ニアショア開発とは?オフショアとの違いや活用するメリット・注意点を解説
- [更新日]2022/01/19
- [公開日]2022/01/19
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目次
ニアショア開発とは?オフショアとの違いや活用するメリット・注意点を解説
システム開発に取り組みたいけれど、IT人材が思うように確保できずに困っていませんか。システム開発を委託したいけれど、企業を探すのが手間でなかなか時間がとれなくて悩んでいませんか。
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ニアショアとは、国内の地方都市にある企業、または近い場所にある企業に、システム開発を委託することを指します。国内の地方都市にある企業、または近い場所にある企業にシステム開発を委託することによって、システム開発を行うことを、「ニアショア開発」といいます。
ニアショアはシステム開発を国内の地方都市にある企業に委託するのに対して、オフショアは海外にある企業にシステム開発を委託するという違いがあります。
各自治体では、ニアショア開発を促進させる体制の構築が行われていることもあります。ニアショア機構によると、長崎県の南島原市や和歌山県、北海道などが、開発拠点誘致に積極的なエリアとして紹介しています。
それでは、実際にニアショア開発を行う場合のメリットについて、5つ紹介します。
地方の企業に開発を委託することで、都市圏の企業に委託するのに比べて、低コストで開発できるでしょう。なぜなら、地方は都市圏に比べて、安価な賃金であることが多いからです。
オフショア開発では海外のメンバーとコミュニケーションをとるために、外国語を話せるようになる必要がありますが、ニアショア開発では日本語でコミュニケーションがとれるようになります。
ニアショア開発によって開発拠点が分散されるので、仮に災害が発生したとしても、開発拠点をかんたんに移すことができます。
近場の企業に委託することで、直接指導しやすくなります。そのため、現場責任者を育成しやすいのもメリットです。オフショア開発の場合は、人材を育成するためのメンバーを、海外に派遣しなければならないコストが発生してしまいます。
カントリーリスクとは、特定の国・地域における社会情勢の変化によって、企業が損失を被ることを意味します。オフショア開発では、どうしてもカントリーリスクが付きまといます。また、オフショア開発で問題になる技術やノウハウの流出を防ぐことができる点も魅力的です。
ニアショア開発を行う場合のデメリットについて、解説していきます。
元々、IT人材が少ない現状があります。さらに、IT人材は都市部に集中しています。その中で地方にITの人材を求めようと思っても、なかなか見つからないでしょう。そのためIT人材を育成する前提で、ニアショア開発に取り組む必要があることは間違いありません。
先ほども説明したとおり、地方では思うようにIT人材を確保できない現状から、発注先を選定することが難しいでしょう。
コスト削減効果が限定的というのは、オフショア開発に比べた場合のことを指します。物価の安いアジア方面の企業に委託することで、ニアショア開発に比べてコストを抑えられることは、間違いありません。
システム開発を委託しても、その一部を別の企業に委託することが考えられます。なぜなら、地方にはIT人材が限られているからです。限られている人材で、業務をこなすことが難しくなり、結局別の企業にお願いすることになることも多いでしょう。
それでは、どうやってニアショア開発の委託先を探せばよいのでしょうか。かんたんに説明しておくと、企業と企業をマッチングするためのサービスが存在しますので、活用してみるとよいでしょう。
こうすることで、ニアショア開発を比較的ラクに進めることができるでしょう。
ニアショア開発についてまとめます。
本記事を参考に、ニアショア開発を検討してみてください。
リモートワークやテレワークが普及したことで、ニアショア開発に再び注目が集まっています。ニアショア開発を上手に活用することで、社内の人材不足を解消し、システム開発を進められることは間違いありません。
そこで本記事では、ニアショア開発について、以下の内容を解説します。
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1. ニアショアとは?
近年では、リモートワークやテレワークが進んでおり、ニアショア開発のハードルが下がっています。業務環境が変化している背景から、ニアショア開発がどんどん注目されているでしょう。
オフショアとの違い
オフショア開発のメリットをかんたんに説明すると、物価の安いアジア方面の企業に委託することで、人件費を抑えられることが挙げられます。一方で、海外のメンバーとコミュニケーションをとりにくいことが、デメリットです。
ニアショア開発とオフショア開発の違いについて、表でかんたんにまとめます。
ニアショア開発
オフショア開発
概要
地方の企業や近場の企業にシステム開発を委託
海外の企業にシステム開発を委託
メリット
・コミュニケーションをとりやすい
・現場責任者を育成しやすい
・災害のリスクを回避しやすい
・カントリーリスクを回避できる
・人材を確保しやすい
・ニアショア開発よりもコストを抑えやすい
デメリット
・人材の確保が難しい
・委託先を選ぶのが難しい
・コミュニケーションがとりづらい
・現場責任者を育成しづらい
開発拠点の誘致をしている自治体も多い
とくに和歌山県は、関西国際空港から車で約30分、大阪市内からも車で約1時間とアクセスが比較的便利なことは間違いありません。地方ならではの安価な賃金や、人材発掘などに力を入れている自治体があることを知っておくとよいでしょう。
2. ニアショアの5つのメリット
①コストを抑えられる
情報処理推進機構によると、ニアショア開発を行っている企業の2/3が、2割から3割のコスト削減効果があると回答しています。コストを抑えられるメリットは、オフショア開発においても、同様のメリットとなることは間違いありません。
②言語の壁がないためコミュニケーションをとりやすい
そのためトラブルが発生しても、すぐに対応しやすくなります。海外向けのメンバーが育成されていない企業であれば、このメリットは非常に大きいでしょう。
③災害リスクを回避できる
日本は、台風や地震など、さまざまな自然災害が発生しやすい国としても有名です。そのため、自然災害の備えのためにも、ニアショア開発を検討するべきでしょう。ただし、あまりに近場の企業だと意味がありません。
④現場責任者を育成しやすい
⑤カントリーリスクを回避できる
3. ニアショアの4つのデメリット
①人材が思うように確保できない可能性がある
②発注先の比較・選定が難しい
発注先を見つける際には候補を複数用意し、スケジュールを問題なく組めるか、見積もりしてもらう必要があります。
③コスト削減効果が限定的
④再委託される可能性がある
また、再委託によって、要件や仕様の認識にズレが生じ、品質の担保をする方法を確立するのが難しくなります。
4. ニアショアの委託先の探し方
5. まとめ
・コストを抑えられる
・コミュニケーションがとりやすい
・災害リスクを回避できる
・現場責任者を育成しやすい
・カントリーリスク(社会情勢の変化による損失)を回避できる
・人材が思うように確保できない可能性がある
・発注先の比較・選定が難しい
・コストの削減効果が限定的
・再委託される可能性がある
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