【Ruby開発】メリットある開発事例、依頼先オススメ会社5選を紹介

Rubyは、Webアプリケーションを開発する際に使用される言語の1つです。

Rubyを用いると、短期間でWebアプリケーションやSNS、ECサイトなどを開発することができるため、できるだけ早くプロジェクトを推進したい方やスタートアップ企業などに重宝されています。

今回は、Rubyを用いたシステム開発を外部の会社に依頼しようと考えている方向けに、「依頼前の確認事項」や「平均的な開発費用相場」「おすすめの開発会社と選び方」などを解説します。

1.Rubyの基礎知識

Rubyとは？

Rubyとは、まつもとゆきひろ氏により開発されたオブジェクト指向スプリクト言語です。他の言語に比べソースコードの記述量が圧倒的に少なく、シンプルで書きやすいことが特徴です。

例えばJavaやCなどのプログラミング言語では、コンパイル（ソースコードをコンピューターが実行できるように機械語に翻訳）することで初めて実行ができますが、Rubyではコンパイルが必要ないため、プログラミングを手軽に実行することができます。

また、Rubyは開発者が日本人であるため、人気フレームワーク等をはじめとするインターネット上の情報の中でも日本語での記述が一番多いため、開発者にとってもプログラミングしやすい言語であることなども挙げられます。

日本でRubyを開発言語に採用しているサービスとしては、飲食店を探す際使われている「食べログ」、レシピ検索サイト「クックパッド」、クラウド人事労務ソフト「SmartHR」、ビジネスSNS「Wantedly」」などがあります。

Rubyを使った開発のメリット

経験のあるエンジニアが豊富なため、品質が担保される

Rubyは学習コストが低く、さらに日本発祥であるため日本語での参考サイトも非常に多く、Ruby開発に対応できるエンジニアが日本にも数多く在籍しています。そのため、開発の品質が担保されるほか、希少性の高いプログラミング言語を使った開発よりも比較的安価に開発を進めることができます。

また、依頼する側もRubyを簡単に学習できることで、開発側と齟齬なくコミュニケーションをとれるため、プロジェクトスムーズに進めることができます。

開発の生産性向上し、費用を削減できる

Rubyはシンプルな構文と豊富なライブラリを提供しており、Rubyのフレームワークである「Ruby on Rails」を用いることで、大幅に作業を効率化することができます。そのため、開発にかかる時間、人数が少なくても開発が可能となり、開発費用を削減することができます。

Rubyを使った開発のデメリット

開発できるシステムの種類が限定的

RubyはAIや機械学習、データサイエンスなどには対応することができません。そのほかにも、スマホアプリの開発やWebデザインにはほかの言語の方が適しているため、これらの開発を考えている場合には別の言語で開発することをおすすめします。

処理速度が遅い

Rubyは比較的、実行速度が遅いプログラミング言語です。特に大規模での計算集中型の処理には向いていないため、開発体制を構築する際には、エンジニアの人数が多くなりすぎないように注意が必要です。

Rubyで開発できるもの

Rubyで開発できるものは非常にたくさんありますが、そのいくつかを紹介します。実際にどのようなものに利用されているかをイメージすることで、Rubyを身近に感じることができるでしょう。

Webアプリケーション

Rubyでもっとも使われているのがWebアプリケーションの開発です。Rubyのフレームワークである「Ruby on Rails」は、早い開発スピードでWebアプリケーションを開発することができます。

また、Webアプリケーションを作るためのgemと呼ばれるパッケージも他の開発言語と違っても充実している点もRubyが好まれる大きな特徴と言えるでしょう。

API

APIとは「アプリケーションプログラミングインタフェース」の略称で、簡単にいうと異なるシステム・ソフトウェア同士を連携・繋ぎあわせる際に使用する窓口のようなものです。Web APIの作成をする際にも、Ruby、Ruby on Railsを使用することが多くあります。

クローラー・スクレイピング開発

Webサイトなどからデータを取得してくるクローラーの開発もRubyで行うことができます。これは、Rubyだけではなく他の言語でも可能ですが、ニュースキュレーションアプリのスマートニュースは、Rubyを使ったクローラーを使用していると言われています。

2.Rubyを使ったWebアプリケーションの開発費用

Rubyを使ったWEBアプリケーション開発を外注する際、開発するWebアプリケーションの種類や規模によっても変動しますが、人月単価でおおよそ60万円～120万円が相場と言われています。

