程で要件定義や基本設計が行われるため、上記のような仕様変更のリスクが軽減されます。スケジュールの遅延やコスト増大などを防ぎやすくなり、発注側にとっても価値のある方法といえるでしょう。 工程に沿った開発は、発注側・開発側のコミュニケーションを円滑化させます。上流工程の要件定義・基本設計では、発注側も打ち合わせに参加し、自社の課題や要求を伝える必要があります。 さらに、発注側・開発側で、開発方針や実装機能などの共通認識を持つことが大事であり、自ずとコミュニケーションは活性化します。こちらの要望を直接伝えられるため、希望に沿った成果物を得やすいでしょう。 システム開発工程における注意点を2つ解説するので、開発会社に発注する際は必ず確認しておきましょう。 発注側も積極的に参加しなければ、ニーズを満たすシステムは開発できません。開発会社は、発注側の経営課題や業務プロセスなどをヒアリングし、それらを反映したシステム・ソフトウェアを開発します。 しかし、開発会社に丸投げの状態では、開発会社はニーズを具現化できません。要望に沿ったシステム・ソフトウェアを開発してもらえるよう、発注側も積極的に開発へ参加しましょう。 下流工程で仕様変更依頼を出した場合、スケジュールや予算も含め、開発全体に大きな影響を及ぼします。 下流工程は、すでに開発がスタートしている状態です。仕様変更を行うと、一部の開発が進んでいる状態を解消し、再度作り変えるリスクがあります。 スケジュールの再調整はもちろん、対応できない仕様もあるでしょう。要望や課題は、上流工程のヒアリングですべて提示し、仕様変更のリスクを抑える必要があります。 システム開発工程でよく使われる略称の一覧をご紹介します。 上記のような専門用語を頭に入れておくことで、開発会社との打ち合わせをスムーズに進めやすくなります。 システム開発を外注するメリットとデメリットは、次のとおりです。 システム開発を外注することで、実績や経験に裏打ちされた専門的なスキル・知識を持つ開発会社に、すべてを任せられます。社内で設備・人員を追加投資する必要がなく、人的リソースも開発会社で調整してもらえます。 一方、外注の場合、開発スキル・ノウハウが社内に蓄積されません。システムトラブルや改修など含め、基本的にそのシステムに関わる内容は、開発会社頼りになるでしょう。 外注するにあたって、必要な情報・データ、システム環境を共有するケースもあり、セキュリティリスクへの注意も不可欠です。メリット・デメリットを把握したうえで、外注すべきかを判断しましょう。 システム開発を相談できる開発会社をお探しの場合は、リカイゼンまでお気軽にご相談ください。リカイゼンでは、要望にあった開発が可能な会社をリストアップし、無料でご紹介いたします。
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03-6427-5422 システム開発の依頼におけるポイントを見ていきましょう。 システム開発を依頼する際は、必ず実績を見て、今回の案件と同ジャンルの実績があるかを確認しましょう。開発実績があれば、こちらの要望に応じた適切な提案に期待できます。また、タイトなスケジュールは、開発プロジェクトを破綻させるリスクがあります。開発会社とも打ち合わせを行い、負担の少ないスケジュールを設定しましょう。 さらに、打ち合わせの際は、窓口を一本化させたほうが混乱を招きません。たとえば、担当者が複数いる場合、一部の担当者が把握していない情報が出てくる恐れもあります。情報を共有できるよう、責任者となる人物が窓口となり、開発会社との打ち合わせに参加したほうが無難です。上記のポイントを押さえつつ、システム開発のトラブルを最小限に抑えましょう。 システム開発工程は、開発プロジェクトを円滑に進め、トラブルを最小限に抑えるために実行すべき手順です。実行するのは開発会社ですが、発注側も全体の流れや用語を把握しておきましょう。 すべて丸投げしていては、要望に沿ったシステム・ソフトウェアを開発してもらえません。こちらの課題やニーズを明確化し、開発会社と密にコミュニケーションを取ることが、システム開発成功のカギです。
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システム開発工程とは?
工程の流れ
工程の詳細
上流
↓
↓
↓
下流
プロジェクト計画
要件定義
基本設計
詳細設計
実装
テスト
納品・リリース
運用・保守
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システム開発工程の段階ごとの作業内容
プロジェクト計画
要件定義
基本設計
詳細設計
実装
単体テスト・結合テスト
システムテスト
運用テスト・受け入れテスト
納品・リリース
運用・保守
システム開発工程には2種類のモデルがある
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ウォーターフォール開発
アジャイル開発
システム開発工程に沿って進めるメリット
受付時間:平日10:00〜18:00
品質を保ちやすい
納期遅延やコスト増大を防げる
コミュニケーションが円滑化する
システム開発工程においての注意点
発注側も積極的に参加する
下流工程での仕様変更は大きな影響を及ぼす
システム開発工程でよく使われる略称の一覧
略語
意味
内容
SP
システム企画
開発計画の立案
SA
要求分析
システム要件の洗い出し
RD
要件定義
要求を仕様に落とし込む
BD
基本設計
システム構造などを設計
UI
ユーザーインターフェース基本設計
操作画面などの設計
ED
外部設計
実装する機能を設計
DD
詳細設計
処理手順やアルゴリズムの設計
ID
内部設計
システムの処理フローを設計
SS
構造設計
全体のフローを設計
FD
機能設計
機能の動作を定義
PD
プログラム設計
各プログラムの動作を設計
PG
プログラミング
設計書をもとに開発を実行
CD
コーディング
プログラミング言語を用いて機能の動作を作成
UT/IT/PT
単体・結合・総合テスト
完成した機能のテスト
ST
システムテスト
システム全体のテスト
OT
運用テスト
実際の環境で行うテスト
システム開発を外注するメリットとデメリット
メリット
デメリット
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システム開発の依頼におけるポイント
システム開発外注のまとめ
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