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「モックアップ」とは意図を伝えるためのプレゼンテーション
- [更新日]2020/11/19
- [公開日]2018/10/03
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- 株式会社Funseek
完成形のイメージを共有できるかがシステム開発の成否を分けます
システムを開発することと服を買うことには、ひとつの共通点があると思っています。それは、最終的なイメージをきちんと確認しておかないと失敗してしまうということです。
服を買う時は試着をしますが、ここでいいかげんなチェックしかしていないと、帰宅してあらためて着てみた際に「合わせたはずなのにフィットしていない」となってしまい、せっかく買った服なのにタンスの奥に封印されてしまいます。最近は、バーチャル試着サービスを行うアパレルECサイトがありますが、試着がいかに大事で、買う側に安心感をもたらすかを示していると思います。
話をシステム開発に戻しますと、システムを作る場合も完成時のイメージを共有できるかどうかが成否を分けます。弊社のお客様の場合、初めてシステム開発担当になった、という方がほとんどです。過去に担当経験があったとしても多くはなく、私たちの説明を聞いて、パッと完成形を描ける方はあまりいらっしゃらないと思います。ですから、できるかぎりていねいで、わかりやすいコミュニケーションを私たちは心がけています。
まず、システムを作る目的からヒアリングしていきますが、私は常に頭のどこかで「自分がそのシステムを使うつもりで」お話を聞いています。例えば、とあるお客様より、商品の成分を管理するシステムを作りたいとの依頼がありました。ずっとExcelを使っていたが、それでは管理が煩雑で情報共有も難しいので、Web上で入力・管理ができるシステムが欲しいとのことでした。
ご依頼を受けて、かんたんな入力方法、わかりやすい画面、そして必要な情報の検索機能を提案し、賛同が得られれば仕様書にまとめて要件定義を固めていきます。ここまで来たら次は設計・開発…ですが、その前に、弊社ではモックアップを作成します。
テキストだけで手順や機能をわかりやすく説明するのには限界があります
弊社が業務系システムを受託開発する際は、設計・開発の実作業に移る前に、モックアップを作ります。モックアップとは、実物のシステムに似せて作られた、いわば「模型」です。画面遷移くらいしかできませんが、それでも、あるとないとでは大きな違いが生じます。ボタンをクリックしたら登録画面が開いて、入力欄にデータを書き込むことができ、さらに違うボタンをクリックすれば登録が完了します…こうした手順を実体験することで、ユーザーはシステムのおおよその使用感を把握することができるわけです。
もし、モックアップがなければ、完成するまでは手順や機能をテキストだけで説明することになります。いくら言葉の達人でも、すべてをテキストのみで説明してしまっては、開発側のイメージが正確に伝わるとは思えません。私たちは、認識の齟齬を何よりも恐れます。システムが完成して初めてお客様にごらんいただいた時に、「想定していたものと違う」と思われてしまうと、弊社としても不本意です。遡って設計・開発をやり直すと、さらに工数がかかりますし、場合によっては、追加費用が発生するかもしれません。プロジェクトのスタート時はみんながモチベーション高く、がんばりましょうと言い合っていたのに、ゴール時に気まずくなってしまうのは悲しいことです。
弊社にとってのモックアップとは、そうした悲しい認識齟齬を避けるための措置であり、私たちが画面デザインや機能に込めた意図をきちんとプレゼンテーションするためのツールです。百聞は一見に如かずと申します。ビジュアルが訴えかける確かな力を私たちは信頼しています。だからこそ、モックアップ作成というプロセスを大事に考えているのです。
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菅原 一馬
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