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C言語でできることは?需要が高い理由やメリットとともに初心者向け解説

目次

C言語でできることは?需要が高い理由やメリットとともに初心者向け解説

C言語は、世界でもっとも使われているプログラミング言語といわれています。では、なぜC言語はここまで需要が高いのでしょうか? ここでは、C言語とはなにか、需要が高い理由、そのメリットなどについて詳しく解説します。

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1. C言語とは?

C言語は、幅広く全世界で使われている人気の高い言語です。その需要の高さの理由として、大規模基幹システムの開発からハードウェア開発、ゲーム開発まで、幅広く対応できるということがあります。

プログラマーとしてC言語を習得すれば、活躍できる場面は多いのも魅力です。ここでは、C言語の歴史や由来、需要の高さ、C++やC#との違いについて、見ていきましょう。

C言語の歴史・由来

C言語は、1972年にアメリカ、AT&T社ベル研究所で開発されました。1991年に登場したPythonや1994年に登場したPHPなどの歴史の浅い言語と比べると、歴史が古いことがわかります。C言語は今や世界中に広がり、C++やC#などの派生形の言語も生まれ、今もなお幅広く活躍中です。

C言語の需要の高さ

C言語は世界で人気が高く、需要が高いといわれています。日経XTECHのプログラミング言語人気ランキングによると、人気ナンバーワンです。

C言語の需要が高いのは、多くのプログラミング言語のもとになっているからという理由もあります。PHPやRubyなどのプログラミング言語のもとになっていますし、LinuxなどのOSとも深い関係があります。そのため、C言語を使えるようになれば、他言語に応用ができるというメリットもあります。

C言語そのものが使われる場面が多いだけでなく、C言語をもとにほかの言語にも活躍の場を広げられるのも、C言語の需要の高さの理由のひとつです。

「C++」「C#」との違いは?

C言語からは、新たにC++C#という言語が生まれました。C言語を拡張して開発されたのがC++で、ハードウェアの制御に適しているという特徴があります。C++は「シープラスプラス」と読みますが、縮めて「シープラ」と呼ばれることが多いです。

C#はMicrosoft社が開発しC++をもとにして作られた言語です。WindowsアプリケーションやWebアプリケーションの開発に適しており、Microsoft社の公式サイトや検索エンジンのBingなどの開発に使われています。

このように、C++とC#は同じC言語から生まれましたが、それぞれ特徴や用途が大きく異なります。どちらも活躍の場が広いため、習得すればプログラマーとしての幅が広がるでしょう。

2. C言語のメリットは?

C言語には、多くのメリットがあります。ここでは、そのメリットについてご説明します。

汎用性の高さ

C言語は、汎用性が高いのが最大のメリットです。もともとUNIXというOSを移植しやすくするために作られたので、メモリ領域管理、ポインタ演算、論理演算などのハードウェアの処理がしやすくなっています。

その特性が何にでも応用しやすく、ソフトウェア開発やアプリケーション開発、ゲーム開発などに生かしやすいのです。

プログラミング実行速度の速さ

C言語で作成したプログラムは、実行速度が速いというメリットもあります。プログラムを実行する方式には、「インタープリタ方式」と「コンパイル方式」があります。コンパイル方式のほうが実行速度は速く、C言語はこちらを採用しています。

プログラムを実行する際には、人間が書いたプログラムを機械が理解しやすい機械語に翻訳してから、実行する必要があります。インタープリタ方式では、プログラムを実行しながら翻訳するので、実行速度が遅いとされています。

一方、コンパイラ方式では、プログラムの実行前に一度全体を翻訳してしまった後に実行するため、実行速度が速いのです。このように、実行の仕方の違いによって、実行速度が速いというメリットがあります。

3. C言語でできることを9つ紹介!

C言語では、具体的にどのようなことを実現できるのでしょうか?ここでは、C言語でできる9つのことについて、ご紹介します。

<C言語でできること>
  • ①OS開発
  • ②組み込みソフト開発
  • ③ソフトウェア開発
  • ④ロボット開発
  • ⑤ゲーム開発
  • ⑥AI開発
  • ⑦IoT開発
  • ⑧基幹系システム開発
  • ⑨機械学習

