システム開発会社と最適なマッチングを行うための必要な要素
- [更新日]2020/11/18
- [公開日]2019/04/17
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目次
システム開発会社と最適なマッチングを行うための必要な要素
多くの企業では、システム開発を外注へ依頼しています。しかし、企業文化の違いやコミュニケーションミスなどによって多くのプロジェクトで上手くいかないということを聞きます。 はじめに、システム開発の外注先として大きく2つの種類がありますので説明します。 SIer(エスアイアー)は、SI(システムインテグレーション)を(er)行う人という造語から来ています。システム開発に関わる全ての業務(企画、構築、運用サポート)を請け負うことを言います。大手の金融機関やそのほか大規模な基幹系システムが動いている企業では、数社のSIerが常駐で入って開発から保守、運用まで行っている場合もあります。 デベロッパーは開発者という意味になります。システム開発を行う人ということですが、Slerと違いシステム開発における全ての業務を請け負うというよりも、設計をもとに開発を行うのがメイン業務になります。SIerからの下請けを行う会社などが、デベロッパーと言われることもあります。小、中規模の一般的なシステム開発であれば、SIerよりもデベロッパーを選択したほうが、小回りが利くことや費用的にも合っています。 システム開発を行う場合、そこに至った背景があるはずです。自社で何かの課題があり解決したいという理由があれば、新規事業の立ち上げでシステム開発が必要という理由もあるでしょう。そういった意味でも、何故システム開発を行うのか?というその目的を明確にしておく必要があります。システム開発会社としても、その辺りが曖昧な依頼になると、どこを焦点にシステム開発をすれば良いのか迷走することになります。 ここでは、システム開発会社と最適なマッチングを行うための開発会社の選び方を紹介します。そして、先に外注した時の失敗事例を説明しておきます。 システム開発の外注で失敗した事例は、多く報告されています。同じような失敗をしないため、または初めて外注する場合に失敗例を知っておくためにもいくつかケースを紹介します。 見積書を提出してもらう際に、これまでの実績、特に依頼する案件に似たような実績があるかどうかを確認することは必須です。また、実績においてもどこからどこまでのフェーズでどれくらい関わっているのかというところまで確認した方が良いでしょう。例えば、設計後の開発のみの対応だったのか、設計から開発、テスト、導入まで全てを対応しているのか。この辺りの実績をしっかりと確認することが必要です。 開発会社として、依頼元の企業のスローガンを始め、ビジネス戦略、方向性に関する理解をしてもらえるかどうかというところは重要な部分です。 見積書の項目内容が明確にわかりやすく提示されているかどうかは重要ポイントです。多くの場合、想定よりも大きくなるというのを見込んで、費用を上乗せしているパターンがあるからです。確かに、最初の段階では見えない部分もありますので、上乗せする部分も出てくるかもしれません。しかし、そういったことも誠意を持って説明してもらえる開発会社であれば、問題ないのではないでしょうか。 依頼元の求める要件に対して、しっかりと応えてくれる内容、もしくは+αでの提案をしてもらえるかどうかという提案力を見ることが必要です。また、コミュニケーションにストレスがないかどうかも同時に確認しましょう。 開発会社の確認と同時に、自社内への理解促進を行っておくことは、プロジェクト成功へ導けるかどうかのカギとなります。 これまで、システム開発貨車いと良いマッチングを行うために必要なポイントを説明してきました。システム開発は外注する手法を取ることが多く、失敗してしまうことも少なくありません。システム開発を成功させるため、そして開発会社と最適なマッチングを行うためにも、失敗パターンから学び、成功するためにやるべきことを尽くすに限るのではないでしょうか。開発会社を目利きすることも必要ですが、意外にも自社内の調整を行うこともとても重要なポイントであるということは理解いただけたのではないでしょうか。
そこで、システム開発を依頼する開発会社と最適なマッチングを行うための必要な要素について改めて紹介します。システム開発における発注者の理解と、システム開発会社の依頼元企業の相互理解が深まることで、スムーズなプロジェクト進行が可能となります。1. システム開発の外注先種類
SIer
デベロッパー
2. システム開発を外注する際に注意すべきポイント
どのような目的でどのようなシステムを作りたいのか、またシステムを導入することで何の課題解決になるのか、もしくは新規事業で必要なものになるのか。そういった内容をまとめるのがRFP(提案依頼書)というものになります。RFPは、システム開発会社へ見積もり依頼する際に要件として伝える資料になります。RFPをしっかりと作ることで、自社とシステム開発会社との間にある認識のズレをなくすことや、開発会社が発注元を理解するための重要なものとなります。
また、RFPの中で重要になるのが、予算感とスケジュールになります。どれくらいの予算で考えているのか、そしてリリースのタイミングはいつが良いのか。この予算とスケジュールに関しては、作りたいシステムの要件と大きく乖離することが多々あります。発注者は、少ない予算で出来るだけ多くの要件を盛り込みたいと普通は考えます。しかし、その要件によって簡単にできることと複雑になるところが当然出てきますので、要件に対応できる技術者を準備しなければいけません。提示される予算、スケジュール、要件と、それらを対応するために実際にどれくらいコストがかかるのかを正確に出すためにもRFPの存在は大きいのです。3. 最適なマッチングを行うためのシステム開発会社の選び方
システム開発を外注した際の失敗事例
非常に多くあるのが、コスト面での失敗になります。それは、当初予定していた見積もり費用に対して、結果的に費用が大きく膨らんでしまったというパターンです。このようになってしまう原因は、見積もり算出をする際に項目を大きく捉えすぎて、細かい仕様を詰めていく中で当初予定していた内容より大きく費用が出てしまうというものです。
その他、例えば依頼元の都合によって、仕様が大きく変更される、当初のスケジュールよりも前倒しの指示が入るなどによる根本的なスケジュールとやるべきことが崩れるパターンです。これは、どちらかというと依頼元の都合による場合が大きいです。これは、依頼元の社内におけるシステム開発への理解度や価値観によって発生しうる事柄だったりもします。
開発会社のマネジメントだけではなく、自社内への理解を促すという両方の調整が必要になります。
では、これらの失敗をしないために、最適なマッチングを行うための開発会社の選び方について紹介します。最適なマッチングを行うためのシステム開発会社の選び方
開発実績の確認
会社のスローガン、戦略、方向性への理解度
見積書の内容が明確
提案力とコミュニケーション力
自社内への理解促進
4. まとめ
これまでのポイントを元に、開発会社選定を慎重に進めることが大切です。
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