BUSINESS TIPS発注担当者の方へ、発注成功の為のお役立ち情報

【アジャイル開発とウォーターフォール開発】タスク管理方法から適した開発手法を選ぶ

目次

【アジャイル開発とウォーターフォール開発】タスク管理方法から適した開発手法を選ぶ

システム開発を行うにあたり、大きく2つの開発手法があります。それは、ウォーターフォール型開発アジャイル型開発です。発注担当者として、果たしてどちらの手法を用いて開発を行うのが良いか、わからない部分もあるでしょう。
そこで、それぞれの手法のタスク管理を知ることで、どちらを選択すれば良いかを選択できるようにまとめました。
また、外注先をどのような視点で選定すれば良いのかも解説いたします。

アジャイル開発など開発手法も合わせてシステム開発に関してお考えなら、リカイゼンにご相談ください!
リカイゼンでは、熟練の専任スタッフがお電話でお話しながら希望条件などをあなたの代わりにまとめ、適したシステム開発の相談先候補を選定してご紹介いたします。
数多くのシステム開発会社の中から自社に合いそうな会社はどこだろうとお悩みの方は、ぜひご連絡ください!
手数料やサービス利用料などは一切かかりませんので安心です。

目次

1. ウォーターフォール型開発のタスク管理を知る

システム開発は長期にかけて行われます。工程ごとのタスクを確認することで、プロジェクトの全体像がわかりやすくなります。この項目では、従来のウォーターフォール型開発の際のタスク管理について説明します。

開発目的の明確化

システム開発を依頼する前に発注者がまずやることは、開発目的を明確にすることです。しかし、目的を明確にしようとする中でいつの間にか「目標」になってしまうことがある点です。
ありがちなことは、開発当初は例えば「営業効率を上げるために行動履歴から営業戦略サポートを行えるようにデータ事例を抽出しサポートする」というような目的があったにも関わらず、開発を進める中で開発へ神経が行ってしまうばかりに目的が「開発を終わらせること」というように変わってしまうことです。

そう言ったことにならないように、全員が納得できる内容を明確にして共有するようにしなければいけません。

発注担当者がこの工程で確認するべきタスク

  • ✔︎開発の「目的」と「目標」を混同しないようにそれぞれを明確にする
  • ✔︎社内の意見を集約し、それぞれが主体的に動けるようにプロジェクトの目的を共有する
  • ✔︎時にはトップマネジメント層からヒアリングを行う

開発範囲の決定

開発する範囲の意思決定を行う工程になりますが、発注担当者は開発会社へ依頼をするためにもRFP(提案依頼書)を取りまとめます。

発注担当者がこの工程で確認するべきタスク

  • ✔︎盛り込みたい機能を抽出する
  • ✔︎予算、納期等の条件を明確にする
  • ✔︎RFP(提案依頼書)を作成し、外注先候補へ配布

コンペ、契約、プロジェクト計画

複数社の開発会社へRFPを配布したら、各社からの見積もり及び提案を待ちます。

発注担当者がこの工程で確認するべきタスク

  • ✔︎コンペ開催もしくは個別に外注先候補へRFPを配布して提案を受ける
  • ✔︎外注先を決定したら契約書を締結
  • ✔︎契約を締結した外注先とプロジェクト計画を具体的に立てる

キックオフミーティング

プロジェクト計画が立てられたら、いよいよ開発のキックオフミーティングを行います。

発注担当者がこの工程で確認するべきタスク

  • ✔︎キックオフミーティングにて、プロジェクトメンバーの役割を確認
  • ✔︎全体スケジュールの確認
  • ✔︎各担当の成果物の確認

要求定義、要件定義

発注者側から要求定義を行い、それをもとに開発会社では要件定義を行います。これはRFPの内容をもとに具体的に要件が詰められることになります。

発注担当者がこの工程で確認するべきタスク

  • ✔︎開発会社が要求定義をもとに要件を明確化する
  • ✔︎開発会社は要件定義書を作成する
  • ✔︎開発会社から発注者へ要件定義書のレビューを行う

システム設計

要件定義をもとに、システム化するために具体的な設計を行います。ここでは、インフラ周り、プログラム設計、データベース設計、データ移行等が発生する場合は移行設計含めて設計を行います。

発注担当者がこの工程で確認するべきタスク

  • ✔︎外部設計でインタフェースを決定
  • ✔︎内部摂家でプログラム設計を行う
  • ✔︎データ移行がある場合は、発注側で準備する

実装(プログラム開発)

