【開発環境のクラウド化】メリット・注意点や代表的なサービス、オススメ開発会社8社を紹介
- [更新日]2023/06/02
- [公開日]2022/03/04
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目次
【開発環境のクラウド化】メリット・注意点や代表的なサービス、オススメ開発会社8社を紹介
自社でITシステムを開発する際に、自社内に開発環境を用意するとコストや手間がかかってしまうため、お悩みの方は多いのではないでしょうか。サーバーやネットワーク環境、プラットフォームやソフトウェア、ツール類などが必要になるため、コストや手間がかかります。 開発環境をクラウド化すればこれらの手間はなくなり、より安いコストで開発を行うことが可能です。ここでは、開発環境をクラウド化するとはどういうことか、メリットや注意点、クラウド化されたサービスの代表例などについて解説します。
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開発環境をクラウド化する場合、レベルが異なるSaaS・PaaS・IaaSの3種類のサービスから選ぶことになります。
利用者のスキルレベルや保有している開発環境により、適したサービスが異なります。 ここでは、クラウドサービスの3つの種類についてご説明しましょう。
なお、そもそもクラウドってどういうもの?ということが知りたい方は、「クラウドとは?仕組みや導入するメリット・デメリットをわかりやすく解説」、SaaS・PaaS・IaaSについて詳しく知りたい方は、「SaaSの7つのメリットと3つのデメリット|PaaS・IaaSとの違いも解説」をご覧ください。
この表を見てもわかるとおり、SaaSはソフトウェアまで、PaaSは開発環境まで、IaaSはハードウェア・ネットワークまで操作できるスキルが必要です。
必要な環境や要素、カスタマイズしたい部分、社員が持つスキルなどによって、サービスを選択しましょう。
クラウドの逆の概念はオンプレミスです。
クラウドがインターネットを介してサービスを利用するのに対し、オンプレミスは自分の端末や自社サーバーに環境を保有することを指します。
クラウドとオンプレミスの違いを、以下の表で比較してみましょう。
クラウド環境のもっとも大きなメリットが、初期費用の安さと導入までの早さです。
一方、オンプレミスの場合は導入までの費用が高い反面、自由にカスタマイズできるというメリットがあります。
ここでは、開発環境をクラウド化することによるメリットについて詳しく解説しましょう。
自社のパソコンやサーバールームに環境構築する必要がないので、サーバーやソフトウェアなどの購入費用は不要です。
そのため、開発環境構築のコスト削減につながります。
開発環境を自社で用意する必要がないということは、導入が簡単で運用の手間もかからないということです。
ハードウェアやネットワーク環境、ソフトウェアのアップデートなどの管理はすべて運用会社がやってくれます。
開発環境を拡張する場合、オンプレミスだとサーバーやCPU増設、ソフトウェアの追加購入などをすれば自由にできますが、非常に手間がかかります。
一方、クラウド環境の場合は、追加料金は必要ですが管理画面で簡単に拡張可能です。
オンプレミスの開発環境では、セキュリティの問題で社内からしかアクセスできないことが多いです。
一方、クラウド環境なら、インターネット環境さえあればどこからでも利用できます。
そのため、社員同士が共有しやすく、リモートワークにも適しています。
開発環境をクラウド化すると多くのメリットを得られますが、一方で注意点もあります。
導入前に注意点についても理解しておきましょう。
カスタマイズは管理画面から簡単に行えますが、自社のオンプレミス環境のように自由にカスタマイズできるわけではありません。
設定されている範囲内でしかカスタマイズできないので、契約時にどこまでカスタマイズできるのか確認しておく必要があります。
クラウド環境の良いところは、初期費用が安く、必要なのはランニングコストのみという点です。
しかし、大規模な環境を長期間利用すると、トータルで見るとオンプレミス環境よりもコストが高くなる可能性があります。 導入計画時にトータルコストを見積もり、オンプレミスとクラウドのどちらが良いか確認することが重要です。
また、使っていくうちにリソースが膨らんだ場合は、オンプレミスへの移行を検討する必要があります。
ここでは、開発環境のクラウド化に利用できる、代表的なサービスについて解説します。どのサービスが自社に適しているか、導入前にご検討ください。
Amazon社のAWSは、非常に利用者の多い、世界シェアNo.1のクラウドサービスです。
機能が豊富でもっともメジャーなサービスなので、最初の選択肢に入るかもしれません。
