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GISという聞き慣れないワードの意味
- [更新日]2020/11/19
- [公開日]2016/01/20
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- 株式会社シグナイト
こんにちは。
販売促進部の加藤です。
今回は、弊社が「地図ソリューション」事業として活用している「GIS」について説明いたします。
◆GISとは何か?
GISとは、道路や建物の地理情報や建物等と関連のある顧客情報を、「場所」を手がかりとして地図上にまとめて、分析をするシステムです。
従来、紙の地図上に書き込んでいた情報や付箋で貼られていた情報をより大量により把握しやすくしたものがGISです。
イメージとしては、まず、地図上のそれぞれの土地・建物のふたを開ければたくさんの情報が詰まっているという状態です。そして、それらの中身を見るとき見たいものが常に一番上にあるというようなものだと思います。
◆GISでできること
GISで主にできることは、
①異なる情報のつながりをみる。分析する。
たとえば、支店の売上データと地域環境のデータをまとめることで、地域に特化した戦略を作成することができます。
②情報を視覚的に表示する。
数字データやグラブデータの分析結果を地図データと組み合わせて表現することができるので、地域特性を把握したマーケティングや分析を行うことができます。
たとえば、人口分布のデータと売上データを地図に落とし込んでマーケティングをすることで、問題点を洗い出すことをより感覚的に行うようにできます。
感覚的に、というのは頭をガチガチに使わないで理解できる、ということだと思います。
GISはあくまでツールの一つですので、実際にはどのような分析を行うか、という点でマーケターのスキルが問われるところです。
◆GISには二つのメリットがある
GISを活用する上での手順としては、主に2つあるかと思います。
(a)情報を入力する。
いままで紙やエクセルなどで作成していたものを感覚的に地図に入力をすることができます。
業務の作業量が減ることが想定されるので、作業工数の削減に役に立つと考えられます。
また、弊社のようにクラウドシステムを導入している場合には情報を収集する現場から直接事務所に情報やデータを報告することができるので、(b)の作業との時間差などが解消されスムーズな業務を行うことができます。
帳票出力のあるGISシステムであれば、わざわざエクセルを作成する必要がないのでなお良いです。
(b)情報を分析する。
地理的情報が必要となる業務(たとえば、建設・不動産・観光業界・自治体など)やエリアマーケティングを必要とする販売活動を行う場合には、GISが能力を発揮します。
図表やグラフ、地図上に必要とされる情報のアイコンなどを落とし込むことによって、情報を感覚的に分析することができるようになります。
どのような土地・建物に関連する属性情報を入力するかという点では、マーケティング力によるところではありますが、数字を追って分析を行うという難しい作業の負担は軽減されます。
※GISは地図を前提とするシステムですので、インターネットショッピングなどにおいては活用が難しいかもしれません。
必要となる情報によって、表示の仕方がそれぞれ異なってきますので、ビジネスに一律的なシステムを利用するということは難しいかもしれません。
各業界や各企業にあわせたシステム設計が求められるのも、GISの特徴かもしれません。
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EDITOR PROFILE
株式会社シグナイト
根津 典幸
映像業界から飲食業界を経て、制作部として入社するも半年で営業部に転属され今日に至る。
「よく働き、よく遊ぶ」をモットーに日々取り組んでいます。
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