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バックエンド開発とは?初心者が知るべき基本と、受託開発にかかる費用と流れ

目次

バックエンド開発とは?初心者が知るべき基本と、受託開発にかかる費用と流れ

システム開発では、ユーザーの目に見える画面部分だけではなく、裏で動くシステムの処理も開発する必要があります。裏の部分の開発はバックエンド開発と呼ばれており、システムの機能や性能などが決まる非常に重要な開発です。

ここでは、バックエンド開発とは何か、フロント開発とは何が違うのか、バックエンド開発に必要なスキルや費用についても解説していきます。

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1. バックエンド開発とは

バックエンド開発とは、どのようなシステム開発なのでしょうか。システムは、ユーザーに近い側の「Webサイド」と、ユーザーから遠いサーバー側の「サーバーサイド」の2つにわかれます。Webサイドの開発は「フロント開発」、サーバーサイドの開発は「バックエンド開発」と呼ばれています。

バックエンドとフロントエンドの違い

WebサイドはWebサービスやWebアプリケーションなど、ユーザーが直接見て操作する部分です。具体的には、文字や画像を挿入したり、フォームやボタンを配置したり、映像を動かしたりする部分を開発します。

サーバーサイドでは、データベースへの情報の保持や、データの処理他システムとの連携などを行います。具体的には、ユーザーが画面に入力した名前や生年月日をサーバーサイドでデータベースに格納したり計算や処理をしたりして、結果をWebサイドに返すシステムです。

Webサイドでは画面に関わる制御をするだけなので、Web側のフロント開発を行っただけでは完全なシステムを構築できません。フロント開発と同時に、実際の処理を行うバックエンド開発を行うことで、システムの開発が完了します。

バックエンド開発では、Java・PHP・Python・Ruby・SQLなどのプログラミング言語が使われており、フロント開発では、画面を制御するHTML・CSS・JavaScriptなどの言語が使われます。

フロントエンドとの違いを初心者にも分かりやすく解説

上記では、バックエンド開発とフロント開発について説明しましたが、具体的にどのような違いがあるのでしょうか。ここではそれぞれの特徴や役割、使う言語など、2つの違いについて以下の表にまとめました。

【バックエンド開発とフロント開発の違い】
バックエンド開発 フロント開発
システム構成 サーバーサイド Webサイド
役割 データベースへの情報の保持、データの処理、他システムとの連携など 文字や画像の挿入、フォームやボタンの配置、映像を動かすなど
主なプログラミング言語 Java・PHP・Python・Ruby・SQLなど 画面を制御するHTML・CSS・JavaScriptなど

このように、バックエンドとフロントでは、役割の違うシステムが開発されています。

2. バックエンド開発者に求められるスキルとは?

ここからは、バックエンド開発を行う開発者に必要なスキルについて、詳しく解説しましょう。

バックエンド開発で必要なプログラミングスキル

プログラムのコーディングを行うなら、プログラミングスキルが必要不可欠です。担当する開発プロジェクトで使う言語を習得しておけば問題ありませんが、具体的にはJava・PHP・Ruby・Pythonなどの言語が使えると良いでしょう。

データベース開発を行うなら、SQLなどの言語の習得も必要です。ただし、プログラミングに関する資格や知識があるというだけだと、現場では役に立たない可能性があります。

人材を探しているときは、過去にその言語を使って現場でプログラミングをした経験がある人材を採用するのが理想です。言語の知識や経験が少ない場合には、学ぶ意欲が高く、常に新しい情報を取り入れられる人材が必要になります。

バージョン管理ツールの基礎知識

システムを開発は一度開発しただけで終わることはほとんどなく、仕様変更や修正が入ることが多いです。

仕様変更や修正に対応するときには、コードのバージョン管理が必要になるので、バージョン管理ツールのGitHubの知識や手法を知っていると役立ちます。バージョン管理が甘いと、古いコードをもとに仕様を変更してしまい、最新の変更点が反映されないままリリースしてしまう可能性があります。

一度リリースするだけで終わるような、規模の小さいツール開発であればそこまで気を使う必要はないでしょう。しかし、何年も利用して機能変更を続ける大規模なシステム開発を行う場合は、バージョン管理は重要です。

