前回、弊社が独自に開発したパッケージソフト「メールマネージャー」の紹介をさせていただきました。
ここでは「メールマネージャー」をお使いいただいているクライアントの事例から、集めたデータをどうやって活用するかについて話をさせていただきます。
入会時に記入していただいた会員データを、みなさんはどのように活用されているでしょうか。前回、ご紹介したように、会員の属性(性別、年齢、年収、居住地域など)から検索・抽出を行い、お知らせのメールを送るというのは、すでにやってらっしゃることと思います。弊社はそれだけにとどまらず、データ分析を行うことで、データのさらなる有効化を提案しています。
クライアントは地方のスポーツチームで、弊社はファンクラブの会員管理を請け負っています。会員は、入会時にプロフィール(=属性)を登録しています。会員は、試合の入場時に会員カードを提示します。そして試合を観に来た回数が増えていくと、景品がもらえるシステムです。
ここまでは普通に見られるシステムですが、弊社は、こうして蓄積されたデータを次回に活用することを提案しました。
たとえばファンクラブのイベントが予定されているとき、事前にチラシを配布したり、来場者に渡す景品を用意したりしますが、そもそも何人が来場されるのかがわからなければ、チラシの枚数も、景品の数も決められません。その数の予測を、過去の来場者のデータから分析するのです。このイベントには、ファンクラブに入っている会員以外も来場されますが、その人数の分析も可能です。過去のデータが蓄積されていくことで、その正確性はさらに高まっています。
――分析することでトレンドが見える!――
データの分析は、とくに物販で効果を発揮します。
クライアントのようなスポーツチームだけでなく、イベントを開催するアイドルやミュージシャンにとっても、入場料の売り上げ以上に重要なのが物販です。この物販の売り上げを高めることがイベント成功のカギといっても過言ではありません。
クライアントの会員は、イベント会場で買い物をする際、会員カードを提示することで割引が受けられます。これはよく見られる会員サービスですが、割り引くだけで終わっているケースがほとんどではないでしょうか。
弊社は、会員が何を買ったかというデータを、ここで収集することが大切だと考えます。商品タグにはコード(QRコードなど)が付けられています。レジでコードを読み取り、併せて会員カードのコードを読み取ることで、どんな属性の会員がどんなものを購入したかがわかります。このデータを分析することで、次回、どんな商品を多く用意すればいいか、あるいは新しい商品はどんなものが売れそうか、すなわちトレンドが見えてくるというわけです。
会員以外の人が商品を購入した場合も、POSレジで性別や年齢を登録します。弊社はこのデータも分析の対象とします。
POSシステムは、スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどを中心に採用している企業が多くありますが、それを有効に活用できていないところがほとんどだと感じます。「今日はこの商品が◯◯個売れた」「だから、明日は〇〇個仕入れよう」というレベルに留まっているのではないでしょうか。
誰が買ったかわからないけれど、何が何個売れたかはわかる、という程度のデータでは、トレンドを見極めるための役には立っていないのです。
データは分析してこそ価値があります。
分析を目的とするソフトは山ほどあって、それを導入されている企業も多くありますが、こうした購買データと結び付けているところはまず見当たりません。それに対して、弊社はデータを結び付け、さらに情報分析のプロが分析を行うところに大きな強みがあると考えています。
ここでご紹介した事例のクライアントの会員数は、決して多いというわけではありません。1,000人単位のデータであっても、分析して活用する意味は十分にあります。
会員データなどの顧客情報をもっと活用したいと考えている企業の方がいらっしゃいましたら、ぜひ一度ご相談ください。
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EDITOR PROFILE
株式会社テレマ
三輪 剛
みなさまの生活に欠かせなくなったコンピュータや携帯電話等の情報端末ですが、ソフトウェアがなければ、ただの物でしかありません。
いろいろなソフトウェアが複雑に動作した結果、みなさまのお手元に必要な情報として提供されています。
情報は【水道・電気・ガス】の様なインフラとして生活に溶け込んでおり、気にすることが無ければ表に出るものでもございませんが、実はテレマで開発されたソフトウェアがどこかで使われている・・・
「縁の下で日本の情報基盤を支える」そんな企業を目指しています。
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