BUSINESS TIPS発注担当者の方へ、発注成功の為のお役立ち情報

APIとは?開発の効率化・サービスの利便性アップが可能!利用手順も解説します

目次

APIとは?開発の効率化・サービスの利便性アップが可能!利用手順も解説します

既存のサービスを連携したり、実装して活用したいけれど、API開発を行うにはどうすればよいか困っていませんか。
また、API開発とは実際にどのように活用されているのか気になるという方もいらっしゃるでしょう。

APIをシステムに組み込むことで、使いたい機能をかんたんに実装・運用が可能です。
APIを活用することで、サービスの開発コストを抑えながら、大量の情報を扱うことができます。そして、さまざまなサービスがAPIによってつながり、利便性が向上していることは、間違いありません。

本記事では、API開発について、以下の内容を説明します。

  • APIとは
  • APIを活用するメリット
  • 注意点
  • 活用事例
  • 活用手順

ぜひ最後までお読みください。

システム開発の依頼先探しならリカイゼンにお任せください!

リカイゼンでは、システム開発実績を多数持つ会社の中から、ご要望に合う会社を厳選して無料でご紹介します。
企画段階からのご相談も受付中!気軽に相談できるプロをご紹介いたします。

お電話でのご相談は 03-6427-5422
受付時間:平日10:00~18:30

1. APIとは?

APIとは、「Application Programming Interface」の略で、かんたんに説明すると、あるサービスやアプリを、別のプログラムから操作できるようにしたものです。

つまり、サービスやアプリの機能の一部が提供されているので、それらを組み込むことができる仕組み覚えておくとよいでしょう。

2. APIを活用すると得られる3つのメリット

APIを活用することで、どのようなメリットを受け取ることができるのかについて、3つ紹介します。

開発が効率的になる

先述したとおり、APIはサービスやアプリの機能の一部を、使いやすい形にして提供しています。そのため、いちから複雑なプログラムを組まなくても、かんたんにほしい機能を組み込めるのがメリットです。

すでに存在しているAPIを活用することで、開発にかかる時間を短縮しながら、高性能なサービスやアプリを提供できるようになるでしょう。

サービスの信頼度が高まる

APIを活用する際に、既存の機能を組み込むことで、サービスの信頼度が高まります。なぜなら、すでに改良が重ねられており、セキュリティがしっかりしているからです。

いちから機能を作っていると、セキュリティのテストを行うのは、あまりにも時間を要してしまいます。また、新しくできあがった機能は、リリース直後に不具合が見つかることが多く、運用が不安定になりがちです。

サービス運用が不安定になることを防げるのも、APIを活用するメリットになります。

ユーザーの利便性が上がる

ユーザーが普段から利用しているサービスのAPIを使うことで、サービスの利便性を向上させることができます。

たとえば、会員制サイトに登録しようとしたときに、GoogleやFacebook、Yahooなどのアカウントを使って会員登録する機能も、APIの一部です。

このように、利用ユーザーが多いサービスのAPIを使うことで、サービスをより使いやすく提供できるようになるでしょう。

3. APIを活用するときの3つの注意点

次に、APIを活用する際に、注意したい点についても触れておきます。

サービスがAPIに依存する可能性がある

APIは、あくまで提供されているものなので、提供が終了する場合があります。そうしてしまうと、APIに依存していた機能が突然使えなくなり、サービスが成立しなくなることが考えられるのです。そのため、何でもAPIに置き換えるのは、リスクを背負ってしまうことも認識しておく必要があります。

開発の知識は必要である

APIを活用するには、必ずプログラミングの知識が必要になります。なぜなら、APIも特定のプログラミング言語で記述されているからです。

利用できるプログラミング言語はAPIごとに異なりますので、場合によっては、新しくプログラミング言語を学習し直さなければなりません。APIの設計についても理解しなければならないので、開発の知識が必要であることを覚えておきましょう。

本格的な利用には有料のサーバーの契約が望ましい

APIによっては、従量課金制を導入して提供していることがあります。他社のAPIを利用するということは、他社のサーバーを借りるということなので、提供側の立場からすると、従量課金制の導入は仕方がありません。

そのため、APIを利用する場合は、アクセスする回数を見積もり、場合によっては有料でAPIを使用することを検討したほうがよいでしょう。

4. 開発に活用されるAPIの事例

実際に、APIがどのような役割を果たしているかについて、3つのAPIの活用事例を見ていきます。

Facebook API

Facebook APIの中でも、グラフAPIを利用することで、さまざまな情報へアクセスすることができます。 グラフAPIでは、以下の動作が可能なります。

  • ユーザー情報の取得
  • 新しいストーリーの投稿
  • 広告管理
  • 写真のアップロード

アメリカに本社を置く世界最大の家電量販店であるBestbuyというECサイトが、買いたい商品について、友人に相談できる機能を実装しています。

友人に相談できる機能は、Facebookのソーシャルグラフのデータを活用して実装されているので、参考にしてみてください。

チャットワークAPI

チャットワークAPIでは、以下の動作や情報取得が可能です。

  • ユーザー情報の取得
  • 自分へのメッセージ未読数・未完了タスク数の取得
  • コンタクト一覧の取得
  • コンタクトの承認
  • チャットに新しいメッセージを追加