システム設計書をもとにプログラム開発を行います。途中、仕様確認等で開発会社から発注者へ問い合わせも考えられる工程です。

発注担当者がこの工程で確認するべきタスク

  • ✔︎開発の進捗確認を行う
  • ✔︎ソースコードが規約に基づいているかの確認を行う
  • ✔︎ソースコードに必要なコメントが付加されているかの確認を行う

稼働準備

最終の受け入れテストでは、サーバ、ネットワーク設定を行いリリースの準備を行います。

発注担当者がこの工程で確認するべきタスク

  • ✔︎新システムで使うハードウェア等を準備する
  • ✔︎エンドユーザー教育を開始する
  • ✔︎社外の顧客へ新システム稼動の案内を行う

テスト計画

開発の後半では、テストを行います。テストは、単体テスト、結合テスト、受け入れテストとありますが、発注者は基本的には結合テストあたりからが出番です。特に受け入れテストでは発注者が主役となりますので、実際にシステムを使う部署のメンバーなどにも確認してもらうように事前にスケジュールを組んでおく必要があります。

発注担当者がこの工程で確認するべきタスク

✔各テスト段階でテスト項目を作成し、テスト結果をまとめて提出してもらう

納品、運用保守体制稼働

受け入れテスト後、修正等も完了したらいよいよ納品し、リリースを行います。
リリース後は、運用・保守になりますので、どのような体制で稼働するか確認を行います。

発注担当者がこの工程で確認するべきタスク

  • ✔︎受け入れテストを完了後、納品指示を出す
  • ✔︎運用、保守体制の確認を行う
  • ✔︎運用、保守の依頼を行う

2. アジャイル型開発のタスク管理

従来のウォーターフォール型開発とは違い、アジャイル型開発では開発中に細かくコミットされている段階でテストと納品を繰り返します。

アジャイル型開発フロー

  • ①プロジェクト要員の選別
  • ②開発する「目的」を優先し、開発全体を細かく分類
  • ③「目的」達成のために最適な「目標」をピックアップして開発に着手
  • ④「目標」とした機能の要件定義、実装、テスト、修正、完成を行う
  • ⑤テストで発注者が加わり、開発側へフィードバック
  • ⑥完成した機能を「目的」から評価、次の「目標」を決定

3. システム開発の外注先選びのポイント解説

ウォーターフォール型、アジャイル型のタスク管理を見て、そのプロジェクトの進め方の大きな違いをご確認いただけたでしょうか。
開発会社によって、この開発手法ごとにウォーターフォール型を得意としている、アジャイルを得意としているというタイプは分かれることも多いため、進めていきたい開発手法があればそれを想定して外注先候補を選ぶ方がよいでしょう。
また、ウォーターフォール型とアジャイル型とでは、プロジェクトの進め方が異なるため、同じシステム開発と言えども費用感は異なってきます。
極端に言えば、アジャイル開発の方は作って直しての繰り返しになるので、開発スパンが長期に考えられるプロジェクトに向いているかと思います。
システム開発を依頼する際に、外注先選びをする際、価格だけで決めたり、実績だけで決めたりしている方がいらっしゃいますが、可能であれば全体を点数化してバランスの良い会社を選定されることをオススメします。

システム開発において理想的な外注先は、プロジェクトの各工程で進捗状況や課題となっていることを発注側にも共有してくれる会社になります。より良いシステムづくりを行うために、プロジェクトの途中段階で発注者の意見を開発へ生かしてくれようとする会社は、なかなか多くはありません。
これは、プロジェクトマネージャの力量に左右される部分でもありますので、外注先選びの際は、誰がプロジェクトマネージャになるかを確認して面談しておくことも一つの方法です。

プロジェクト進行で、うまく行っていることも問題があることも、包み隠さず、且つ不安にはさせることのないようなコミュニケーション力で対応してくれる開発会社が外注先として選ぶべき会社と言えそうです。

アジャイル開発での開発手法を得意とする開発会社を探すならリカイゼンにご相談ください。
リカイゼンでは、100社以上の厳選システム開発会社の中から、希望条件にマッチする開発会社を絞り込んで無料紹介いたします。企画段階、まずは全体感の相談からというような内容も承っていますので、お気軽にご相談ください。

