CakePHPとは?何ができるの?特徴や必要なスキルをわかりやすく解説
- [更新日]2021/12/27
- [公開日]2021/12/27
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目次
CakePHPとは?何ができるの?特徴や必要なスキルをわかりやすく解説
PHP言語は、幅広いプログラムに使用されており、W3Techsの「Historical yearly trends in the usage statistics of server-side programming languages for websites」の調査によると、2021年12月時点で78.1%もの割合で使用されている人気言語です。
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PHPは、1994年にラスマス・ラードフ氏が生み出した言語で、掲示板やSNSなどシンプルな動的Webアプリケーションを作成することに長けています。
PHPフレームワークは、あらかじめ特定の機能が実装されており、専門的な知識がなくても簡単に導入できる、文字通り開発における「枠組み」を用意できます。
CakePHPは、先ほど解説したPHPフレームワークの中のひとつで「ケーキを焼くほど簡単に導入できる」というコンセプトをもったフレームワークです。とくに複雑なXMLやYAMLファイルは必要なく、データベースの設定をするだけで、簡単に導入できます。
CakePHPを利用することで得られる主なメリットは、4つほどあります。いずれも動的なWebサイトやアプリケーションを開発するうえで、重要な項目です。
CakePHPの特徴のひとつとして、MVCアーキテクチャが採用されている点があります。
一般的には一括で編集することが多いですが、CakePHPではMVCのそれぞれが独立しているため、複数人のエンジニアで分業して、効率的なアプリケーション開発が可能です。
O/Rマッピングは、オブジェクトとリレーショナルデータベースの情報をマッピングすることを指します。このO/Rマッピングがないと、開発側自身がマッピング作業を行う必要があるので、ミスマッチが生じたり作業工数が増えたりする可能性があり、開発までの効率が落ちてしまうのです。
CakePHPには「bake」というプラグインがあります。このプラグインをインストールすることで、先ほど解説したMVCの基礎部分をコード入力せずに作成可能です。したがって、さまざまな場面でbakeコマンドを活用できれば、開発速度は上がることになります。
CakePHPには、上記以外にも、便利な機能があります。
CakePHPを利用することで、実際に開発できるWebサイトやアプリケーションは、主なものに、ECサイト、ブログ、グループウェアが挙げられます。それぞれ詳しく解説します。
CakePHPでは、ACL(アクセス制御システム)の導入ができるため、会員制のECサイトを作成できます。たとえば、「ココナラ」は、PHPで制作された代表的なECサイトです。さらにEC向けのコンテンツ管理システムを提供している「EC-CUBE」なども、PHPで制作されています。
CakePHPの公式サイトにて「CakePHPチュートリアル」というタイトルで、ブログを作成する方法も紹介されています。そのため、オウンドメディアとしてブログ機能を搭載したいと検討しているのであれば、CakePHPを導入することで、簡単に実装できるでしょう。
グループウェアとは、Slackのように、複数人で情報を共有したり、コミュニケーションをとったりするためのツールを指します。先ほども少し述べましたが、PHPはFacebookをはじめとするSNSや電子掲示板の制作が得意です。したがって、業務の効率化を図るために、社内用のグループウェアを開発することにも適しています。
実際にCakePHPを活用して開発に携わっていくには、以下のようなスキルが必要です。
とくにCakePHPはPHPのフレームワークであるため、PHPの学習と理解は必須ともいえます。さらに余裕があれば、Ruby on Railsも学習しておくと習得しやすく、幅広い業務が可能になるでしょう。
CakePHP は、PHPフレームワークの中のひとつです。MVCアーキテクチャにより構築されているので開発しやすく、O/Rマッピングで複雑な作業が軽減されるなどの特徴があります。
このPHP言語をさまざまな応用を利かせるために開発されたのが、「CakePHP」というフレームワークになります。
しかし、実際にCakePHPを触ったことがない方にとって、何ができて、どのように便利なのかは、あまりイメージできないでしょう。
そこでこの記事では、CakePHPがどのようなフレームワークで、実際に何を開発できるのかを詳しく解説します。PHP言語をもっと使いこなしたいと考えている方は、ぜひ最後までじっくりご覧ください。
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1. そもそもPHPとは?
たとえば、PHPで作られているものの代表例としては、Facebook、WordPress、Yahoo!などが挙げられます。世界的に有名なWebサイトおよびアプリケーションが、PHP言語によって作られているのです。
さらに、ECサイトや問い合わせフォームなども実装できることから、PHPを扱える技術者のいる企業は、事業の幅も広がるでしょう。また、コード自体も比較的わかりやすい文法で、入力も簡単であるという点も、人気が高い理由です。
PHPフレームワークとは?
そのため、従来まではすべてのコードを毎回書く必要がありましたが、フレームワークの登場によって、PHPによるWebサイトやアプリケーションの開発が容易になりました。また、PHPフレームワークはオープンソースと呼ばれており、無償かつ誰でも利用することができます。
2. CakePHPとは?
さらにCakePHPは、商用利用できるようMITライセンスで許諾されているだけでなく、定期的なアップデートも行っているため、安心して実装できるのも特徴です。
また、実際にCakePHPをWebサイトなどに実装している企業例としては、ドイツの大手自動車メーカーBMWや、韓国の自動車メーカーHYUNDAIなどが挙げられます。
3. CakePHPの特徴まとめ
①MVCアーキテクチャにより構築されているので開発しやすい
また、MVCアーキテクチャについては「MVCモデルとは?その概要とメリットを解説」でより詳しく解説していますので、参考にしてください。
②O/Rマッピングで複雑な作業が軽減される
したがって、O/Rマッピングが実装されていることで、データの修正漏れや間違いなどを事前に防げます。
③bakeコマンドを活用すれば開発速度が上がる
④そのほかにも便利な機能が豊富で使いやすい
4. CakePHPを使って開発できるもの
ECサイト
したがって、これから自社商品やサービスをWeb上で販売していきたいと考えている企業には、CakePHPはおすすめです。
ブログ
グループウェア
5. CakePHPを活用するために必要なスキル
その理由は、そもそもCakePHPは、Ruby on Railsの使いやすい機能を踏襲して作られたフレームワークだからです。Ruby on Railsをある程度理解しておくと、CakePHPをはじめ、PHP言語の習得に役立ちます。
ちなみにJavaScriptなどの言語は、先ほど解説したO/Rマッピングなどでオブジェクト指向などの概念が出てくるため、基礎言語として習得しておきましょう。
6. まとめ
データベースの設定をするだけで簡単に導入でき、ECサイトやブログ、グループウェアなども開発できるため、ぜひ活用してみましょう。
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