集客ブログを運営する株式会社アクシスでは、「GRC」と呼ばれるWebサイトの検索順位をチェックするツールのチェック結果を、Gmailで受け取ります。

次に、Google Apps ScriptとチャットワークAPIを連携させて、チャットワーク上にチェック結果を自動で投稿するようにしているそうです。

Google Map API

Google Map APIには、さまざまなAPIの種類があります。APIの種類の一部を紹介します。

JavaScript API
GoogleマップをWebサイト上に表示
Distance Matrix API
複数の始点・終点の組み合わせルートの距離・時間を求める
Places API
施設の詳細検索・表示

NTTデータでは、顧客管理システムにGoogle Mapを組み込み、営業ツールとして活用しています。APIを使用することで、顧客情報をマッピングする手間が省け、訪問計画も効率化されたことで、営業件数を増やすことに成功しました。

5. APIを活用する手順

それでは、実際にAPIを使用するおおまかな手順について説明します。

1.APIを提供しているサービスに利用登録する
APIを利用するために、アカウントを作成し、利用用途の登録を行います。
2.APIキーを取得する
登録が完了したら、APIキーが送られます。APIキーとは、APIを利用するためのカギと考えるとよいでしょう。したがって、他人に漏れないように取り扱ってください。
3.APIを利用したいアプリにAPIキーを設定する
取得したAPIキーは、開発するアプリ上で設定しなければなりません。
4.コーディングする
あとは、APIのルールにしたがって、コーディングしていくだけです。 APIごとにリファレンスがあるので、リファレンスを参考にコーディングしてください。

6. まとめ

API開発についてまとめます。

● APIとは、あるサービスやアプリを別のプログラムから操作できるようにしたもの
● APIを活用するメリットは以下の3つ
  • 開発が効率的になる
  • サービスの信頼度が高まる
  • ユーザーの利便性が上がる
● APIはあくまで提供されているものなので、APIに依存しすぎないようにする
● APIはFacebookやチャットワーク、Google Mapなどさまざまなサービスが提供している
● APIを利用するには、アカウント作成・APIキーの取得・APIキーの設定が必要

本記事を参考に、API開発やAPI利用をぜひ検討してみてください。

WEBサービス開発依頼先探しなら、
リカイゼンにおまかせください!

相談するだけ!プロがあなたにぴったりの会社をご紹介いたします!

かんたん3ステップ
お急ぎの方はお電話で 03-6427-5422
※サポートデスク直通番号
受付時間:平日10:00〜18:00

WEBサービス開発依頼先探しでこんなお悩みはありませんか?

お悩み
  • 会社の選び方がわからない
  • 何社も問い合わせるのが面倒くさい
  • そもそも依頼方法がわからない
  • 予算内で対応できる会社を見つけたい

発注サポート経験豊富な専任スタッフが
あなたのご要望をお聞きし、最適な会社をご紹介いたします!
ご相談から会社のご紹介まで全て無料でご利用いただけます。
お気軽にご相談ください!

WEBサービス開発
依頼先探しなら
リカイゼンにおまかせください!

相談するだけ!プロがあなたにぴったりの会社を無料でご紹介いたします!

サポートデスク

まずはご質問・ご相談なども歓迎!
お気軽にご連絡ください。

この記事の監修
リカイゼン サポートデスク 
吉田・新町
BtoBマッチングサービスであるリカイゼンにおいて、発注企業からのご相談のヒアリング、企業選定のフォローなどを行う部門の担当です。出展企業であるシステム開発やWEB制作、クリエイティブ制作会社ともコミュニケーションを取りながら、年間数百件の受発注のサポートを行っています。

WEBサービス開発の関連記事

【初心者必見】PHPとは?PHPの基礎知識を解説!

【初心者必見】PHPとは?PHPの基礎知識を解説!

PHPとはどんな言語? PHP(Hypertext Preprocessor)は、主にウェブ開発に使用されるスクリプト言語の一つです。PHPはサーバーサイドで実行され、動的なウェブページを生成するために利用されます。主な特徴...

プラットフォーム開発のステップバイステップガイド:重要な開発ツールとその使い方

プラットフォーム開発のステップバイステップガイド:重要な開発ツールとその使い方

プラットフォーム開発とはプラットフォームの定義とその重要性ある特定の製品やサービスが、他の製品やサービスに基づいて作成・展開・運用される基盤やフレームワーク、それが「プラットフォーム」です。この言葉はビジネスやテクノロジーの...

EC-CUBE: 完全ガイドとその特性

EC-CUBE: 完全ガイドとその特性

はじめに: EC-CUBEとその重要性インターネットが日常生活の一部となった現代社会において、Eコマースは消費者のショッピングスタイルを大きく変えています。その中でも、EC-CUBEは多くの企業がオンラインショップを構築する...

ホームページとWebサイトはいったいどこが異なるのか

ホームページとWebサイトはいったいどこが異なるのか

ホームページとWebサイトというとどちらも同じ意味だと捉えている方、同じような使い方をしている方も多いのではないでしょうか。 しかし、実はこの2つのワード、意味は似ているようで非なるものです。 今回は、ホームページとWebサ...

GoogleのSEOを制するものは集客を制する!?

GoogleのSEOを制するものは集客を制する!?

ホームページで集客や販売促進、求人などを行う際、検索エンジンを通じてアクセスする人を増やすには、GoogleのSEOを重視することが大切です。 GoogleはSEOガイドラインを公表しているので、これに沿った対策を講じていく...

記事を探す

キーワードで探す

カテゴリーで探す