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こんにちは。販売促進部の加藤です。
さて、弊社では地図をつかったシステム開発を行っているのですが、
これらのシステムは業務効率化やより情報を理解しやすくする方法として利用して頂いています。
(ビジネスマップと呼ばれることもあります。)
今日では、企業による業務効率化や業務改善が盛んに行われいますが、
その手法の一つとして、「見える化」がよく言われていると思います。
「見える化」といったとき、どのようなイメージをされるでしょうか?
◆「見える化」の学術上の定義はない
ウィキペディアによると、「見える化」は、
「見える化(みえるか)とは、・・・(中略)・・・可視化されづらい作業の可視化を指す経営上の手法として、一部の人が使っている言葉である。学術的な用語として確立した言葉ではない。」
とされています。
この点、経営上の手法として用いられている「見える化」では、
・社員の工数を”見える”ようにしてコストの管理を徹底する
・受注から納品までの一連の流れを”見える”ようにして、無駄を省く
・営業マンの個々人の売上をグラフにして”見える”ようにし、経営戦略を立てる
・・・など、さまざまあるかと思います。
しかし、ときには「視える化」という言葉を目にすることがあります。
ただ、上記で述べたような経営的手法のことを、
社会通念上では、よく「見える化」と言います。
「見える化」と「視える化」、どのように違うのでしょうか。
私の個人的見解になりますが、以下のように捉えるとモヤモヤがすっきりするかと思います。
◆「見える化」の持つ意味
「見える化」を考えてみます。
一般社会上「見える化」は、「可視化されづらい作業の可視化を指す経営上の手法」です。
ここで、前述した例を引っ張ってみます。
・社員の工数を”見える”ようにしてコストの管理を徹底する
・受注から納品までの一連の流れを”見える”ようにして、無駄を省く
社員の工数というものは、いわば"時間"ですから、人間が目にすることはできないものです。
一連の流れというのも、"時間の経過"になるので、人間が目にすることはできないものです。
ただ、上記二つの例では、
たとえば、個々人で工数や働いた時間を管理していたり、
各部署がそれぞれ管理して納品まで完遂している場合がほとんどであると思います。
このとき、経営側としては、これらを"一括して見たい"わけですね。
その手法として、「見える化」を図り、たとえば新たに業務管理システムを導入するといったアクションがなされます。
つまり、この場面における「見える化」は、「情報の一元化」になります。
「情報の一元化」によって、隠れていた社内情報を"見える"ようにして、無駄の削減をして業務効率化を図るのです。
◆「見える化」と「視える化」の違い
ここで、「可視化」の意味を確認します。
「可視化とは、人間が直接「見る」ことのできない現象・事象・関係性を「見る」ことのできるもの(画像・グラフ・図・表など)にすることをいう。視覚化・可視化情報化・視覚情報化ということもある。」
見ることができるものとして、画像・グラフ・図・表などが列挙されています。
この点、「情報の一元化」にはない意味合いです。
「見る」という漢字は、「ものをはっきりみる」という意味を持ちます。
「大きな目の人」を意味する文字から、「見」という漢字が成り立ったそうです。
(参考:http://okjiten.jp/kanji11.html )
ただ、画像・グラフ・図・表などではデータの情報量としては劣るものがあります。
たしかに、グラフや図を活用すると分かりやすくなります。
しかし、その分、文章による説明がなくなるため、詳しい説明をする必要性が生じます。
その意味では、画像・グラフ・図・表だけでは「ものをはっきりみる」(捉える)ことはできないわけです。
話が煩雑になってきました。
ではここで、なぜ「視える化」という言葉が使われているかを分析します。
「視る」という漢字は、「1点に視点を
集中させてみる」を意味して「視」という漢字が成り立ったようです。
(参考:http://okjiten.jp/kanji1002.html)
そして、この漢字は"しめすへん"ですので、「示してみる」という意味を持ちます。
つまり、「何かを描いたもの」を「示して」「見る」わけですね。
それはつまり、画像・グラフ・図・表を示して見ているのではないでしょうか?
まとめます。
・「見える化」とは、「情報の一元化」である。
・「視える化」とは、「ビジュアル化」である。
文字を大にして言います。
「見える化」とは、「情報の一元化」である。
「視える化」とは、「ビジュアル化」である。
(個人的見解)
◆まとめ
いかがでしたでしょうか?
意外とモヤモヤされていた方はいらっしゃるのではないでしょうか?
もちろん、個人的見解ですし、学術上の定義はございません。
実際に社会通念上、どのように捉えられている言葉なのかは、市場アンケートを取ってみないとわからないかと思います。
おそらく、「(最狭義の)見える化」と「視える化」の二つの言葉は、
「情報の一元化」の意味合いと「ビジュアル化」の意味合いをどの程度の割合で持ち合わせているか、といった話だと感じます。
完全なすみ分けはありませんし、言葉の使い方は人それぞれです。
しかし、貴社の求めるものは、「(最狭義の)見える化」なのか、「視える化」なのか。
個人的見解ではありますが、この二つをうまく把握することによって、
貴社の求めるシステムや外注企業様のイメージを少しでも具体化することのお手伝いができれば幸いです。
弊社では、「(最広義もしくは広義の)見える化」を扱っていますが、特に地図による「視える化」に力を入れています。
「視える化」においては、業務効率化だけではなく、エンドユーザーが「理解しやすい」システムの構築も可能なのです。
「視える化」の参考として、弊社のサイトにおいていくつか導入実績の紹介をしておりますので、ぜひご覧になってください。
また、弊社の開発しているSmartGarage Mapは、理解しやすく業務効率化につながる「視える化」の商品となっております。
ご興味がございましたら、ご覧になってください。
URL:http://www.nagagutsu-club.co.jp/smartgaragemap.php
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EDITOR PROFILE
株式会社シグナイト
根津 典幸
映像業界から飲食業界を経て、制作部として入社するも半年で営業部に転属され今日に至る。
「よく働き、よく遊ぶ」をモットーに日々取り組んでいます。
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