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顔認証付き入退室管理システムのおすすめサービス5選!導入メリットや注意点を紹介

目次

顔認証付き入退室管理システムのおすすめサービス5選!導入メリットや注意点を紹介

働き方の多様化が進み、組織のセキュリティもより高レベルな対策が必要になっているなか、入退室管理システムを導入してセキュリティを確保したいというニーズが高まっています。

以前からも、入退室管理システムは多くの組織で使われていましたが、入退室時にパスワードを入力したりICカードをかざしたりといった、手間がかかるというイメージをお持ちの人もいらっしゃるでしょう。

最近は顔認証などの生体認証技術の進化により、手間をかけずに入退室管理を行えるシステムも多くなっています。今回の記事では、そんな顔認証による入退室管理システムのメリットや注意点などを解説します。

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1. 入退室管理システムとは?

入退室管理システムとは、部屋や区画への人の出入りを管理するシステムです。入室や退室の際に認証を行うことで、いつ・だれが・どのドアから出入りしたかを記録したり、権限レベルごとに入室制限を行ったりすることが可能です。

外部からの不正侵入や部内者による機密情報の持ち出しを防げることから、官公庁やオフィス、大学などでの利用が広がっています。

さまざまな認証パターンがある

入退室時に行う認証の方式にはいくつものパターンがあります。ここでは代表的な認証方式をご紹介します。

・パスワード
入退室時にパスワードや暗証番号を入力して認証する方式です。
・ICカード
社員証などのICカードの情報をカードリーダーで読み取って認証する方式です。カードリーダーにICカードを挿入して読み取る「接触型」と、カードリーダーにかざして読み取る「非接触型」があります。
・指紋認証
指紋の模様のパターンをセンサーで読み取って認証する方式です。
・静脈認証
指や手などの静脈の形状パターンをセンサーで読み取って認証する方式です。
・虹彩認証
瞳の虹彩模様のパターンをセンサーで読み取って認証する方式です。
・顔認証
カメラで読み取った顔のパーツの相対位置、大きさ、輪郭などの特徴を使って認証する方式です。

2. 顔認証の入退室管理システムを導入するメリット

顔認証を使った入退室管理システムには、次のようなメリットがあります。

  • セキュリティレベルが高め
  • 短時間で認証できる
  • 勤怠管理を自動化できる
  • 感染症対策になる
  • 検温・体温の記録ができるシステムもある

ここからは、それぞれのメリットについて詳しく解説します。

セキュリティレベルが高め

顔認証による入退室管理システムでは、入退室の鍵になるのは自分の顔です。顔は、ICカードやパスワードのように貸し借りすることができず盗まれることもないため、不正利用ができません。

顔認証システムは、カメラで入退室記録を映像として撮影することから、認証した人に便乗して不正に入退室する共連れを防ぐ効果もあります。これらの特徴から、顔認証はセキュリティレベルが高くなるというメリットがあります。

短時間で認証できる

顔認証は、自分の顔をカメラで撮影させるだけで認証が完了するため、パスワード認証やICカード認証のようにボタンを押したりカードを出し入れしたりといった手間がかからず、スピーディに認証できるメリットがあります。

撮影した顔の特徴を読み取って照合するのにかかる時間も非常に短く、1秒以内に認証することが可能です。※認証システムやデバイスのスペックにもよります。

また、センサーを使う他の生体認証と異なり、カメラで顔を撮影すれば認証できることから、複数人を同時に撮影して同時に認証することも可能です。そのため、大人数が同時に出入りするようなゲートでも、スムーズに入退室管理を行うことができます。

勤怠管理を自動化できる

顔認証システムと勤怠管理システムを連携させることで、出勤・退勤時間を自動で勤怠管理システムに入力することができます。手動で出退勤の時間を打刻する必要がなくなるため、打刻忘れがなくなり、代理打刻のような不正を防止することもできます。

感染症対策になる

顔認証は、カメラで顔を撮影するだけで良いため、ボタンやセンサーに触れる必要がありません。そのため、接触による感染症の拡大を防ぐことができます。

また、マスクを装着したままでも認証できる顔認証システムもあり、認証時にマスクを外す必要がありません。このようなメリットから、コロナ対策としても注目が集まっています。

検温・体温の記録ができるシステムもある

顔認証時にカメラで顔を撮影するのと同時にサーモセンサーで検温することで、入退室者の体温の記録ができるシステムもあります。1台のカメラで認証と検温が同時にでき、発熱している人を検出したらアラームで知らせたり入室を制限したりするなど、感染症対策が行えます。

