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Ajaxとは?特徴や使用例を知り、自社サービスに応用しよう

目次

Ajaxとは?特徴や使用例を知り、自社サービスに応用しよう

開発会社やベンダー企業とやり取りしているときに「Ajaxを使って〜」などと聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。
Ajax(エイジャックス)」は、企業のコーポレートサイトやECサイトの改善に役立つ技術です。今回は、Ajaxの仕組みや特徴、使用例などを解説していきます。

  • 社内でWebサイトを担当しているものの、Ajaxの特徴やメリットがよくわからない
  • このサイトに似たつくりにしたいけど、どうやって実現させているの?

といった疑問が解消できればと思います!
Ajaxへの理解を深め、開発会社やベンダー企業との会話をスムーズに行い、よりよいサイト構築を行いましょう。

また、Ajaxなど技術を使える開発会社などの一覧は、「見積依頼が可能なWEBサービス開発の会社一覧」をご覧ください。

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1. Ajaxとは?

Ajaxとは、「Asynchronous JavaScript + XML」の略語で、非同期通信を行ってページの一部を表示するというWebアプリケーションへの新しいアプローチ方法として考案された技術(手法)です。

2005年当時、コンサルティング会社の経営者だった「Jesse James Garrett」という方によって考案されました。従来の技術を使っているものの考え方が新しく、Googleマップに活用されたことで、世界に広く伝わっています。

Ajaxの特徴は、先にも述べたように、クライアント(ユーザーのブラウザ)とサーバー(サイトのデータを管理する側)間における通信を非同期で行うことです。非同期通信の仕組みについては次項から解説します。

Ajax最大の特徴「非同期通信」の仕組みについて

Ajax最大の特徴である「非同期通信」とは、サーバーからのレスポンス(応答)を待たず、クライアント側は別の作業を進められるという仕組みです。同期通信と比較しながら、具体的な仕組みや特徴を見ていきましょう。

【同期・非同期の違い】
同期通信 非同期通信
仕組み ・サーバー側へリクエスト(要求)を送信後、レスポンスがあるまでクライアント側は処理を止める
・レスポンスを受けて、初めて次の処理に移れる
・サーバー側へリクエストを送信後、レスポンスの有無に関わらずクライアント側は別の処理を続ける
特徴 ・次の処理に移るまで時間がかかる ・次の処理に移るまでに別の処理を済ませているため、時間が短縮される
・必要な情報をすべてリクエストするのではなく、足りない部分だけをリクエストできる

同期通信は、ユーザーが「ページをスクロールする」「別エリアの地図を見る」といったとき、ブラウザ上へ表示するための情報をすべてやり取りする方式です。このやり取りを行う情報量が多いため、表示するまでに時間がかかる(ページが白くなる瞬間などがちょうどやり取りを行っている時間です)ほか、サーバー側からのレスポンスを待っている間、そのページにおいて他の操作を行うことはできません。

一方、非同期通信は、不足している情報だけをやり取りします。さらに、サーバー側へのリクエストが返ってくるまでに、クライアント側は別の処理も同時に進めています。つまり、同期通信のようにサイトにすべてが表示されるまで待たなくても、同時進行でユーザーは別の操作を行うことができるようになります。

まさにGoogleMAPなど、いちいちページ読み込みを行うのではなく、同じ画面内で一部が変わってずっと操作ができたほうがよいサービスと相性がよい仕組みです。

2. Ajaxの使用例を紹介!

それでは、Ajaxを実際にサービスに使用した例を、5パターン見ていきましょう。

検索エンジン

検索エンジンでもAjaxが活用され、ユーザーの利便性を向上させています。検索エンジンを利用する際、検索窓へキーワードを入力すると「サジェストキーワード(自動表示される検索候補)」が表示されます。

これは、検索窓へキーワードを入力している途中にサーバーへ情報が送られ、サジェストキーワードを一覧表示するという仕組みです。

地図アプリ

地図アプリでは、Ajaxの活用により、ユーザーの感じるストレスが軽減されています。Ajaxが登場する以前は、地図を移動させるたびに画面が一瞬白くなり、次の地図が表示されていました。これは、移動先の地図情報をすべて取得する際、サーバー側からのレスポンスを待っていたためです。

しかし、Ajaxはレスポンスを待たないほか、必要な情報の一部分のみをリクエストするので、処理が高速化されました。別エリアの地図を見る際、ユーザーにタイムロスを感じさせません。具体的には、Googleマップのようにカーソルを移動させると、そのまま画面が移動するイメージです。

コーポレートサイト

コーポレートサイトの場合、Ajaxを活用することで自社情報や実績などの表示に時間をかけさせません。たとえば、実績を一覧表示する際、すべての情報をまとめてレスポンスすると表示に時間がかかります。

しかし、Ajaxであれば、一定位置までスクロールするたび、次の実績情報を読み込ませるという仕様に変えられます。あたかもすべての情報が一度に表示されたかのように見えるため、ユーザーは快適に実績を閲覧できるでしょう。

