ソフトウェアとハードウェアの違い・関係性を解説
- [更新日]2023/05/25
- [公開日]2014/03/13
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目次
ソフトウェアとハードウェアの違い・関係性を解説
ハードウェア開発やソフトウェア開発を行う際はあらかじめハードウェアとソフトウェアの性質の違いを理解しておく必要があります。それぞれ明確な違いがあるので、理解しておくとよりスムーズに開発に繋がるからです。
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ハードウェアは実体を持ち、目に見える機器のことを指します。PC本体、キーボード、スマートフォン、ゲーム機器などのあらゆるものがハードウェアに該当するのがポイントです。このハードウェアが無い限り、PCで作業することやスマートフォンで調べることもできません。
ここからはハードウェアとソフトウェアの詳細や違いについて細かく解説するので、ハードウェア開発やソフトウェア開発の知識を付けたいという場合は是非、ご参考にしてください。
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1. ハードウェアとソフトウェアの違い
ハードウェアとは
人間の体に例えると腕や足など動作を行うものそのものです。ただ、ハードウェアは腕や足と同様にそのままでは動きません。中に司令塔となるものが存在しないからです。そこで、司令塔となるソフトウェアが存在して初めて動作するのも特徴的です。そのため、ハードウェアはハードウェア単体で存在していても使えないということは、あらかじめ理解しておきましょう。
実際に例としてPCと関連性の深いハードウェアの役割を示すと下記のようになります。
ソフトウェアとは
コンピュータを構成する電子回路や周辺機器などの物理的実体を持つものをハードウェアと呼びます。その一方で、ソフトウェアは物理的実体を持たないのが特徴です。日本語では「ソフト」とも呼びます。
実際にソフトウェアとは、コンピュータを動作させるための手順や命令を、コンピュータが理解できるプログラミング言語で記述されたものを指します。例えば、OSなどのハードウェアに命令を下す基本ソフトウェアや、マイクロソフト社のWordやExcelなどのワープロソフトや表計算ソフトが代表例です。
特にOSはハードウェアの司令塔となって動作に関する命令を下す部分なので、非常に重要度の高いソフトウェアとなっています。OSが無いとPCそのものが機能しないので、動作には必須と言えるでしょう。OSの代表例としてはWindows、Mac、Linuxなどが挙げられます。いずれのOSも性能が非常に高く、世界で幅広く活用されているのが共通点です。
さらに、WordやExcelなどのソフトウェアがもし存在しないと、書類作成やデータ分析などもできないのが特徴的です。ハードウェアだけあったとしても、その中身に当たるソフトウェアが無い限り作業の実行が不可能です。そのため、ハードウェアと変わらない非常に高い重要性があることが理解できるでしょう。
ソフトウェアには無償でダウンロードできるものもあり、近年では実用性も上がってきています。自社の目的や予算に合わせて最適なソフトウェアを導入することで、業務効率の工事にも繋げられるでしょう。
また、ソフトウェアを開発する場合はシステムソフトウェアとアプリケーションソフトウェアの2種に分かれることがほとんどです。実際にシステムソフトウェアとアプリケーションソフトウェアの違いは下記の通りになります。
- ● システムソフトウェア
- 電子機器などの基本的な制御や管理を行うために必要不可欠なシステムソフトウェア。OSなどのシステムがここに含まれる。
- ● アプリケーションソフトウェア
- 資料作成や分析など目的を達成するために使われるソフトウェア。企業で使われることの多い勤怠管理システムや顧客管理システムなどもここに含まれる。
これらの違いを理解しておくと自社でシステム開発を行う際に役立ちます。自社に必要なシステムはどちらに当たるのかあらかじめ把握しておきましょう。
ハードウェアとソフトウェアの違い
ハードウェアとソフトウェアの違いは実際に下記のように表せます。
- ● ハードウェア
- 実際に目に見えるもの。ディスプレイ、キーボード、マウスなどが該当する。ハードウェア単体では中に司令システムが無いので機能しない。ソフトウェアと組み合わせて初めて使えるようになるのがポイント。
- ● ソフトウェア
- 目に見えないもの。OS、Word、Excelなどが該当。実際にソフトウェアが無いとハードウェアは機能しないので重要度は非常に高い。また、Word、Excelといったツールも該当するのでソフトがないと作業自体もできないのが注意点となる。
PCを正常に動かして作業を行うためにはハードウェアとソフトウェアの両方が必要です。どちらかが欠けてしまっているとそもそもPCとして正常に機能しないので、どちらの優先順位が高いということはありません。ハードウェアとソフトウェアは全く性質の異なったものになりますが、その違いを把握しておき、理解度を深めましょう。
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2. ハードウェアとソフトウェアの関係
ハードウェアとソフトウェアには深い関係性があり、この関係性を理解することでさらにハードウェアとソフトウェアの理解度が高まります。実際に基本的な知識となるので、システム開発を行う際は覚えておくと便利です。
ここからはハードウェアとソフトウェアの関係について複数の視点で解説するので、1つずつ確認しましょう。
ハードウェアに対してソフトウェアを変更できる
ハードウェアに対して、ソフトウェアを変えることで機能を変更することができるのが特徴的です。そのため、ハードウェアに縛りを受けずにソフトウェアを使うことができるので自由度が高まります。