どのようなことができるかについて、詳しく解説していきましょう。

①OS開発

C言語は、システムの根幹に関わる部分の処理に優れているため、OS開発に適しています。実際、MacOS XやLinuxカーネルなどのOSが、C言語で開発されました。

②組み込みソフト開発

組み込みソフトとは、産業機器や家電製品に組み込まれたプログラムです。C言語はハードウェアに対する処理が得意なので、組み込みソフト開発に適しています。

たとえば、カーナビはただ地図を表示するだけでなく、目的地までの最短ルートを提示する、現在地を示すなどの機能を組み込みソフトが制御しています。

③ソフトウェア開発

C言語は、ソフトウェア開発にも適しています。たとえば、企業で使われる売上管理システムやコスト管理システム、給与管理システムなどの開発によく使われます。

④ロボット開発

組み込みソフトとよく似たロボット開発にも、C言語は適しています。ロボット開発におけるプログラムは、C言語が得意なハードウェアの処理が主になるので、向いているのです。

近年介護業界や飲食業界などでロボットへの需要は高まりつつあるため、ロボット開発を得意とするC言語の需要も、高まっていくかもしれません。

⑤ゲーム開発

C言語はゲーム開発に適しているため、大手ゲーム会社でも、開発にC言語を用いています。ただし、ゲーム開発ではC言語以外のプログラミング言語を使うことも多いので、他言語も習得する必要があるでしょう。

C言語をもとに他言語を学ぶと効率がよいので、習得しやすいという点でもメリットがありますね。

⑥AI開発

近年、AI(人工知能)開発の技術が普及していますが、C言語は、AI開発にも適しています。AI開発にはPythonが向いているともいわれますが、実行速度が速いC言語は、大量のデータを扱うAIの開発に向いています。

⑦IoT開発

IoTとは、家電や車などをプログラムで制御して実現する仕組みです。ハードウェアに対する処理に適しているC言語は、IoT開発にも適しています。

⑧基幹系システム開発

基幹系システムとは、公共システムや金融システムなどの基幹となる重要なシステムのことです。万が一ダウンした場合に損害や影響が大きいため、高い信頼性が求められます。

上記でご説明したとおり、C言語は利用実績があり、しかも、実行速度が速いというメリットがあります。その信頼性の高さから、官公庁や金融業界などの基幹系システム開発の現場でもC言語が用いられることが多いです。

⑨機械学習

機械学習は、AI(人工知能)と関わりが深い分野です。ハードウェアに対する処理に優れているC言語はAI開発に適していることから、機械学習プログラムの開発にも向いています。

4. C言語でできないこと、苦手なことはある?

C言語は汎用性が高くほとんどのことができるのですが、アプリ開発などは、あまり得意ではありません。アプリ開発が得意なRubyやPHPなどの言語を使ったほうが、開発しやすいでしょう。

また、C言語は難易度が高いため、習得しにくいという問題点もあります。しかし、習得してしまえば、汎用性が高いため、他言語に生かせる知識が多いでしょう。

5. まとめ

この記事では、C言語とはなにか、需要が高い理由、そのメリットなどについて詳しく解説しました。C言語は以下のとおり、活躍の場が非常に幅広いことがわかっていただけたと思います。

<C言語でできること>
  • ①OS開発
  • ②組み込みソフト開発
  • ③ソフトウェア開発
  • ④ロボット開発
  • ⑤ゲーム開発
  • ⑥AI開発
  • ⑦IoT開発
  • ⑧基幹系システム開発
  • ⑨機械学習

C言語を習得しておけば、プログラマーとして必ず役立つでしょう。

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この記事の監修
リカイゼン サポートデスク 
吉田・新町
BtoBマッチングサービスであるリカイゼンにおいて、発注企業からのご相談のヒアリング、企業選定のフォローなどを行う部門の担当です。出展企業であるシステム開発やWEB制作、クリエイティブ制作会社ともコミュニケーションを取りながら、年間数百件の受発注のサポートを行っています。

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