ECサイト

ECサイトにおいても、Ajaxによって、ユーザーへ快適な環境を提供可能です。各商品ページの表示や移動の際、すべての情報をレスポンスして表示させようとすると、時間がかかります。

そのため、コーポレートサイトと同様、Ajaxによってスムーズな一覧表示ができれば、ユーザーへストレスを与えず商品を紹介できます。ページ遷移の機会も軽減できるので、より快適にサイト内が閲覧できる環境を整えられます。

SNS

Ajaxは、各種SNSにおいても活躍しています。TwitterやInstagramでは、タイムラインをスクロールすると次々に情報が表示されます。同期通信であれば、このようにシームレスな体験をユーザーへ提供できません。非同期通信が可能なAjaxだからこそ、膨大な量のテキストや画像をスムーズに表示させられるのです。

このようにAjaxはいまや色々なサービスに利用されており、利便性を向上してくれています。
こうしたAjaxを使ったサービスを開発したいという場合は、リカイゼンにご相談ください。リカイゼンでは、事前に貴社の要望をお伺いし、その条件に当てはまる会社候補から検討を行うことができます。1社1社自分で問合せて対応可否を確認する手間が省けるため、兼務をしている忙しいご担当者様にもご利用いただいています。「問合せフォーム(無料)」よりお気軽にご相談ください。

3. Ajaxを支える機能

さて、このように様々なサービスに利用されているAjaxですが、どのような仕組みで成り立っているかを確認していきましょう。

Ajaxは、以前からある既存の機能に支えられて構成されています。構成する各種機能の特徴を、わかりやすく解説します。

DOM

DOMとは、AjaxとHTML・XML(Webサイトを構成する要素)を結びつけるための機能です。Ajaxを使ってページの一部分だけを表示させたり、書き換えたりする場合、どの要素を変更するかピンポイントで指定する必要があります。DOMはHTML・XMLをツリー構造(各要素を枝葉のように広げる)として展開し、Ajaxによる変更を行いやすくします。

つまり、動的なページ(ユーザーの動きに合わせて生成されるページ)を作成するため、HTML・XMLとの橋渡し役を担う機能です。

XML

XMLは、クライアントから受信するデータが、何を意味するか定義するための機能です。XMLがなければ、クライアント側から複数のデータを送られた場合、どのデータが何を意味するのかサーバー側では判別できません。

XMLは各データのタグに名前を付け、どのデータが何を意味するのか判別できるようにします。複数のデータが送られたとしても適切にレスポンスできるため、複雑な処理も可能です。

JavaScript

JavaScriptは、Ajaxを構成する中心的な要素であり、Webサイト・システムの開発に使われるプログラミング言語です。不足したデータのリクエストや画面遷移などは、JavaScriptによって実現されます。

JSON

JSONは、サーバーとクライアント間でデータをやり取りする際に使われるフォーマットです。XMLのようなイメージですが、JSONはデータ量が軽く、開発者が理解しやすい表記法で構成されています。

データ量が軽いというのは、XMLよりもシンプルな表記法で構成されているため、テキスト自体の容量が少ないという意味です。可読性の高さや扱いやすさから、XMLよりもJSONが使われるケースが増えてきました。

4. WebページにAjaxを導入するなら、開発会社への依頼がおすすめ

WebページにAjaxを導入する際は、WEB開発会社への依頼がおすすめです。導入には専門知識やノウハウが必要であり、「Ajaxを支える機能」にあるような各種要素を構築し直さなければなりません。さらに、依頼コストはかかるものの、社内で導入を進める人件費・制作費・制作期間などを考えると、コストパフォーマンスは、開発会社のほうが高いでしょう。

開発会社へ依頼する際は、各社で一括見積もりが取れるリカイゼンのご利用を検討してみてください。リカイゼンでは、多種多様な専門業者とのマッチングが可能です。Ajaxの導入に関しても、複数の業者へ見積もりや発注相談ができます。これらはすべて無料なので、導入にあたって、余計なコストは発生しません。各業者の実績や費用目安なども確認できるため、業者選びの参考にもご利用いただけます。「問合せフォーム(無料)」よりお気軽にご相談ください。

5. まとめ

Ajaxは、非同期通信により、ユーザーへストレスフリーなWeb環境とシームレスな体験を提供できます。コーポレートサイトはもちろん、ECサイトなどでも活躍する技術です。

導入にあたっては、開発業務への依頼も検討してみてください。リカイゼンは、各業者への見積もりや発注相談などを無料で承っております。サポートデスクによるヒアリングも可能なので、業者への依頼が初めての企業様も、安心してご利用いただけます。

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この記事の監修
リカイゼン サポートデスク 
吉田・新町
BtoBマッチングサービスであるリカイゼンにおいて、発注企業からのご相談のヒアリング、企業選定のフォローなどを行う部門の担当です。出展企業であるシステム開発やWEB制作、クリエイティブ制作会社ともコミュニケーションを取りながら、年間数百件の受発注のサポートを行っています。

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