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【WEBシステム開発の外注】失敗しない見積依頼・発注の仕方

目次

【WEBシステム開発の外注】失敗しない見積依頼・発注の仕方

WEBシステム開発を始めて行う企業、または初めて携わる担当者、リニューアル予定で久しぶりのWEBシステム開発を行う場合など、シーンは様々ありますが、失敗できない外注で依頼方法や会社選びにお悩みの方は多いでしょう。 ここでは、WEBシステム開発における外注探しをする前に知っておいた方が良いこと、気をつけるべきこと、そして見積り依頼の仕方、発注の仕方について紹介します。

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目次

1. WEBシステム開発を外注する際に気をつけるべきこと

WEB開発を外注する際に、トラブルになる多くのもとになるのが発注者と開発会社の認識のズレによるものです。特に注意したいこととして、発注者が目指すWEB開発を行うための目的と背景になります。何のためにWEB開発を行うのか、何故そのようになったのかの背景をしっかりと文章にして開発会社へ伝える必要があります。目的が曖昧だと、開発会社側もどこに軸を定めればよいかわからず、要件定義がなかなか定まらなくスケジュールがどんどん後ろ倒しになる可能性が高いのです。それらを回避して、両社にとって良好な関係で開発を進めるためには、目的とゴールを決め、コミュニケーションをしっかりと取ることに尽きます。

まず、開発のフェーズごとで外注先とのトラブルの内容は異なりますので、それらを説明します。

設計段階、インターフェース設計

開発の中で一番わかりやすいフェーズが画面デザインです。ワイヤーフレームからデザインを制作するとき、誰でも見てわかるものが出てくるわけです。しかし、デザインの印象は人それぞれなので、現場の全員が一致することは珍しいです。このフェーズでは、しっかりとデザインについてすり合わせを行い、開発の方向性とズレないような着地点を目指すべきです。

システム開発段階

開発を進める中で出てくるのが、「要件追加」になります。開発側は、一つの要件に対してなるべく想像力を使って「これが必要ならば、この機能が必要ではないか」というような考えを持って考慮する場合もあります。しかし、脈略なく突然、要件が追加になってしまう場合があります。これは、予算的に追加するのか、別で機能を諦めるのか、決める必要があります。

納品後の運用段階

納品後の瑕疵担保期間における不具合対応です。これも多くあるのが、不具合と要件漏れの認識の違いです。発注側は、要件漏れというよりもプログラムの不具合として捉えがちです。こういったことが重なると、良好な関係が築きにくい状況に陥ってしまいます。こういったことがないように、あらかじめ要件を詰めておく必要はあります。

そして最初に発注者側が開発会社に対して伝えておかなければいけないことは、大きく3つあり、それはプロジェクトの全体像、提案してほしい要件、プロジェクト推進するにあたっての確認事項になります。それらを記載したものがRFP(提案依頼書)になります。では、RFPとはどのようなものか、下記にて紹介します。

RFP(提案依頼書)の作成

WEB開発をする上でとても重要になる工程として、RFP(提案依頼書)の作成になります。RFPには、WEB開発する目的、背景を必須で記載した方が良いでしょう。外注云々に限らず、何のために開発を行うのかという目的がないと、開発に携わる多くの人が何を目指せば良いのか意識が一つの方向へ向きづらくなり、進捗に支障をきたすことが考えられます。そのほか、ターゲット、予算感やスケジュール、盛り込みたい機能、目指すゴールなどを記載してまとめます。開発の方向性を定めるためにも、且つ正確な見積り出しをしてもらうためにもしっかりと内容を記載しましょう。

2. 知っておきたいWEBシステム開発の工程

WEBシステム開発を行うために、外注先へ全て丸投げにしてしまうと、全体の工程を把握しておく必要があります。ここでは、全体工程と内容について紹介します。

企画、設計提案

開発会社からは見積書とともにRFPをもとにした開発企画、設計提案がなされます。企画、設計提案をもとに外注先を確定し、開発における契約書を交わします。合わせて機密保持契約等もしっかり締結しておきます。