Google社のGCPは、近年利用者を増やしている比較的新しいサービスです。
Google社が蓄積したデータ分析ノウハウを生かした開発ができるというメリットがあります。
Microsoft社のMicrosoft Azureは、Microsoft Office製品と非常に親和性が高いという特長があります。
そのため、Office製品を使うことが多い開発環境に適しています。機能が豊富で、拡張性も高く使い勝手が良いです。
これまでご説明したとおり、開発環境をクラウド化するとコストの削減や拡張性の向上など、多くのメリットを得られることをわかっていただけたと思います。
開発環境のクラウド化をシステム会社に依頼する場合に気を付けていただきたいのは、導入時の要件検討不足によりコストが膨らんでしまうことです。
導入時に開発環境の目的や用途などを正しく把握しておかないと、依頼後に追加要件が発生しコストが膨らむことがあります。
また、一社だけで決めてしまうのではなく、複数社の見積もりを比較することも重要です。
開発環境のクラウド化をお考えの場合は、ビジネスパートナーを無料で探せるビジネスマッチングサービス『リカイゼン』をぜひご利用ください。クラウド開発環境の構築に適したビジネスパートナーが見つかるでしょう。お問い合わせは「無料相談フォーム」よりご連絡ください。
システム開発会社によって、その独自の強みが存在します。
そのため、構築したいシステムに応じて、最適な外注先の企業を見極めることが不可欠です。 ここでは、AWS、GCP、Azureそれぞれにおいて、専門的な知識と経験を持つ開発会社を紹介します。 OWSジャパン株式会社では、AWSにて動画管理システムを開発しています。
企画段階からのご相談も受付中!気軽に相談できるプロをご紹介いたします。
受付時間:平日10:00~18:30
1. 開発環境のクラウド化とは
SaaS
PaaS
IaaS
利用できるサービスの範囲
ソフトウェア
〇
ー
ー
OS
〇
〇
ー
ミドルウェア
〇
〇
ー
ハードウェア・ネットワーク
〇
〇
〇
必要なスキル
ソフトウェアを使いこなすスキル
開発スキル
CPUやメモリを設定し開発環境を構築するスキル
必要なスキルレベル
低
中
高
開発環境の「クラウド」と「オンプレミス」の違い
クラウド
オンプレミス
開発環境がある場所
運営会社
自分の端末や自社環境
初期費用
安い
高い
導入までの期間
早い
時間がかかる
拡張性
簡単
手間がかかる
カスタマイズ
制限あり
自由
運用管理
不要
必要
セキュリティレベル
高い
自社のセキュリティレベルによる
災害リスク
低い
自社のリスク管理レベルによる
2. 開発環境をクラウド化する4つのメリット
コスト削減につながる
比較的簡単に導入・運用できる
拡張性が高い
複数人での開発が容易で、リモートワークにも適している
3. 開発環境をクラウド化する際の2つの注意点
カスタマイズできる範囲が限られている
ランニングコストが高くなる可能性がある
4. 開発環境のクラウド化に利用される代表的なサービス
AWS(Amazon Web Service)
GCP(Google Cloud Platform)
Microsoft Azure
5. 開発環境のクラウド化を依頼するシステム会社の選び方
6. クラウド化の相談が可能な開発会社8選
AWS
OWSジャパン株式会社
- AWS開発・GCP開発の両方に興味がある方
- 動画管理システムを開発したい方
リカイゼン企業ページ:https://rekaizen.com/company/owsvn
企業サービスサイト:https://ows.vn/
株式会社ニール
株式会社ニールは、旅行会社様向けバス運行管理システムのクラウドサービス化の経験があります。
AWS上のデータベース構築、クウド環境での通信の暗号化等のセキュリティ性を担保した管理システムの構築、 本番開始後の運用作業を担当しているなど、AWSを用いた開発の相談が可能です。プライバシーマークやISOの資格も所持しています。
- AWS開発に興味がある方
- 旅行会社向けバス運行管理システムを開発したい方
リカイゼン企業ページ:https://rekaizen.com/company/neil-inc
企業サービスサイト:https://neil-inc.com/
株式会社グリームオーブ
株式会社グリームオーブでは、コネクテッドカーサービスを利用する自動車の車載器、 スマートフォンアプリ、Webサイトからアクセスされる共通の認証基盤、 および自動車オーナーが購入したサブスクリプションサービスを管理するシステム開発を得意としています。
