PMOとは?業務内容や求められるスキル、導入するメリットを解説
- [更新日]2022/02/24
- [公開日]2022/02/24
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目次
PMOとは?業務内容や求められるスキル、導入するメリットを解説
近年、組織の中でPMOという言葉が重要視されるようになってきましたが、PMOとは一体どのような存在なのでしょうか。
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PMOは「Project Management Office」のことで、企業や組織でプロジェクトマネジメントの支援を行う部門のことを指します。特定の部署だけではなく、企業や組織を横断的に支援します。
日本PMO協会(NPMO)によると、具体的な役割は以下のとおりです。
上記の内容を見ると、PM(プロジェクトマネージャー)の業務も含まれています。PMの肥大化した業務を担い、標準化することでPMの業務量を減らすことも大きな役割の一つです。
PMはあるプロジェクトの責任者です。一方、PMOは企業や組織全体を支援してマネジメントをスムーズに行うことを目的とした部署です。
担当範囲は異なりますが、どちらもプロジェクトを成功させるという同じ目的を持っています。
PMOは以下のような職種にわかれています。
PMOアドミニストレータは、以下のようなプロジェクトマネジメント業務を支援する業務を行います。
上記のような作業は主にPMが担当していることが多いですが、PMOが設置されている企業ではPMOアドミニストレータが支援します。PMOアドミニストレータを設けることで、PMはプロジェクトの意思決定やメンバーの支援など、本来の業務に集中できます。
PMOエキスパートとは、プロジェクトマネジメントのための環境整備やルールの制定、標準化などを行います。そのため、PMOアドミニストレータの一段階上のスキルや経験が必要です。
それぞれの部署のPMがバラバラの方法でプロジェクト管理を行うと、稼働の無駄や管理作業の品質の差が生じます。そこで、PMOエキスパートがすべての部署で使える標準化された手法を確立し、共有することで、PMが一から生み出す必要がなく品質の良い手法を実現できます。
PMOマネージャーはPMOアドミニストレータとPMOエキスパートの上位職で、具体的には以下のような業務を行います。
PMO組織全体を管理するプロジェクトマネージャーとしての役割を持っています。
PMO組織で働く人材を採用する場合、どのようなスキルや資格を持つ人材を選ぶべきなのでしょうか。ここでは、PMOに求められるスキルや資格について解説します。
プロジェクト管理に関する業務の改善や標準化などを行うため、プロジェクト管理の知識や経験が必要です。さまざまなプロジェクトの管理業務に関わるので、幅広いプロジェクトの管理経験があった方が良いでしょう。
PMOを導入すると、以下のようなメリットを得られます。
PMOがPMをサポートすることでPMは本来の意思決定業務に注力でき、プロジェクトの意思決定を迅速化、正確化できるという大きなメリットがあります。
PMの仕事は、メンバー管理・スケジュール管理・コスト管理・リスク管理など、幅広い業務を行っています。そのため、大規模プロジェクトになればなるほどPMの業務量は増えていきます。PMOによるサポートがあれば、プロジェクト管理業務の正確化・効率化・高度化が進むでしょう。
PMOがPMを強力にサポートすることで、プロジェクトの成功率が上昇する可能性が高まります。PMが優先度の低い業務を巻き取ることで、PMは優先度の高いコア業務に注力でき作業品質が向上します。
プロジェクト管理が個人の力量や知識、経験に左右される場合、企業としてのプロジェクト管理能力は低いまま変わりません。優秀なPMにばかり業務量が集中してしまうと、企業全体としての生産性の向上は見込めないでしょう。
プロジェクト管理業務が標準化されないと、社内文化や社風に左右されやすく「うちは昔からこうしていた」などの風潮が浸透しがちです。しかし、PMOが管理業務を常に改善し標準化することで、良い意味で社内文化や社風に左右されず生産性重視の良い風潮を広げられるでしょう。
PMOを導入する際には、以下のような注意点もあります。
小規模な企業の場合などは、PMOがなくてもPMだけで問題なく業務を進められることがあります。PMOに対応するために資料を新たに作るなど、逆に無駄な作業が発生することもあるので注意しなくてはいけません。PMOはどちらかというと大規模系企業・大規模案件向けの体制として考えておくのがよいでしょう。
PMOにより全社的に標準化されることは良い点もありますが、コミュニケーションが不足してかえって無駄が発生するというリスクもあります。行き過ぎた標準化はかえって弊害を生むので注意が必要です。
この記事では、PMOについての詳細やPMOに求められるスキル、導入することによるメリットについて詳しく解説しました。
この記事では、PMOについての詳細やPMOに求められるスキル、導入することによるメリットについて詳しく解説していきます。
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1. PMOとは?
PMOの役割・業務内容
PMとの違い
PMOの職種
PMOアドミニストレータ
PMOエキスパート
具体的には以下のような業務を行います。
PMOマネージャー
PMOに求められるスキル・資格
多くのプロジェクトと関わりプロジェクト管理手法の標準化や改善、周知などを行うので、高い文書作成スキルやコミュニケーションスキルも必要とされます。PMOが持っていると役立つ資格は以下のとおりです。
2. PMOを導入するメリット
意思決定を迅速化・正確化できる
また、PM業務の予算計画やスケジュール管理などの支援も受けられることでも、意思決定が素早く進みます。
プロジェクト管理を正確化・効率化・高度化できる
プロジェクトの成功率が上昇する
その結果、プロジェクトの成功率が上昇するなどのメリットを得られるでしょう。
プロジェクトにかかわる知識・手法の標準化ができる
そこで、PMOがプロジェクト管理手法を標準化し全部署に展開すれば、全体の生産性や作業品質が高まります。
社内文化・社風に左右されにくい
3. PMOを導入する際の注意点
PMだけで問題なく進行できる場合もある
コミュニケーション不全が起きるリスクがある
4. まとめ
この記事を読んで企業にとってメリットがあると判断した場合、PMOの育成に力を入れ組織にPMOを設置することを検討してみてください。
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