要件定義

どのようなシステム構成にするのか、具体的な要件の整理を行います。このフェーズで、必要な画面数と機能ボリューム、二次開発有無等の内容が明確になります。

システム設計

要件定義をもとに、システム構成やデータベース設計、テーブル構成、データ入出力、画面のワイヤーフレーム作成を行います。

デザイン制作

ワイヤーフレームをもとに、画面のデザイン制作及び、HTML・CSS、JavaScriptのコーディングを行います。

プログラム開発、単体テスト

コーディングが完了した画面一式が開発側へ引き渡され、プログラム開発を行います。規模によっては多くのエンジニアが参加することになり、フロントエンド開発側とバックエンド開発側に分かれて開発を行うことが多いです。そして開発ごとに単体テストを行います。

総合テスト

単体テストで不具合等が出なくなったら、全体通したシナリオテストや負荷テスト、イレギュラーテストなどの総合テストを行います。同時に納品前の受け入れテストを行います。

納品、リリース

テスト完了後までに本番サーバやSSL設定、ネットワーク設定を完了し、納品したのちに動作テストを行って問題が発生しない場合はリリースを行います。

運用、保守

リリース後の本番稼働では、想定していなかった不具合やシステムエラーが起きる可能性があります。迅速に対応できるように、運用・保守体制を整えておく必要はあります。

3.WEB開発の見積り依頼、発注の仕方

WEB開発を外部の会社へ依頼する場合、RFPを作成して見積り依頼としてお願いするのが基本となります。そして、1社のみへの見積り依頼ではなく、複数社へお願いすることをオススメしています。その理由は、1社のみの見積書では、単純に比較ができないからです。例えば、発注側で想定していた要件が、開発会社側で過大に認識していたり、または過小に認識していたりすると見積り金額は正しいものではなくなります。複数社へ依頼することで、見積り金額に差があったり、または不明な部分が明確になり確認する必要が出てきたりと、1社では気づけないことが気づけるようになります。そして見積り金額の妥当性がわかります。

見積り比較を行ったのち、外注先が確定したら、締結前に必ず面談を行って担当窓口になる人とコミュニケーションを取っておきましょう。
見積り提案中は、開発会社の担当窓口は営業マンの可能性があります。プロジェクトが開始されると、担当窓口は営業マンからプロジェクト責任者やディレクターなどへ引き継がれるため、そこでコミュニケーションロスが発生したりすると、言った言わないのトラブルの元となります。
そういったことを避けるためにも、発注前に必ず面談をしておきましょう。

発注確定すると、契約書、発注書、機密保持契約書等の契約書関連のやり取りが締結して初めてプロジェクト始動になります。特にリリース後の瑕疵担保期間など、初めに定めておかないとこれもトラブルの元になりますので、気をつけるべきです。

4.まとめ

ここまで、WEB開発における外注先探しで失敗しないための説明をしてきました。発注側も開発会社側も気持ちよくプロジェクトを進めるために、開発側は発注元の企業把握を行い、発注側は開発に関する基本的知識を持てるようにすることで、トラブルを避けたプロジェクト推進ができるのではないでしょうか。

WEBシステム開発は、初めて行う場合は開発会社を探すだけでも時間がかかってしまうケースが多いです。 ビジネスマッチングサービスを利用すれば、そのような時間をかけずに優良なWEBシステム開発会社の候補を見つけることができます。 ビジネスマッチングサービス「リカイゼン」では、専任サポートデスクも常時おり、無料で電話サポートを受けられるので、文章化できていない抽象的な内容や企画段階の問い合わせも相談が可能です。

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この記事の監修
リカイゼン サポートデスク 
吉田・新町
BtoBマッチングサービスであるリカイゼンにおいて、発注企業からのご相談のヒアリング、企業選定のフォローなどを行う部門の担当です。出展企業であるシステム開発やWEB制作、クリエイティブ制作会社ともコミュニケーションを取りながら、年間数百件の受発注のサポートを行っています。

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