メリークリスマス。販売促進部の加藤です。
私事ですが、先日プライベートで飲食店の経営者の方とお話をする機会がありました。
仕事上の相談などをしましたが、おもにヒトに関するお話を伺いました。そのなかで伺ったことですが、飲食点での3年後の生存率は約30%だとのことです。
いかにして組織を維持し、いかにして組織を反映させるか。その要になるのはヒトですが、ヒトが十分に活躍できるように環境を整えることは非常に難しいかと思います。
そこで、この先、生き残る会社とは何か、求められる組織構造は何なのかについて記述いたします。
◆「企業が成長し続けること
会社が存在し続けるためには、会社が成長し続ける必要があります。
では、会社が成長するためにはどのような方法が考えられるのでしょうか。
①既存製品を既存顧客へ販売する(市場浸透)
②新たな地域へ参入する(地理的拡大)
③既存製品を新たな顧客グループへ販売する(セグメント侵攻)
④改良を加えた製品をより多くの既存顧客へ販売する(製品改良)
⑤新たな地域へ改良製品で参入する
⑥改良製品を新たな顧客グループへ販売する
⑦既存顧客へ訴求することができる新製品を開発する(新製品開発)
⑧新たな地域のために新製品を開発する
⑨新たな顧客グループへ販売するための新製品を開発する(多角化)
ディズニーを例にとれば、1920年代にアニメ制作からはじまり、アニメ映画、音楽出版、テレビ放送、映画、ディズニーランド、ホテル開発、ディズニーストア、ライブシアター...
現在では、キャラクター、音楽、出版を極め、映画、放送、ライブ・エンターテインメント、テーマパーク、旅行業、リゾート、不動産開発まで幅広く市場を拡大しています。
しかし、闇雲に新製品開発や地理的拡大、市場進出を行っても失敗が待つだけでしょう。ここではもちろんマーケティングが重要になってきます。
◆営業マンはアイデアを持ち帰らないと心得る
とはいえ、いかに有望な機会を見つけるか?
会社は通常、新しいアイデアを得るためにさまざまな情報源を利用しています。
たとえば、自社の営業マンかもしれません。顧客からのニーズを営業マンが会社に持ち帰ることを期待しているかもしれません。
しかし、必ずしも営業マンからよいアイデアを摘み取れるというわけではありません。
なぜなら、営業マンは非常に忙しいし、新製品やサービスのアイデアを会社に報告する手間が惜しいと考えるでしょう。
また、営業マンが社内にアイデアを持ち帰っても報酬として見返りがあるわけではないからです。
そこで考えられるのが、「アイデア・マネジャー・モデル」です。
◆「アイデア・マネジャー・モデル」
企業が新製品やサービスのアイデアを求めるならば、新しいアイデアを集め、検討し、評価するシステムの構築が必要となります。
そうでなければ、優れたアイデアであっても、ちりばめられていずれ消失してしまうからです。
アイデア・マネジャー・モデルの構築にあたって、以下のことが必要だといわれています。
①周囲の尊敬を集めている役職の高い人物をアイデア・マネジャーとして任命する。
②科学者、技術者、購買担当、製造担当、営業マン、マーケター、財務担当をメンバーとする部門をまたがる委員会を編成し、提案された新製品やサービスを定期的に評価する。
③新しいアイデアをアイデア・マネジャーのもとに伝えたいと考える人たちのために、システムを設ける。
④企業のすべてのステークホルダーに対して、自分のアイデアをアイデア・マネジャーに伝えることを奨励する。
⑤年間を通じて最高のアイデアを出した人たちに報いるための報酬プログラムを正式に設ける。
このシステムが社内で確立すれば、アイデアはより自由に流れるようになるし、
誰に優れたアイデアを伝えればよいかが明確であり、また報酬を与えられることから、革新思考の企業文化を生むことができます。
◆まとめ
社会の変動や業界の推移はめまぐるしいものです。3年後に何が起きているのか、私たちは想像もつかないことでしょう。
いまから5年前に、スマートフォンがここまで普及すると誰が考えたでしょうか?
メールや電話の代わりにLINEや無料通話を使うようになるなんて、予想できたのでしょうか?
長続きする競争優位がほとんど存在しない町競争市場では、イノベーションこそが企業にとっての最良の防御だということができます。
イノベーションにはリスクがありますが、イノベーションを行わないことは破滅につながることもありうると心得るべきなのでしょう。
イノベーションを起こすための良いアイデアは、宙に漂っているのです。
弊社ではフラットな社風であるため、社内でアイデアがよく飛び交っていますが、
大きな企業体になればなるほど、アイデアの共有は難しいもの。
手始めに投函箱を設置するなどの措置はすることができるかと思いますが、その管理も大変なものです。
システムとしてデータベースを構築し、アイデアを一括管理。
序列を問わないアイデアを集めてイノベーションを起こしていく必要があるように思います。
※弊社はWebシステム開発の会社です。
参考文献:フィリップ・コトラー著、木村達也訳『コトラーの戦略的マーケティング』ダイヤモンド社、2000年
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EDITOR PROFILE
株式会社シグナイト
根津 典幸
映像業界から飲食業界を経て、制作部として入社するも半年で営業部に転属され今日に至る。
「よく働き、よく遊ぶ」をモットーに日々取り組んでいます。
株式会社シグナイト
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