マイクロサービスアーキテクチャをベースとして、AWS Fargateを使い、 サーバーレス・コンテナオーケストレーション、ビルド・デプロイ・テストを自動化するCI/CD、 CloudFormationを用いたインフラのコード化を実現しています。
- サーバレスでの開発を検討されている方
- AWS開発に興味がある方
リカイゼン企業ページ:https://rekaizen.com/company/gleamorb
企業サービスサイト:https://www.gleamorb.co.jp/
GCP
株式会社マスドライバー
マスドライバーには、GCPプラットフォームのインフラ導入支援をTerraformで実行した事例があります。 オープンソースのインフラ自動構築ツールであるTerraformとGCPを組み合わせることにより、コストも人的負担も軽減しました。
既存にはないアイデアを具体化させることも得意な会社で、システム開発だけでなく運用にまで最適な提案をしてくれます。
- ビジネス改善計画の具体化から相談したい方
- システム開発から運用まで依頼できる会社を探している方
リカイゼン企業ページ:https://rekaizen.com/company/md
企業サービスサイト:https://massdriver.com/
株式会社デジタルブロックス
デジタルブロックスには、BtoC向けのWEBサービス開発においてGCPを用いた事例があります。 設計から製造工程まで対応した案件ですが、提案から設計・製造・保守・インフラ構築までをワンストップで依頼することも可能です。
WEB系のシステム開発をはじめ、スマホアプリやサーバー・ネットワーク構築・ホームページ開発などにも豊富な実績を持つ会社です。
- GCPでのWEBサービス構築を相談したい方
- 業務の課題をワンストップで相談したい方
リカイゼン企業ページ:https://rekaizen.com/company/digitalblocks
企業サービスサイト:https://www.digitalblocks.co.jp
株式会社BIZサポート
BIZサポートでは、GCPを活用した各種ツールの構築実績を持っています。 予約システムや電子契約、人事・給与計算などのDX化をおこなった事例も豊富で、サーバー構築やモニタリングなど幅広く相談できる会社です。
大規模なサービスに限らず、小規模なデータベースのペーパーレス化などにも対応。システム連携の相談も可能です。
- 業務ツールのクラウド化を相談したい方
- データベースのペーパーレス化を考えている方
リカイゼン企業ページ:https://rekaizen.com/company/biz-inc
企業サービスサイト:https://biz-inc.jp/
Azure
株式会社WanoSoft
Wanosoftは、Azureをはじめ、さまざまなAWSサービスやGCP、Serverlessなどでインフラ構築から開発まで対応可能な会社です。 オフショア開発サービスを提供しているため、比較的安価での開発が可能です。
特にWebシステムとスマホアプリの開発に強みを持っており、要件定義から設計、コーディング、 その後の運用保守まで一貫してサポートしてもらうことはもちろん、一部の工程を切り出して相談することも可能です。
- 費用を抑えてインフラ構築したい方
- Webシステムやスマホアプリの開発と合わせて依頼したい方
リカイゼン企業ページ:https://rekaizen.com/company/wanosoft
企業サービスサイト:https://wanosoft.com/ja
株式会社COD
株式会社CODは、AWS、Azure、GCPなどのパブリッククラウドサービス事業の市場開拓に注力してクラウドソリューション構築・開発・維持サービスを提供している会社です。
AWS認定資格等を保有しているベテラン社員を中心にクラウドネイティブなアプリケーション、 ソリューションの開発・構築を行なっており、中小企業のIT運用コストを削減するために、クラウド上のサーバーレス構成にも注力しています。
- サーバーレスのインフラ構築を検討している方
- AWS、Azure、GCPでの開発に興味のある方
リカイゼン企業ページ:https://rekaizen.com/company/bizcod/
企業サービスサイト:https://bizcod.co.jp/
7. まとめ
本記事は、開発環境をクラウド化するとは何か、メリットや注意点、クラウド化されたサービスの代表例などについて解説しました。 開発環境をクラウド化することで、コストを削減できる、リモートワークにも適しているなどの多くのメリットがあります。
開発環境の効率化を図りたい場合は、ぜひ開発環境のクラウド化をすすめてみてください。
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