【お客様のビジネス】大手通信事業者が中心の市場において、新規参入した通信会社。独自の次世代通信網を構築し、分かりやい料金プランを提供。

【導⼊前の背景と課題】
営業と管理部⾨ごとに顧客データが独⾃のファイル形式で管理され、組織内に分散・サイロ化している状態でした。
部⾨間の情報共有は担当者同⼠による⼿作業でのファイル交換に依存しており、属⼈的な運⽤が常態化。どのファイルが最新の情報か判断できず、データの不整合が多発していました。特に法⼈営業において重要となる、企業グループや部署単位での正確な名寄せができず、「A社にはどの部署が、いつ、どんな提案をしているのか」といった営業活動に不可⽋な情報を迅速に把握できないことが深刻な課題となっていました。

【ご提案と実施内容】
この課題を解決すべく、点在する数千万件規模の顧客情報とそれに紐づく属性情報（契約内容、商談履歴など）を統合・⼀元管理するためのデータ基盤システムを開発しました。
このシステムにより、常に最新の情報が全社で共有される基盤を構築。さらに、営業アプローチの優先度を⾃動で導き出す仕組みも実装しました。

【導⼊後の効果】
本システムの導⼊により、これまで⼿作業で多くの⼯数を要していた名寄せが⾃動化され、常に正確でクリーンな顧客データを維持できるようになりました。
さらに、データに基づき算出された優先度リストを活⽤することで、勘や経験に頼ることなく、最も確度の⾼い顧客へ効率的にアプローチできるようになりました。
これにより、迅速かつ効果的なデータドリブン営業が実現し、お客様の競争力強化と事業成⻑に⼤きく貢献しています。