大規模なマッチングサイトやSNS、ゲーミングアプリケーションなどを開発する際には、1.5倍から数倍の費用が発生する場合もあります。

また、受託開発の場合はシステム会社が開発責任を伴う分、納品やセキュリティに対するリスク分が金額に上積みされています。

システム会社によって費用の算出方法や開発の進め方は異なるため、まずは問い合わせの上、比較検討することがおすすめです。

また、費用が相場よりも高すぎる・安すぎる企業には注意が必要です。

高い費用が見積もられている場合、その企業は開発の上流設計を担当して、実装は下請けの会社に依頼している可能性が高く、品質が期待値よりも低く帰ってくる可能性があります。また、低い費用が見積もられている場合、自社で抱えているエンジニアの技術が乏しい可能性があります。

とはいえ、膨大な数のシステム会社がある中で、適した会社を探し見極めるにはかなりの工数がかかります。効率よく様々な会社のサービスや実績を知りたい場合には、リカイゼンを通して対応可能な複数の制作会社にまとめて相談することもできます。

3.Ruby開発の依頼におすすめの会社5選

Rubyを用いてWebアプリケーションを開発する際、初めてRubyを試みる場合や、特に自社にシステム部門がない場合は、Ruby開発実績のある会社に相談するとスムーズです。

Rubyを活用するうえで注意して検討すべき点はどこかなど、 過去の開発ノウハウを活かして提案してもらえるので、Ruby開発に慣れておらず、 どのように指示をすればよいかイメージが持てない担当者様にとっても安心ですし、初めに体系的な開発方法を取り入れることで、その後の社内育成にも生かすことができます。

Ruby開発に対応できる企業は多く存在しますが、その得意分野やスキルのレベルは異なります。Ruby開発の依頼先を選定する際には、以下のポイントに注目しながら複数の会社に見積もりを依頼して比較検討しましょう。

以下では、Ruby開発の実績が豊富な会社を5社ご紹介します。

株式会社ココロザシ

ココロザシは、先端技術での開発を行うことでローコストかつ短納期で、品質の高いサービスを提供している企業です。エンジニア全員が要件定義といった上流工程から設計、プログラミング、実装、運用や保守などシステム開発のすべての工程に対応できるフルスタックエンジニアであるのが特徴的です。

さらに、全国の協力会社3000社以上のネットワークを駆使することで、デザイン、インフラ、データベース、プロモーションやマーケティングなど、プロジェクトごとに得意な領域のエンジニアを集めて柔軟に対応することが可能です。

Zept合同会社

Zeptは、ポータルサイトやECサイトの構築、アプリ開発、システム開発、メタバース開発など幅広い開発案件に自社完結で対応可能です。IT・Webサービスの他、飲食、人材、製造業、アパレル、ホテルなど、さまざまな業界のシステムを開発してきた実績があります。

オフショア開発の業務体系をとっていますが、顧客とのコミュニケーションは必ず日本人ディレクターが担当しているため、コミュニケーション齟齬などの恐れはなく、安価に高品質な開発が可能です。

株式会社シンクネット・ラボ

シンクネット・ラボは、最新のフレームワークや技術に対応し、国内外の企業と100を超えるWebシステム開発プロジェクトに携わってきた開発会社です。

「クライアントの立場にたったシステム全体の指揮力」を強みとしており、クライアント企業のビジネスにとって今、何が必要なのか、 IT技術を使ってどうサポートができるのかをプロジェクトの最初に徹底してThinkします。時には、必要ないと判断して方向性の変更や中断を提言してくれることもあります。

株式会社リレイス

リレイスは、ソフトウェアや業務システム、Webサービス開発に関わる一連の業務をワンストップで提供しています。開発前の企画段階から要件定義、UX・UIデザイン、本開発に加え、リリース後の運用と改善まで対応しています。

使用を一緒に決めることから伴奏型で支援しており、現場やエンドユーザーの声を聴きながら開発を進めます。仕様の途中変更も柔軟に対応可能で、PoC(概念実証)の結果や声を反映した方向転換にも開発体制の拡縮含め、継続的に関われるよう対応することができます。

株式会社インピア

インピアは、ハイスキルの日本体制と、コスパの良いオフショア体制を備え、内容に合わせてベストな体制で開発を行います。企画から参画、各種AI連携、IoTデバイス連携サービスの開発や最新言語への対応、AWS構築などオールマイティに対応可能です。

「PMだけ入ってほしい」というようなプロジェクトマネージャのSES要望にも対応することが可能で、開発の内製化や、既存開発会社のプロジェクト運用適正化などにも対応しています。

4.まとめ

ここまで、Rubyを用いた開発を外部の会社に依頼する前に確認すべき基礎知識や費用相場、おすすめ企業と選び方などを解説してきました。

Ruby開発に対応できる会社は非常に多いため、自分から企業のリストアップや調査、見積もり依頼などを通して比較検討するのは非常に手間と時間がかかります。

リカイゼンでは、開発会社の見極めにかかる時間的コストを削減し、BtoBマッチングサポートのプロの知見で適した会社を無料紹介しています。第三者的立場から整理された企業候補を見て検討したいという場合は、お気軽にご相談ください。