DX支援開発(AI、IoT、5G)の発注の基礎を解説!
DX支援開発(AI、IoT、5G)に関する発注・見積もり・相場に関するポイントをまとめた記事コンテンツです。
初めて発注業務を行う方、どのように会社に依頼をしたらよいかお悩みの方はぜひご覧ください!
大手事業会社
食品・飲料
20,000,000円~30,000,000円
【背景と実施概要】
新規事業開発部署で、陸上養殖事業への参入を検討されており、魚の養殖に関わる様々なデータ管理と効率的に活用することが、収益化、差別化の観点から重要だと結論づけられていました。当社にシステム開発のロードマップ作成をご依頼いただいており、それに継続してシステム設計および開発もご依頼いただきました。
【システム概要】
工場に水槽を設置し、そこで魚を飼育します。水槽には温度や酸素濃度等様々なセンサーが設置され、リアルタイムにデータを取得します。また、アンモニア濃度などセンサーでは測定できないデータもあるため、作業員が手動で測定したデータも収集します。これら飼育に関係する様々なデータをクラウドに集積し、工場の飼育環境を可視化したり、ビッグデータ解析で最適な飼育条件を探したりできる様にすることが、システム化の目的です。工場は1つではなく、また一つの工場内に複数の水槽が設置され、様々な種類の魚を同時並行で飼育します。また、将来的にはこのシステムを他の事業者にプラットフォームとして提供する構想であるため、データの管理方法も工夫が必要になります。
【進め方】
養殖ビジネスは、お客様にとって新規事業であり、どの様な業務オペレーションになるか、どの様なセンサーを設置すべきかが確定していませんでした。そのため、完全な要件定義を事前に決めることができないため、アジャイル型の開発を提案し、実施しました。これは、比較的小さなサイクルで目標を設定して、設計、開発、テスト、振り返りをこまめに何度も繰り返すことで、最終的なシステムに仕立てる開発手法です。検討状況に応じて目標を変更、再設定できるため、柔軟なシステム開発が可能なのが特徴です。
飼育を研究している作業員へのヒアリングや、センサー装置の設計部門、ビジネス検討チームと密な議論を繰り返しながら、システム設計を見直しながら、クラウドシステム、飼育員が現場で利用するアプリ、事務所や遠隔オフィスで状況を一覧するダッシュボードアプリなどを開発しました。
本案件はまだ継続しており、次年度の事業化(収益化)を目指し、開発を進めています。
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