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【10分で分かる】ITによって変わる農業の未来

目次

【10分で分かる】ITによって変わる農業の未来

テクノロジーの発展が急速に進む昨今、様々な領域でITの活用が進んでいます。

農業分野においてもアグリテックという文脈でIT化が進んでいます。

今回は私達が生きて行く上でなくてはならない野菜や穀物を育てる農業分野において、ITがどのように活用されていくのか、そしてどのような変化があるのか。
今回はそんな「IT×農業」について解説していきます。

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現在の農業の実態は

では、現在の日本の農業はどのような実態なのでしょうか。

新規参入が難しい

よく都会に住むサラリーマンが脱サラして、田舎に引っ越し、農業を始めるといった話をテレビで見かけますよね。

ただ、実際に0から農業を始めるのはかなりハードルが高いです。
まず、なんといっても野菜を植えるための農地を確保することが非常に難しいです。

親戚が土地を持っていたり、田舎になんらかのコネがなければ農地を確保することはかなり難しいです。
もし農地を確保できたとしても今度は水利権の問題があります。

更に、農業を始めるための農具や機械を揃えて農業を始めたとしても、すぐに収入が発生するわけではありません。
その他にも、ビニールハウスなどの維持費であったり、地域コミュニティでの付き合いであったり、様々な問題があります。

農業に従事する人の減少

上述したように、農業に新規で参入することはかなり難しい一方で、農業を離れるいわゆる「離農者」は年々増加傾向にあります。

農家の平均時給は約1000円と言われており、決して高いとは言えません。

更にかなり重労働であることから、農業をやめて別の道で生計を立てる人が増えています。
また、農業関係者の高齢化も深刻であることから、病気や老化で止むを得ず、農業の経営を諦める人も多くいます。

ITによって課題を解決する事ができる

上述したように日本の農業には様々な課題があります。

そういった課題に対して、IT、AI、IOT等の技術を活用して、解決しようという動きが「スマート農業」です。 農林水産省主導で行われているこの動きは日本の農業を大きく変える可能性があります。

スマート農業のメリット

スマート農業を導入することで様々なメリットがあると言われています。

肉体的負担の軽減

ロボットを活用することで、収穫作業や運搬作業などの肉体的負担が大きい作業や危険な作業を人がする必要がなくなります。

また重労働による負担が軽減されることで、女性や高齢が農業に参加しやすくなります。

生産量の増加

今までは全て、人が行っていた作業をロボットが代替することで、悪天の場合であったり、長時間の作業が可能になります。

また、これまで人であれば開拓することが出来なかった農地にも拡大できる可能性があるため、結果として生産量の増加を見込むことが出来ます。

情報共有の簡易化

作業の記録をデジタル化することで今まで暗黙知で行われていたコツや経験則を熟練者でなくても素早くキャッチアップすることが可能になります。

よって、集団で営む農家の生産性を向上に寄与することが出来、新規参入のハードルを下げることが出来ます。

国からの補助金

スマート農業は農林水産省主導で推進されていることもあり、国が設置する補助金制度があります。

スマート農業総合推進対策事業のうち農林水産業におけるロボット技術安全確保検討事業に係る公募

ドローン等の小型の無人航空機の使用や、ロボット農機を使用した自動走行を導入する際に安全性の確保を徹底するためのルール作りを支援する事業です。

参考文献: 令和2年度スマート農業総合推進対策事業のうち農林水産業におけるロボット技術安全性確保策検討事業に係る公募について:農林水産省

次世代につなぐ営農体系確立支援事業のうちデータ駆動型農業(グリーンハウス展開推進)

野菜等の安定した供給に貢献し、所得の向上や地域の雇用創出が期待される施設園芸(スマートグリーンハウス)への転換をサポートするための事業です。

参考文献: 令和2年度次世代につなぐ営農体系確立支援事業のうちデータ駆動型農業(スマートグリーンハウス展開推進)の公募について:農林水産省

実際のスマート農業の事例

農業用ドローンによる農薬や肥料の散布

現在急速に普及が進んでいるドローンは様々な利用方法が考えられます。

農薬の散布は非常に重労働であり、従来の無人ヘリコプターを使用するとかなりのコストが掛かります。
農業用ドローンを活用することで、農薬の散布を省力化、効率化することが可能になりました。

アプリを利用し、データの見える化

スマートフォンで使用できるアプリの中には売上管理や農業日誌、農薬の検索・散布、気候状況まで農作業における様々な情報の管理をすることが出来るものがあります。

データをしっかりと管理し、農作業の「見える化」をすることで、人的リソースや時間コストなどを最適化することができるため、経営的にも改善を図ることが出来るます。 例えば、Agrihub(アグリハブ)などがあります。

センシング技術

センシング技術とは農園にセンサーを設置し、温度や湿度などの農業に関わる様々なデータを遠隔で管理することが出来る技術です。

センシング技術を活用することで、遠く離れた農園にわざわざ時間をかけて状況を確認しに行く必要がなくなります。
また、蓄積したデータをAIを使って分析することで収穫量などを予測することが出来ます。

まとめ

いかがだったでしょうか。

今回はスマート農業に代表される農業によるITの活用を解説しました。

ITは今回の農業だけではなく、様々な業界で今まで人が担っていた単純作業や危険な仕事を代替することが出来ます。

言い換えると、既存の文化や風習が色濃く残っている業界にはIT化によって大きく変える可能性があるのでビジネスチャンスが眠っています。
皆さんも身近なところでIT化ができるところはないか日々考えながら過ごして見てはいかがしょうか。もしかしたら大きなチャンスが眠っているかもしれませんね。 最後までお読みいただきありがとうございました。 「ITツールの導入を考えているけどなにから始めればいいのかわからない」
「業務効率化したいけど、どのツールを使えば良いのかわからない」

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この記事の監修
リカイゼン サポートデスク 
吉田・新町
BtoBマッチングサービスであるリカイゼンにおいて、発注企業からのご相談のヒアリング、企業選定のフォローなどを行う部門の担当です。出展企業であるシステム開発やWEB制作、クリエイティブ制作会社ともコミュニケーションを取りながら、年間数百件の受発注のサポートを行っています。

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