課題を解決することが最大のテーマ

企業の知名度が上がらない。売り上げが上がらない。Webサイトの雰囲気がイマイチ……。それぞれの企業が、何かしらの課題を抱えていると思います。

弊社（Grow Group株式会社）のテーマは「課題を解決すること」。

ここでは、弊社がWebサイトの制作・運用やシステム開発、カタログなどのデザインを通じて、どのようにしてそれらの課題にお応えしているかを紹介させていただきます。

――ブランディングを確立するWebサイトのリニューアル――

クライアントはシルクを中心とした繊維会社「株式会社 長谷川商店」様。ご依頼いただいたのは、企業Webサイトと、海外向けECサイトの制作・運営でした。

長谷川商店様は海外の展示会などにも出展しており、知名度は決して低くありません。しかし、それでもまだ十分にブランドを伝えられていないという課題をお持ちでした。「当社は繊維のプロである」ということをさらに周知させるにはどうしたらよいのか、というご相談です。

同社はご依頼をいただく以前からWebサイトをお持ちでしたが、この課題が達成できておらず、また、デザイン面にも不満をお持ちとのことでした。

海外向けECサイトの制作も大きなテーマですが、メインはあくまでブランディング。ブランド力を高めることは、重要なマーケティング戦略のひとつです。とくに、長谷川商店様のように歴史や実績、実力のある企業にとっては、欠かすことができません。

Webサイトを通してブランディングを達成するには、コンテンツ（内容・構成）を考えることが重要です。

「どうしたらブランドのよさが伝わるのか？」

「商品をたくさん紹介すれば伝わるのだろうか？」

たどり着いた考えは、「どのようにして製品がつくられているのか」という、根本の部分まで落とし込んで紹介することでした。併せて、企業の歴史や製造設備の紹介など、信頼感を高めるためのページを制作することも提案しました。

具体的には、「会社案内」のページ上で、原料から製品ができるまでの工程を動画で紹介。加えて、ギャラリーで設備を紹介しました。繊維業界全体を見渡しても、これだけの最先端設備が揃っているところはそうそうありません。そのことは、見る人が見ればすぐにわかります。それがクライアントへの信頼感につながるわけです。

同じく「会社案内」の「HASEGAWA ヒストリー」というページでは、創業から現在までの歴史を、写真を交えて紹介しました。テキストがかなり長くなってしまいますが、クライアントのことを本当に知りたい人であれば読んでくれるはずだと考えました。

――ECサイトへの流入をアップする――

海外向けECサイトについては制作のみを請け負いましたが、国内ECサイトであれば、流入を増やす提案・業務も行なっています。

もっとも簡単で、誰でも可能なのは広告ですが、ただ単に出広すればよいというものではありません。SNS（フェイスブックやツイッターなど）、リスティング広告（検索サイトのリストに表示）など、Web広告にはいくつかのタイプがあります。また、近年は「リマーケティング（サイトリターゲティング）」と呼ばれる、訪問者を追跡して継続的に広告を表示する「追跡型広告」も注目されています。弊社では、ターゲットに対してどれがもっとも効果的なのかを考えるところから始めます。

次に、効果的な出広の方法を考えます。

たとえば、フェイスブック広告ではキーワードではなく、ユーザーのセグメント（年齢、性別、興味・関心など）を設定します。一方、リスティング広告ではキーワード設定が重要です。長年の経験で、どんなキーワードが望ましいかを理解してはいますが、実際に設定し、効果を見ながら変えていく必要があります。

集客のためには、ただ出広するだけでなく、継続的にその効果をチェックし、効率を高めていくことが大切です。ターゲットの属性によっては、チラシなどを併用することも効果的になります。弊社ではWebに限定せず、さまざまな提案を行なっています。

――Webサイトの見た目だけでは課題は解決しない――

現実的には、多くのクライアントが、Webサイトの見た目（デザイン）を変えたいという希望をもって弊社に依頼されます。

しかし、それが課題の解決につながらないこともあります。極論すれば、デザインの変更が課題解決に直結することは、まずありません。

弊社は、Webデザイン変更の依頼をいただいた場合でも、十分なヒアリングを行ない、クライアントが抱える本当の課題を明確化するように心がけています。

クライアントは、Webサイトをカッコよくしたいだけではなく、「なぜカッコよくしたいのか？」という理由をお持ちなのです。

その「なぜ」、すなわち課題によっては、Webサイトのデザインをカッコよくする必要がないケースすらあるのです。

Webサイトの更新が前提にあって、それに付随するかたちで「ブランド力を上げたい」「もっと集客したい」という希望をおっしゃるクライアントは多いのですが、実は逆で、ブランディングや集客のために、Webサイトをどう変えていくかが大事です。

デザインをカッコよくするのはひとつの手段にすぎません。コンテンツを見直す、パンフレットやチラシをつくる、さらにはサービスロゴを作成するなど、課題解決にはさまざまな方法があるのです。

課題をお持ちであればもちろんのこと、課題が明確になっていない場合でも、弊社にご相談いただければ、課題の明確化から解決まで、もっとも効果的と考えられる手段で解決に導くことが可能です。

株式会社長谷川商店HP

https://www.hsgwc.co.jp

海外向けECサイト

http://www.silkhasegawa-international.com