【どちらで依頼?】ウォーターフォールとアジャイルの違いを解説
- [更新日]2022/06/15
- [公開日]2019/04/26
- 6970 view
目次
【どちらで依頼?】ウォーターフォールとアジャイルの違いを解説
システム開発を行う際、最初の方で議論になるのが開発手法です。
リカイゼンでは、ウォーターフォールモデルやアジャイルモデルなどシステム開発の実績を多数持つ会社の中から、希望に合う開発会社を厳選して無料でご紹介します。
お電話でのご相談は
03-6427-5422
システム開発を行うにあたり、その開発手法を体系化したものを「ソフトウエア開発方法論」と呼びます。
ウォーターフォールモデルとは、滝の水が上から下へ落ちるのと同じように、いくつかに分かれたシステム開発工程を上流工程から順番に進めていく開発スタイルです。
ウォーターフォールモデルでは工程ごとにチェック(検収)をはさみ、次の工程に進んだら基本的にはその前の工程には戻りません。
ウォーターフォールモデルの最大のメリットは、開発の初期段階で必要な工程やスケジュールが把握しやすい点です。「いつ、どの工程に何人のエンジニアやスタッフを配置すればよいか」が見通せるため、スムーズに必要な人材を確保できます。
システムの要件を明確にした上で開発がスタートし、リリースまでに多くのテストを挟むウォーターフォールモデルは、成果物の品質が担保されやすくなります。事前の仕様に沿った品質のものが納品されるため、企業の基幹システムやインフラ関係のような品質重視のシステム開発に適しています。
初期段階で開発計画がきっちり決まるため、途中での仕様変更や機能の追加がしにくくなります。
工程ごとに確認作業が入るので、書類作成や打ち合わせなどの時間が逐一必要です。
ウォーターフォールモデルは、上流工程から下流工程まで流れるように開発が進むことを前提にしています。しかし、現実にはほとんどのプロジェクトで手戻りが発生するものです。もし想定外の不備が見つかった場合、修正に時間がかかり、スケジュール通りにはいかなくなってしまいます。
上記のような問題点を持つウォーターフォールモデルですが、その弱点をカバーするような進化版の開発手法も生み出されています。
ウォーターフォールモデルの「テスト」に着目して、開発プロセスが決められたモデルです。プログラミング開発を折り返し地点として、上流工程と対になるようにテストを行います。
つまり「単体テストで確認する部分は詳細設計の内容」「受け入れテストでは要件定義に沿っているか確認する」のようにテストの検証内容を明確にするわけです。
システムのプロトタイプ(試作)を作成して、発注者に確認を取りながら開発を進めるモデルです。要件定義とシステム設計の工程の間に「プロトタイプ作成」「プロトタイプ評価」「プロトタイプ修正」というフローを入れ、確認をしてから開発をスタートします。プロトタイプを作ることで、発注者も最初の段階で完成品のイメージがわきやすくなり、開発者との認識のズレを減らして大きな設計間違いを防げます。
システムをいくつか独立して動けるパーツに分解し、そのパーツごとに「設計」「プログラミング」「テスト」の工程を繰り返しながら開発を進めます。グルグルと螺旋階段を登るようなイメージなので、スパイラルモデルと名付けられました。
ウォーターフォールモデルは、成果物の品質安定性とスケジュールの立てやすさにメリットがあります。
例えば、販売管理システムは「在庫管理」「売上管理」など必要な機能が明確です。また、すでに業務で行っているフローのシステム化になるため、発注者と開発者の間でイメージの齟齬がでにくくなります。大幅な仕様変更のリスクが少ないため、ウォーターフォールモデル向きといえるでしょう。
発注者も完成形が見えていないような、不確実性の高いシステムはウォーターフォールモデルに不向きです。
ウォーターフォールモデルの開発の相談が可能な会社を探したいならリカイゼンにご相談ください!
対応可能な会社を選定し、無料紹介致します。
お電話でのご相談は
03-6427-5422
アジャイル開発は「イテレーション」と呼ばれる短い開発期間の単位を何度も繰り返しながら、成果物のクオリティを上げていく開発手法です。
イテレーションは、1回1週間〜1カ月の短期間で行います。企画に沿って大まかな仕様を満たす計画を立て、必要な機能ごとにイテレーションを回しながら完成形まで仕上げていきます。
一見すると、アジャイル開発は上述したスパイラルモデルによく似ています。システムの機能を小分けにして開発していく点と、小分けにした工程ごとに発注者がチェックできる点は同じです。
スパイラルモデルはあくまで品質重視、アジャイル開発は速度重視といえるでしょう。
プログラミング工程においてできる限り小単位での実装とテストを繰り返すことで、後戻りの工数を減らせるというのがアジャイル開発のメリットです。
上記のような場合には、アジャイル開発が有効です。
以前は業務効率化を目指したシステム開発が大半を占めていたこともあり、要件定義の段階で設計が決まりやすい環境でした。
アジャイル開発の相談が可能な会社を探したいならリカイゼンにご相談ください!
