デザインで見受けられる、目的と手段のミスマッチ
コンビニに行くのに、スーツに着替える人はあまりいないと思います。肉じゃがを作るのに、A5ランクの牛肉を買ってくる人もあまりいないでしょう。ところが、特に広告に関しては、目的と手段のミスマッチがたびたび見受けられます。
例えば、デザインの仕事と言っても、お客様自身が描いた絵をIllustratorのデータに変換してほしい、あるいは名刺にしか使わないイラストを描いてほしいなど、小さな依頼もあるわけです。そういう場合は、作り手のこだわりよりも短納期や低価格の方が優先しますから、知り合いの専門学校の卒業生に、アルバイトとして手早く仕上げてもらいます。
逆に、ハイレベルなご依頼の場合は、美術系の大学出身で今はその大学で教えているデザイナーや個人事務所を立ち上げてバリバリ活躍されているWEBデザインのディレクターなど、経験豊富な方々にお願いしています。デザインもコーディングもできて、企画書も書ける子育て中のママさんスタッフもいます。多種多様なご依頼が舞い込んできますから、お客様のご意向に合わせてスタッフィングできるかどうかが私の主な仕事になります。重要なのは「適材適所」を見極められる目です。
「くわしくはWEBで」の時代は、終わっています
弊社のお客様でメインとなっているのは、町の個人商店や中小規模の工場などです。地域密着型で広告制作業や業務改善コンサルタントの仕事を手掛けているのですが、ご依頼の内容として多いのは、WEBサイトの構築です。最初の打ち合わせでお話を伺うと、弊社の前に、WEBサイトを作りませんか、という他社様の営業を受けてらっしゃるとのこと。そのほとんどが、too muchな提案なのです。
十数ページからなるサイトを提案しても、個人商店や個人病院の方は忙しくて時間がとれず、取材を受ける時間や自分で原稿を書く時間などないことが多いのです。何より、文章量たっぷりの立派なサイトを作ったとしても、画面上の細かい字はあまり読まれないと思います。それよりも、電話番号が大きくて見やすい、地図がわかりやすいといったことのほうが重要です。
「スマートフォンやタブレットで読まれる」を前提としているのが、今のWEBサイト制作のトレンドです。当然、レスポンシブデザインになっていて、おしゃれ、かっこいいという印象を与えられるもの。読み手の負担にならないように、1ページのうちにきれいに収まっているランディングページが好ましいです。
かつて「くわしくはWEBへ」と、テレビや新聞・雑誌の広告メッセージのつづきとしてWEBサイトへ誘導し、商品やサービスのことをくわしく語るスタイルが流行しました。それは今、古いと言えます。
個人の病院やクリニックを例に挙げると、「患者さんの症状が当院の技術や設備によって治りました」と症例を何ページも説明しているケースがあります。同業者が読めば、「こんな症例を扱ったのか」と感心するかもしれません。しかし、ふつうの患者には難しい話はわからないのです。それよりは、走ることが趣味で健康には人一倍気を配っています、じつは料理を作るのが好きですといったお医者さんのパーソナリティを前面に出す方が、「やさしさ」「安心感」を伝えることができて、集客には効果的だと思います。
中小企業の広報担当のみなさん、くれぐれも、やりすぎ広告にはご注意ください。広告予算の適切な使い方について、弊社からアドバイスできることはあると思います。何か困りごとがありましたら、まずは、ご連絡ください。
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EDITOR PROFILE
稲松合名会社
山田 松孝
弊社は、パソコン教室の運営から始まりました。シニア方向けにPCやタブレット、スマートフォンなどの授業を行い「お困りごと」を解決してきました。現在は広告代理業、広告コンサルティング、業務改善システムコンサルティングを事業の柱に活動しております。今年からはドローンの免許を取得し空撮事業を新たに加えました。常にチャレンジしながらお客様の「お困りごと」を解決すべく奮闘しております。
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