RPA開発のシナリオ作成から失敗回避のポイント、導入支援までを解説
- [更新日]2024/07/12
- [公開日]2023/05/26
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目次
RPA開発のシナリオ作成から失敗回避のポイント、導入支援までを解説
単純な業務の自動化に非常に有効なRPAですが、RPAツールの機能向上や生成系AIとの連携により、さらに複雑な業務の自動化にも効果的になってきました。 しかし、いざRPAツールを導入しても、初めて利用する方は、「何から設定すればいいかわからない」「具体的な作業が見えてこない」「活用が進まない」という場合も多いと思います。 今回はそのような方に向けて、「RPA開発の全体の流れ」「RPAツールを用いた開発例」「失敗しやすいポイント」などをRPAを初めて開発する方に向けてご紹介します。
リカイゼンでは、RPA開発実績を多数持つ会社の中から、ご要望に合う会社を厳選して無料でご紹介します。
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03-6427-5422 RPA(Robotic Process Automation)は、ロボティック・プロセス・オートメーションの略称であり、コンピューターを使って業務プロセスを自動化する技術です。 RPAは「毎日たくさんの売り上げデータをExcelに入力している」「週次で大量のデータ分析レポートを作成している」など、定期的に行われるデータの入力・収集・分析・出力などやツールの連携などの場面で活躍します。 RPAには「業務工数を削減し業務を効率化できる」「人為的ミスを削減し、高い品質を維持できる」というメリットがあります。定型業務にRPAを活用することで、高品質な作業が自動で完了するだけでなく、RPAが自動化できないようなより生産的な業務に集中して人的リソースを投入できるようになります。 「請求書の自動処理」や「顧客対応」など、RPAを活用して自動化できる業務は多岐にわたります。一方で、RPA単体では対応できないことも多く存在しますので、どのような業務を自動化したいかを明確にしてRPAが適しているか見極める必要があります。 なお、RPAでできることやできないことについて詳しく知りたい方は、「【業務効率化】RPA開発とツール選びのポイントを紹介」をご参考ください。 RPAを開発する際の一般的な流れは、以下のようになっています。 RPAを開発する方法には、「簡易型(画面記録型)」「コーディング型」「外部委託」の3パターン存在しますが、RPAを導入している企業の多くは「簡易型」による開発体制を整えています。 簡易型のRPA開発は、RPAツールを用いることで、プログラミングスキルを持たない人でも簡単に開発できる方法です。ここでは、RPAツールを用いたシナリオ作成方法を解説していきます。 RPAのシナリオは、自動化する業務プロセスの手順や操作フローを定義したものであり、RPAツールによって作成されます。シナリオはRPAの開発や実行において使用され、ロボットが実際に業務を自動化するための指示書となります。 具体的には、以下の情報が含まれます。 それでは、シナリオ作成の具体的な手順について説明します。ここでは、「注文処理業務」を例に挙げてシナリオを作成していきます。 上記に従ってシナリオ作成した結果、以下のようになりました。 「RPAツールを導入したのはいいものの、効果が出てこない、、、」など、RPAツール導入後に失敗しがちなポイントと、それらを事前に回避するための方法を時系列ごとにまとめました。 RPAの開発が完了したにもかかわらず、「現場のスタッフの利用率が上がらない」「いつも通りの方法で業務が行われている」という状況は、よくある失敗の一例です。 この失敗の原因は、業務プロセスの理解不足にあります。マネージャーや開発担当者は理想的な業務プロセスを構想していますが、実際の業務は顧客の状況やデータの内容によってケースバイケースで変動し、一意に定まりません。また、現場のスタッフにとっては、解決すべき課題が異なる場合もあります。 このような事態を回避するためには、以下の点に注意しましょう。 RPAを導入し、一部の業務を自動化したとしても、その後「RPAツールが放置されてそれ以上の効率化が進まない」というケースがよく見られます。 あくまでRPA提供のサービス企業は、「RPAツールとしては提供するけど、そこから先は自分たちで設定してね」としている場合や、「序盤は併走するものの一定期間を過ぎたら補助が外れる」としている場合が多くあります。 この課題を事前に回避するためには、以下の点に注意しましょう。 3つ目のポイントとして、エラーが発生し、RPAが正常に実行されなくなった場合、解決に時間がかかることがあります。 特に、社内にRPAのノウハウが蓄積されていない場合は、原因の特定が難しく、業務の滞りを招く可能性があります。例えば、連携先であるGoogleのシステムがアップデートされたり、連動しているウェブサイトのHTML構造が変更されたりすると、RPAの動作に影響を及ぼすことが考えられます。 このような場合には、適宜RPAのシナリオを書き直したり、再度構築し直す必要があります。社内にシナリオ設計や対応ができる人がいない場合、外部に相談できる協力パートナーを持っておくと、リスクを回避することができます。 一つ目のポイントは、「事前に開発の難易度を把握した上で実現可能な目標・計画を立てる」ことです。具体的には、以下に注意して必要なリソースの把握と目標の設定を行いましょう。 2つ目のポイントは、「社内のリソースを把握し、十分に確保する」ことです。具体的には、以下の3点を意識してリソースの構築を行います。 開発に必要なリソースと自社で確保できたリソースを比較して不足した分は、自社開発にとらわれずに外部から調達します。成功するRPA開発のためには、不足しているリソースを把握し、外部のサポート会社に相談することが重要です。 特に、初めて導入を検討している場合や重要な業務の自動化を検討している場合は、外部ベンダーの導入支援を受けてながら社内の人材を育成していくことが得策です。 ビジネスマッチングサービスのリカイゼンでは、業務シナリオから開発に落とし込んできた実績が豊富な開発会社を無料で見つけることができます。専任のサポートデスクが対応しますので、まずはお気軽にご連絡ください。