フレームワークやミドルウェアの基礎知識

バックエンド開発のプログラミングを行う際には、プログラミングの知識そのものだけでなく、フレームワークの知識も必要です。

フレームワークとはそれぞれのプログラミング言語に用意された処理の枠組みで、すでに出来上がっているコードを再利用できるものです。品質が担保されたフレームワークを使いこなすことで、高品質なプログラムを効率良く作成できます。

また、サーバーサイドのプログラムとWebサイドのプログラムをつなぐために、ミドルウェアが必要です。バックエンド開発とフロント開発を完全に分離して別の担当者が行う場合でも、最終的に2つのプログラムをつなげる必要があります。

ミドルウェアの知識があり、どちらの開発も見られる担当者がいれば、システム開発全体を通して品質を向上させることが可能です。

WEBサービスサイトを作る際には、特にこのバックエンド開発の部分が重要になります。WEB制作会社として、見た目のデザインを得意としている会社でも、実は複雑な機能を要するバックエンドは社内対応ができず、外注しているケースもあるため、機能的なサイトを作りたいという場合は、バックエンド開発や開発知見の有無を確認するようにしましょう。

とはいえ、WEB制作会社のホームページではそのような情報が一見なかなか確認できません。もし、まずは対応可能な会社を探したいという場合は、リカイゼンのようなマッチングサービスが便利です。 リカイゼンでは、要望や条件に当てはまる会社を無料紹介してくれるサービスです。依頼先探しに迷った際は相談フォームから相談してみましょう。

3. バックエンド開発の費用と受託開発の流れ

ここでは、バックエンド開発を行う場合にかかる費用と、開発の流れについて解説します。

バックエンド開発に必要な費用を正しく把握しよう

開発にかかる費用は開発規模や難易度によってさまざまなので、一概にいくらとは言えません。ここでは、わかりやすくホームページ制作に必要な費用の相場をご紹介します。

企業のホームページを制作する場合、規模によって価格が大きく異なり、ページ数が増えるほど高額になります。企業ホームページの制作を依頼する場合、小・中規模なら30~100万円大規模だと100~300万円以上かかることが多いです。

企画から行い、独自の高品質なホームページを作ると高くなりますが、テンプレートを使って作るときはコストを抑えられます。これらの費用には、ホームページの企画からライターへの執筆依頼、写真や動画の撮影、ページの制作などの作業すべてを含みます。

そのうち、バックエンド開発にかかる費用は数十万円程度です。既存の仕組みを流用する場合はさらに価格を抑えられますが、新しい仕組みを新たに作り出す場合は、さらに高くなるでしょう。

スムーズな発注のために知っておきたいバックエンド開発の流れ

バックエンド開発を発注する場合の流れは、通常の開発発注の流れとほぼ同じです。

1.ヒアリング
仕様や要件などを細かく顧客からヒアリングします。
2.企画・要件定義
ヒアリング結果をもとに、企画し要件を細かく決めます。
3.設計
要件をもとに詳細設計を行います。
4.開発
設計をもとに開発を行います。
5.テスト
システムテスト、ユーザーテストと段階を踏んでテストを行います。
6.納品
ユーザーの環境にシステムを納品します。

4. まとめ

ここでは、バックエンド開発の概要やフロント開発との違い、バックエンド開発に必要なスキルや費用について解説しました。バックエンド開発を行うためには、開発に使用するプログラム言語の知識だけでなく、仕様変更に対応できるようなバージョン管理ツールの知識、フレームワークやミドルウェアの知識なども必要です。

バックエンド開発はシステム開発において、なくてはならないものです。自社での開発が難しいときは、外注することもできますが、ホームページの規模やテンプレートの使用可否によって価格は大きく変動します。

自社に適した外注先やビジネスパートナーを探したいときは、「リカイゼン」などの無料で利用できるビジネスマッチングサービスを活用してみてください。

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この記事の監修
リカイゼン サポートデスク 
吉田・新町
BtoBマッチングサービスであるリカイゼンにおいて、発注企業からのご相談のヒアリング、企業選定のフォローなどを行う部門の担当です。出展企業であるシステム開発やWEB制作、クリエイティブ制作会社ともコミュニケーションを取りながら、年間数百件の受発注のサポートを行っています。

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