3. 顔認証の入退室管理システムに関する注意点

導入のメリットが多い顔認証の入退室管理システムですが、次のような注意点もあります。

  • 屋外では読み取りにくい場合がある
  • プライバシー保護が必要

ここからは、それぞれの注意点を解説します。

屋外では読み取りにくい場合がある

顔認証システムはカメラで顔をある程度鮮明に撮影できないと、認証することができません。そのため、屋外での利用の場合、太陽光の向きによっては逆光になってしまったり、塵や雨水がカメラのレンズに付着したりすることで、うまく顔が読み取れず認証できない場合があります。

プライバシー保護が必要

顔認証の入退室管理を行うには、システムのデータベースにあらかじめ利用者の顔画像を登録しておく必要があります。

データベースでは、個人を識別する情報と顔画像を紐付けて登録するため、顔画像は個人情報に該当し、個人情報保護法での保護の対象となります。そのため、個人情報保護法に従い、厳重な管理や利用終了後の速やかな廃棄といった対応が必要です。

4. 顔認証の入退室管理システムおすすめ5選

それでは、おすすめの顔認証による入退室管理システムを5つ紹介します。

飛天ジャパン

飛天ジャパンは、中国のFeitian Technologies社の日本総代理店です。日本国内の500以上の企業や組織に製品・システムを導入した実績があり、同社の顔認証入退室システムは顔認証精度99.4%と高精度です。認証と同時に検温も可能な顔認証デバイスも提供しています。

アズビル

アズビル株式会社は、制御機器・計測機器を多く取り扱うメーカーで、オフィスや工場向けの向けの顔認証入退室管理システムを提供しています。

同社の顔認証入退室管理システムは、照明に影響されず暗い環境下でも精度を維持できる高い認証性をもっており、工場など照明の明るさを抑えた環境にも適しています。また、マスクやメガネを着用した状態でも0.3秒以内に照合可能なため、立ち止まることなく認証できるウォークスルー認証が実現可能です。

NEC

NECは、約30年前から顔認証技術の研究開発を続けており、同社の顔認証システムは米国国立標準技術研究所(NIST)が実施した、顔認証技術のベンチマークで世界第一位を獲得するなど、世界トップクラスの評価を獲得しています。

マスクやサングラスを着用していたり、横を向いていたりしても高精度で認証することができるため、さまざまな場所の入退室管理に活用できます。

Safie

セーフィー株式会社は防犯カメラ・クラウド動画サービスを手掛けている会社で、Safie Entranceという顔認証入退室システムを提供しています。

Safie Entranceの認証情報はクラウド上に集約して管理されるため、複数拠点にまたがるシステム展開が簡単にできます。月々8,800円のサブスクリプション方式で提供しており、サーバー導入などの大きなコストがかからないため、数拠点で導入効果を試した後、徐々に導入を拡大することも可能です。

STEALTH NETWORKS

ステルス・ネットワークス株式会社は、入退室管理システムの販売を手掛けている会社です。同社が提供している入退室管理システムMB-300/MFは屋外使用に対応しており、逆光に強く西日直撃でも顔認証が可能です。

顔認証システムを自社開発したい場合は

顔認証システムを0から開発するには莫大な時間とコストがかかります。もし、顔認証を活用したシステムを作りたいということであれば、既存の顔認証システム部分は外部のシステムを連携させる前提で残りの部分を自社開発するほうが現実的でしょう。

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5. まとめ

今回の記事では、顔認証による入退室管理システムのメリットや注意点を解説してきました。非接触で素早く認証ができる顔認証入退室管理システムは、感染症の拡大を防ぎつつセキュリティのレベルを高めることが可能です。

また、さまざまな企業がシステムを提供しており、工場向けであったり、屋外向けであったりといった特徴をもつシステムもあります。企業や組織のセキュリティ向上を考えている方は、顔認証による入退室管理システムの導入も検討してみてください。

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この記事の監修
リカイゼン サポートデスク 
吉田・新町
BtoBマッチングサービスであるリカイゼンにおいて、発注企業からのご相談のヒアリング、企業選定のフォローなどを行う部門の担当です。出展企業であるシステム開発やWEB制作、クリエイティブ制作会社ともコミュニケーションを取りながら、年間数百件の受発注のサポートを行っています。

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