モダナイゼーションとは?マイグレーションとの違いや5つの方法について解説
- [更新日]2022/01/12
- [公開日]2022/01/12
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目次
モダナイゼーションとは?マイグレーションとの違いや5つの方法について解説
作られて時間の経ったシステムを、そのままにしていませんか。そのまま放置していると、現代のビジネスチャンスを逃してしまいます。
ぜひ最後までお読みください。
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モダナイゼーションとは、既存のIT資産を活用しながら、新しいシステムを構築することです。NECが、モダナイゼーションの事例を紹介しています。
マイグレーションは、既存のシステムを新しいシステムへ移行することです。マイグレーションの場合、システムの機能や性能、要件を変えずに、別の環境に移行します。
次に、モダナイゼーションの方法は、大きくわけて、5つあります。それぞれの特徴や費用、メリット・デメリットなどをご紹介します。
リプレースとは、既存のシステムを新しいシステムに置き換えることです。そのため、要件を再定義し、開発するところからはじめます。
リライトとは、システムの要件はそのままに、古いプログラムを新しい開発言語で書き換えることです。新しい開発言語に移行することで、現在のビジネス環境に合ったシステムに仕上げられ、セキュリティが向上します。
リホストとは、システムの開発言語はそのままに、別の環境にシステムを再構築することです。たとえば、サーバーからクラウドへの移行も、リホストといえます。システムを別の環境に移行するだけなので、5つの方法の中で、もっともコストが低いでしょう。
リドキュメントとは、稼働しているシステムのドキュメントを再整備することです。再整備することでシステムの詳細を可視化し、保守性を高めることができます。
リファクターとは、稼働しているシステムのコードを修正することです。コードの修正といっても機能を追加するのではなく、機能を変えずにコードの可読性や保守性を高めるために行います。リファクターによって、プログラムが読める人なら、誰もがわかるコードにまとめられるでしょう。
それでは、モダナイゼーションを成功させるためのポイントについて紹介します。
まずは、モダナイゼーションするシステム対象をはっきり決めましょう。対象とするシステムを決めるためには、解決したい課題を明確にしなければなりません。
次に、新しく置き換えるシステムが、業務の効率化やコスト削減が可能であるかを常に比較することが大切です。経営層からすると、モダナイゼーションしなくても、システムは問題なく稼働しているように見えるからです。
置き換えるシステムが決まれば、細かく計画を立てた上で、モダナイゼーションに取り組みましょう。モダナイゼーションで失敗する原因として、無理な計画の上で成立してしまっていることが多くあります。
モダナイゼーションについてまとめます。
本記事を参考にしていただき、モダナイゼーションへ一歩進めていただけると幸いです。
なぜなら、進化した技術を取り入れないことで、業務が非効率なままになっているからです。たとえば、外出先で社内に保管したデータを見られるように、クラウドを導入することは、業務効率化の一歩です。ビジネスチャンスを逃さないためにも、システムのモダナイゼーションを検討してみましょう。
本記事では、モダナイゼーションについて、以下の内容を紹介しています。
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1. モダナイゼーションとは?
NECは、共通サーバーやアプリケーションを刷新したいという要望に対して、運用しているシステムを分析しました。そして、必要なシステムと不要なシステムを分類しています。NECは最終的に、共通サーバーをクラウド化することを提案しました。
NECの事例のように、必要なシステムを切り分け、新しくシステムを再構築することで、運用コストの削減に成功しています。モダナイゼーションを実施することで、これまでのシステムを最適化して運用できるのです。
マイグレーションとの違いは?
先ほどのNECの事例では、システムの性能や要件を最適化しているため、マイグレーションには該当しません。NECの事例でシステムの最適化をせずに、サーバーからクラウドに乗り換えた場合は、マイグレーションに該当します。
2. モダナイゼーションの方法
リプレース
リプレースによって要件が最適化されれば、古いシステムでの課題を解決できるでしょう。一方で、いちからシステム開発を行うので、コストは非常に大きくなります。
リライト
ただし、業務のフローが変わるわけではないので、リライトだけで業務改善するのは難しいでしょう。リライトをスムーズに実施するには、システムの内部構造に詳しいエンジニアがいないと、作業コストが大幅にかかってしまいます。
リホスト
しかし、リライトと同様に、業務のフローが改善されるわけではありません。したがって、課題解決のためには、別の方法も組み合わせる必要があるでしょう。
リドキュメント
元々のドキュメントがない場合や、当時のシステム開発者がいない場合は、リドキュメントに大幅な時間がかかってしまうことは間違いありません。
リファクター
リファクターは設計スキルがないと、コードの可読性や保守性が著しく低下するので、注意しなければなりません。
3. モダナイゼーションの手順と成功させるためのポイント
①モダナイゼーションの対象を決める
解決したい課題を勘違いしたり、モダナイゼーションの費用対効果を誤って見積もったりしてしまうと、モダナイゼーションの目的を、経営層に説明するのが難しくなってしまいます。
また、課題解決のための手段を間違えないようにする必要もあります。たとえばシステムの保守が課題であるにもかかわらず、リライトをしても、課題解決にはつながりません。課題に対して、最適な方法を模索するようにしましょう。
②置き換えるシステムを比較する
業務の効率化ができたとしても、費用対効果が低いのであれば、経営層はモダナイゼーションに対してリスクがあると判断するでしょう。
モダナイゼーションに対して前向きになってもらうためにも、置き換えるシステムのメリット・デメリットをしっかり説明できるように、普段から情報収集を怠らないようにしてください。
③細かい計画を立てて実行する
業務効率を高めるために新機能を追加する場合においては、正しく動作していることや利便性が損なわれていないかを、入念にチェックしなければなりません。そのため、いつまでに何ができればよいのか、無理のない範囲で進める必要があります。
4. まとめ
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