お電話でのご相談は
03-6427-5422
ウォーターフォールモデルとアジャイル開発について説明してきました。どちらにするのか、それともスパイラルモデルのようなウォーターフォールモデルの進化系にするのかは、システムが目指すゴールによって変わってくるでしょう。
最近はアジャイル開発が主流になりつつありますが、改めてウォーターフォールモデルとアジャイル開発について手法の違いを見直してみましょう。
以前は主流であったウォーターフォールモデルは、今は古いから使えないのかというとそうではありません。どのような開発手法が最適なのかは、開発内容と現場、規模感などによって変わってくるものです。
ここでは、ウォーターフォールモデルとアジャイル型の開発の特徴や、それぞれのメリット・デメリット、何をしたいときにどちらを選択すべきかなどのポイントを説明します。より良い開発手法の選択にお役立てください。
また、開発手法など相談ができる開発会社一覧を見たい方は、「見積依頼が可能なソフトウェア・業務システム開発の会社一覧」をご覧ください。
企画段階からのご相談も受付中!気軽に相談できるプロをご紹介いたします。
受付時間:平日10:00〜18:30
1. ウォーターフォールモデルとは
代表的な開発手法の1つが「ウォーターフォールモデル」です。ウォーターフォールモデルは、以前はよく使われていた開発手法ではありますが、徐々に衰退しつつあります。
それでも、日本における大規模な開発現場では、ウォーターフォールモデルを採用しているところは少なくありません。
ウォーターフォールモデルの特徴
ウォーターフォールモデルは、具体的には下記のような手順で進めます。
ウォーターフォールモデルのメリット
スケジュール計画が立てやすく、人材を確保しやすい
また、システム開発のコストは工数によって決まります。IT業界の場合、工数の多くは人件費です。そのため、スケジュール計画と必要な人員がわかりやすいウォーターフォールモデルは開発費の見積算出がしやすく、また大幅なコストのズレも生じにくくなります。
システムの品質重視で進められる
ウォーターフォールモデルの問題点
開発中に要求が変化することが考慮されていない
しかし実際には、多くの発注者が要件定義の段階では実現したいシステムをはっきりと説明できません。ある程度開発が進んだ時点で「これじゃなかった」と言うことに気づくのです。また、昨今はビジネス変化が著しいため、世の中の変化に応じて開発中に要求変更がされる場合もあります。
結果的に、追加作業や無駄な作業が増えてしまいます。
顧客にサービスを提供するまでに時間を要する
また、かなり工程が進まないと発注者がシステムの全容を確認できません。途中の調整が難しいため、後になってから発注者と開発者の間で仕様認識の齟齬が見つかると多くの変更が発生します。
その結果、手戻りなどにより納期に間に合わなくなる恐れがあります。
工程を進めるなかでの後戻りが想定されていない
ウォーターフォールモデルのタイプ
ここでは3つのタイプを紹介します。
V字型モデル
これによりマイルストーンが設定でき、スムーズに開発が進められます。
プロトタイピングモデル
また、隠れたユーザー要件を抽出しやすくなり、開発の漏れが無くせる点もプロトタイピングモデルのメリットです。
スパイラルモデル
従来のウォーターフォールモデルと違い、「設計」〜「テスト」が小分けになっているため、途中での仕様変更にも柔軟に対応できます。
2.ウォーターフォールモデルでのシステム開発
ウォーターフォールモデル向きのシステム
さらに、たくさんの人員確保が必要になる大規模なシステム開発も、事前の計画が立てやすいウォーターフォールモデルが適しています。
ウォーターフォールモデルに不向きのシステム
ウォーターフォールモデルは、仕様変更や機能追加に時間がかかります。例えば、新しく作るWEBサービスのシステムなどは、途中で仕様変更が多くなると予想できます。そのようなシステム開発は、後に紹介するアジャイル開発のほうが向いているでしょう。
とはいえ、契約形態が請負型であったり、事前見積が必要な場合はアジャイル開発も難しくなります。スパイラルモデルにて、機能ごとにフェーズを分けて発注するなどの手法をとるとよいでしょう。
受付時間:平日10:00〜18:30
3. ウォーターフォール以外のシステム開発モデル
ウォーターフォール以外のシステム開発手法では、アジャイル開発が代表的です。
アジャイル開発
大きなステップとしては以下となり、2の項目を繰り替えすようなイメージです。
しかし、この2つは計画部分とリリース部分で違いがあります。
アジャイル開発の特徴
しかし、今はWEB系開発が主流になりつつあります。新規ビジネスの開発ともなると、なかなか要件定義の工程だけでシステム要件を100%固められません。
そこでアジャイル開発を採用し、実装とテストを繰り返すなかで仕様も固めていくケースが多くなっているのです。
アジャイル開発のメリット
アジャイル開発のデメリット
対応可能な会社を選定し、無料紹介致します。
受付時間:平日10:00〜18:30
4. ウォーターフォールモデル開発のまとめ
発注者と開発会社でしっかりと話し合い、どのようなシステム開発手法がそのプロジェクトにフィットするのか見極めが大切です。
希望するシステム開発はどのような手法がよいか、どのような開発会社に依頼すべきかお悩みでしたらリカイゼンにご相談ください!
リカイゼンでは、専任スタッフがご要望をお電話でお伺いしながら、希望に沿う開発会社の候補をご案内いたします。手法などがまだ決まっていないという場合でも、実現したいシステムについてお伺いしながらよりよい方法を選択いただけるようサポートしますので、お気軽にお問合せフォームよりご連絡ください。
ソフトウェア・業務システム開発の依頼先探しなら、
リカイゼンにおまかせください!
相談するだけ!プロがあなたにぴったりの会社をご紹介いたします!
ソフトウェア・業務システム開発の依頼先探しでこんなお悩みはありませんか?
- 会社の選び方がわからない
- 何社も問い合わせるのが面倒くさい
- そもそも依頼方法がわからない
- 予算内で対応できる会社を見つけたい
発注サポート経験豊富な専任スタッフが
あなたのご要望をお聞きし、最適な会社をご紹介いたします!
ご相談から会社のご紹介まで全て無料でご利用いただけます。
お気軽にご相談ください!
ソフトウェア・業務システム開発の
依頼先探しなら
リカイゼンにおまかせください!
相談するだけ!プロがあなたにぴったりの会社を無料でご紹介いたします!
まずはご質問・ご相談なども歓迎!
お気軽にご連絡ください。