4. まとめ

ウォーターフォール型開発とアジャイル型開発で、発注者が知っておくべきタスクに関してまとめてきました。また、どのような外注先を選ぶのが良いかも説明しました。
システム開発は、長い期間に渡って行われますので、なるべくならストレス無く進行できることが望ましいでしょう。技術力や費用面だけでは無く、コミュニケーション力や提案力、裏付けのある実績など総合的な判断で外注先を選び、スムーズなシステム開発ができるようにしましょう。発注者は、各工程のタスクを把握して、発注者側の確認漏れなどでスケジュール遅延が発生したりすることのないような動きが必要です。

アジャイル開発
費用や依頼方法のモヤモヤを解消しよう!

ざっくり希望を書くだけで、発注サポート経験豊富な専任スタッフが、 あなたに変わって無料で見積取得を行います!
企画中の相談や金額だけが知りたい場合でもご利用いただけます。

サポートデスク
お急ぎの方はお電話で 03-6427-5422
受付:平日10:00〜18:30

ソフトウェア・業務システム開発依頼先探しなら、
リカイゼンにおまかせください!

相談するだけ!プロがあなたにぴったりの会社をご紹介いたします!

かんたん3ステップ
お急ぎの方はお電話で 03-6427-5422
※サポートデスク直通番号
受付時間:平日10:00〜18:00

ソフトウェア・業務システム開発依頼先探しでこんなお悩みはありませんか?

お悩み
  • 会社の選び方がわからない
  • 何社も問い合わせるのが面倒くさい
  • そもそも依頼方法がわからない
  • 予算内で対応できる会社を見つけたい

発注サポート経験豊富な専任スタッフが
あなたのご要望をお聞きし、最適な会社をご紹介いたします!
ご相談から会社のご紹介まで全て無料でご利用いただけます。
お気軽にご相談ください!

ソフトウェア・業務システム開発
依頼先探しなら
リカイゼンにおまかせください!

相談するだけ!プロがあなたにぴったりの会社を無料でご紹介いたします!

サポートデスク

まずはご質問・ご相談なども歓迎!
お気軽にご連絡ください。

この記事の監修
リカイゼン サポートデスク 
吉田・新町
BtoBマッチングサービスであるリカイゼンにおいて、発注企業からのご相談のヒアリング、企業選定のフォローなどを行う部門の担当です。出展企業であるシステム開発やWEB制作、クリエイティブ制作会社ともコミュニケーションを取りながら、年間数百件の受発注のサポートを行っています。

ソフトウェア・業務システム開発の関連記事

なぜプログラミング言語はこんなに多い?各言語の特徴を徹底解説!

なぜプログラミング言語はこんなに多い?各言語の特徴を徹底解説!

プログラミング言語は、システム開発するために欠かせない技術の一部ですが、 以下の疑問を持ったことはないでしょうか? ・「プログラミング言語はこんなに多いけど、どれを選べば良いの?」 ・「そもそも何でこんなに種類が多いの?」 ...

アプリのDIY?~BeelineStore~

アプリのDIY?~BeelineStore~

このアプリ。こんな場面に、あの仕事に使えそうだな 株式会社ビーラインが運営する『Beeline Store』では 「日常が少し楽になる」「使い方次第で様々なシーン」に応用できるアプリを提供しています。 *掲載しているアプリは...

東京都荒川区ソフトウェア開発会社10選

東京都荒川区ソフトウェア開発会社10選

東京都には、約1万5000社ほどのソフトウェア開発会社があると言われています。今回は、東京都荒川区エリアに拠点を持つソフトウェア開発会社を紹介します。 荒川区は、地域社会との強い結びつきがあり、地元企業や住民...

東京都北区にあるソフトウェア開発会社10選

東京都北区にあるソフトウェア開発会社10選

東京都には、約1万5000社ほどのソフトウェア開発会社があると言われています。今回は、東京都北区エリアに拠点を持つソフトウェア開発会社を紹介します。 北区は、都心部や主要エリアへのアクセスが容易であり、また中...

東京都足立区のソフトウェア開発会社10選

東京都足立区のソフトウェア開発会社10選

東京都には、約1万5000社ほどのソフトウェア開発会社があると言われています。今回は、東京都足立区エリアに拠点を持つソフトウェア開発会社を紹介します。 足立区は都心部からやや離れていますが、その分低コストでオ...

記事を探す

キーワードで探す

カテゴリーで探す