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03-6427-5422 RPA開発において、導入時の業務要件の整理から設定などの導入支援、さらにアドホックな不具合対応までをサポートできる会社をご紹介します。 ニールは、ホームページやソフトの開発、Excelマクロから、Excelとデータベースを直接連動させたマスタ作成、編集ツールの構築などしている会社です。また、オンプレミス、クラウド環境を問わず、様々なインフラ環境の構築実績があります。 リカイゼン企業ページ:https://rekaizen.com/company/neil-inc アズヴィンは、Webサービス開発、スマホアプリ開発、業務システム開発などを行っています。この事例は、自社サービスWinActorとして開発したものです。また、AI関連は、受託開発の形をとっています。日本国内数社との協業チームを形成して対応しております。 リカイゼン企業ページ:https://rekaizen.com/company/asvin 湘南スタイル工房は、Excelマクロ・VBA開発、スマホアプリ開発、情報通信システムなどを行っています。この業務がススム君は、Windows端末上のあらゆる業務を自動化できるため、作業時間や人的コストの削減、品質向上など期待できます。導入から導入後のサポートまで支援しています。 リカイゼン企業ページ:https://rekaizen.com/company/shonan-style イグニション・ポイントサイトは、ビジネスを革新するために必要となる、テクノロジーとプロダクト・ソリュウーションの2つのサービスを提供している会社です。提案人材の品質や担当者のスキルによりバラツキが発生しています。その発生を防ぐため人材の提案基準をルール化し、担当者が案件情報からマッチする人材候補をDBから検索、ダウンロードし、営業担当者にメールを送信するという流れをロボット化したものが、人材マッチング自動化ロボットです。
企画段階からのご相談も受付中!気軽に相談できるプロをご紹介いたします。
受付時間:平日10:00~18:00
1.そもそもRPAとは?
2.RPA開発の全体像
RPA開発の全体的な流れ
RPAの開発方法
3.RPAツールを用いたシナリオの作成方法
RPAの「シナリオ」とは
項目
内容
例
操作手順
自動化する業務プロセスの手順や操作の順序を記述
特定の画面にアクセスする→特定のフィールドにデータを入力する→ボタンをクリックする
条件分岐
業務プロセスの途中で条件によって異なる操作が必要な場合、条件分岐を記述
〇〇=✖✖の場合はAの処理を行い、満たされない場合はBの処理を行う
データ処理
シナリオではデータの取得や変換、処理なども定義されることがある
データベースからのデータ取得、計算やフィルタリングなどのデータ処理
例外処理
業務プロセスの実行中にエラーや異常が発生した場合の処理方法もシナリオに含まれる
例外の検出、エラーメッセージの表示、特定の手順へのジャンプ
シナリオ作成の具体的な手順とサンプル例
注文処理業務の自動化の目的を明確にします。
例えば、注文処理の効率向上やエラーの削減、作業負荷の軽減などが目的となる場合があります。目的を明確化することで、シナリオの開発やテストの方向性を定めることができます。
今回は、「注文処理の効率化」を目的とします。
注文処理業務の手順を把握します。
今回は、注文が受け付けられ、顧客情報や商品情報が入力され、在庫の確認が行われ、最終的に注文が確定されるという一連のプロセスがあると想定します。
注文処理の手順に基づいてシナリオのフローを作成します。例えば、以下のような手順があります。
シナリオにデータの取得や処理を含めることができます。
例えば、顧客情報や商品情報をデータベースから取得する場合や、在庫確認の結果に応じて処理を分岐させる場合などです。
今回は、在庫確認の結果に応じて、在庫が十分な場合は注文を受け付けるが、在庫が不十分な場合は注文を一時的に保留するという処理を行います。
注文処理中にエラーや異常が発生した場合の処理方法も考慮します。
例えば、在庫が不足している場合にはエラーメッセージを表示し、顧客に連絡する手順を追加するなどです。
今回は、在庫が不十分な時に顧客にその旨を連絡し、同時に発注担当者に在庫補充依頼を送るという処理を想定します。
テスト中に発見されたバグや改善点を修正し、シナリオを最適化していくことで、RPAの安定稼働を目指します。
シナリオ作成成功のコツ
4.RPAツール導入後に陥りがちな失敗ポイント
導入当初:RPAの利用が現場に浸透しない
導入数か月後:RPAツールが放置されて活用されない
運用フェーズ:不具合が起きたときに対処できない
5.RPA開発で成功するためのポイント
事前に開発に必要なリソースを把握する
社内人材のリソースを確保する
RPA導入支援会社のサポートを受ける
受付時間:平日10:00〜18:00
6.RPAの導入支援、サポートを相談できる会社4選
株式会社ニール
コーポレートサイト:https://neil-inc.com/株式会社アズヴィン
コーポレートサイト:http://www.asvin.co.jp/株式会社湘南スタイル工房
コーポレートサイト:https://www.shonan-style.co.jp/イグニション・ポイントインサイト株式会社
コーポレートサイト:https://www.force.ignitionpoint-inc.com/
7.まとめ
本記事では、RPAツールを用いて初めて開発を検討している高に向けて、RPAの開発方法やよく失敗するポイントと解消方法、おすすめの導入支援会社などを解説してきました。
RPAを開発する際には、現場との密なコミュニケーションを心がけ、明確で実現可能な目標を設定しましょう。そのうえで、社内のリソースで対応できない場合や初めてのRPA開発、コア業務の自動化を検討している場合は、まずは導入支援会社にサポートしてもらうことが賢明です。
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