具体例としてはゲームとゲームカセット(ソフト)、PCとアプリケーションソフト(WordやExcelなど)の例が挙げられます。ゲーム機やPCに対して自分の使いたいソフトウェアを自由にダウンロードして使用できるので「どれか1つのソフトウェアしか使えない」という状況にはなりません。
また、実際に使用しているソフトウェアにはパッチを当てたり、アップデートを行ったりして改良を加えることが可能です。ソフトウェアにはバグや不具合が発生することもあるので定期的なアップデートは必須と言えるでしょう。もちろん、パッチ適応やアップデートしたからと言ってハードウェアを変える必要はないので余計な手間はかかりません。
さらにソフトウェアの中には営業管理ツールや基幹システムなど自由に自社に合わせたカスタマイズができるソフトウェアもあります。もちろん、これらのソフトウェアもハードウェアを変えることなくカスタマイズできるので非常に便利です。
ハードウェアを変えてもソフトウェアを起動することができる
PCだとMacとWindowsは違いますが、WordやExcelなどの同じ機能をもつソフトウェアを使用することができます。そのため、ハードウェア間でもスムーズにやり取りができるため作業をする際に非常に便利です。ただ、OSが異なるので使用感が異なるという点に関しては注意が必要です。
また、ソフトによっては各ハードウェアで動かせるよう、指定のシステムを組むことが求められる場合もあるので注意しましょう。システムを組まない限り正常に動作しないことが多いので良く確認する必要があります。
さらに、PCは精密機器なので正しい手順であればハードウェアを細かく組み替えても動作しますが、組み換えミスなどがあると正常動作しなくなるので、その点においても注意しましょう。マザーボードやCPUの組み換えが上手くいかず、正常に動作しなくなると言ったパターンは珍しくありません。
また、ハードディスクの中身を無暗に消さないなど繊細な扱いが求められます。ハードウェアは精密な部分が多いので粗雑に扱わないようになるべく長く使えるように心がけましょう。
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3. ハードウェアとソフトウェア、外注先は違う?
ハードウェア開発とソフトウェア開発は大きく性質が異なるので、発注先も当然異なります。それぞれの発注先を理解しておくことでよりスムーズな発注に結び付き、トラブルを避けてシステム開発を行うことが可能です。
ここからはそれぞれの専門性の違いや、発注すべき企業の傾向などをまとめて解説するので、より自社に相応しい発注先を選定する際のヒントにしてください。
専門性が違う
ハードウェアとソフトウェアは、先述したように実体を持つものと持たないものという相違点があるので、専門性によって外注先の企業が分かれます。そもそもの実体の機械を作るときは、組込み系・制御系と呼ばれるもので対応され、ソフトウェアはソフト開発になるので使用する言語も異なる点に注意が必要です。
実際に組込み系・制御系開発、ソフトウェア開発の違いは下記の通りになっています。
- ● 組込み系・制御系開発
- 使用するプログラミング言語は「C」「C++」「Java」が多い。PCに限らず携帯電話やスマートフォン、テレビや洗濯機といった組み込まれたシステムを開発する。
- ● ソフトウェア開発
- 使用するプログラミング言語はPython、Java、C++、C#など多岐に渡る。Webシステムやサービスに関する開発が多くなっているのが特徴的。システムに関してはWebブラウザで動くものや本格的なアプリ開発など様々。
組込み系・制御系開発、ソフトウェア開発は大きく性質が異なっており、自社で開発を行う際は細かく選定する必要があります。自社の開発にどちらが適しているのかしっかりと見極めた上で依頼の相談をすることがおすすめです。
ハードウェア開発
ハードウェアを開発する場合は、ハードウェア自体を制御する開発と、中で動くソフトウェアの開発の両方をできる会社を探す必要があります。ハードウェアはそもそも実体を伴うので、実体物はどのようなものにするのかなども社内で検討しましょう。
依頼する際に詳細にイメージができていない場合は、質の高いハードウェア開発に結び付かないので注意が必要です。さらに、ハードウェア開発ではソフトウェア開発と異なり様々な使用部品もあるため、部品調達含めて対応・相談が可能な会社を探すことも求められます。
なるべくデバイスや機器の開発経験実績が豊富にある企業を選ぶのも重要です。実績があれば安心して依頼できる上に、より品質の高い組込み開発が可能になるので自社にとって使いやすいハードウェア開発に繋がります。
この様に様々な視点でバックアップしてくれる会社でない限り、外注していて不便さを感じることも多いので注意しましょう。より利便性を高めるためにも細かい部分までこだわりぬいて会社を選ぶことが大切です。
ソフトウェア開発
ソフトウェア開発は、ハードウェア開発と比べて対応可能な開発会社の数が圧倒的に多いです。だからこそ、慎重な検討が求められます。中には対応面や実績に優れていない企業もあるので、より細かく調査した上で外注を依頼することが重要です。
外注の相談を行う場合は基本的に何で動かしたいのか(ハード:PC,スマホ、ゲーム機など)を決めた上で、どのようなことができるようにしたいのかを相談するとベストです。そうすることで受注先も開発のイメージが湧きやすくなり、より効率的な開発に結び付きます。
使いたいハードに応じて得意な開発会社が異なることも多いため、使用するハードを決めた上で開発会社を探すことが前提になります。また、システムやアプリの開発を外注する場合は、どういったサービス開発を得意としているのか確認することも重要です。開発会社ごとに得意なサービス開発が異なるので比較検討をした上で細かく確認していきましょう。
自社の開発したい分野と受注側の得意分野が噛み合っていると、より質の高いサービス開発に結び付きます。ミスマッチを起こさないためにも、ソフトウェア開発においても外注先選定は慎重に行いましょう。
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