先日、…いや、まだ続いてるんですが…、さるクライアント向けに、医療関連の映像字幕を制作しました。
オリジナルは英語版で、DVDが2枚セット。
計2時間。台本もなかったので、英文のテープ起こしから受注しました。
そして、翻訳工程に入ったのですが、ここで大きな問題が…。
率直に言うと、誤訳・悪訳・とんでも訳。日本語の意味が分からん(-_-;)
しかし、よくよく確認すると、ナレーターの英語そのものもあいまいで、文章だけ読んでも意味不明な箇所が多く、翻訳者が苦労したのはよく理解できます。
そもそもナレーターが、映像に頼ってしまっているのがよく分かるんですね。
つまり映像を見ながらでないと何を言いたいのかよく分からない、言葉足らず舌足らずの英語。
しかも、お粗末なことに、途中で言い間違いをしたり、ひとりごとをぶつぶつ言ったりと・・・、笑ってしまいます(笑)
しかし、それはそれとしても、翻訳者のプロフェッショナルとしての資質を問わねばならない問題なんですね(-_-;)
世の中には「ナンチャッテ翻訳者」が星の数ほどおられまして、「ボク、翻訳者」と一方的かつ独善的に宣言してしまった者の勝ち。
とりあえず翻訳者にはなれてしまう、というのが、翻訳業界の脇の甘いところで、ゆえにいろんな人がつけ込んでくるのですが…、しかしそういう怪しげな人は淘汰されるのも自然の摂理です(=_=)
今回の問題は、ナレーターの英語がひどいことと、それに輪をかけて翻訳者の質がわるかった、という二重衝突事故に遭遇したことです。
英文が悪文なら訳文がそれ以上によくなるはずがないし、翻訳者によってはどうしようもないほど悪文になる、ということですね。
お後がよろしいようで…♪
株式会社エムストーン
藤原祥隆
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EDITOR PROFILE
株式会社エムストーン
藤原 祥隆
映像のわかる翻訳会社(=翻訳のわかる映像会社)を目指しています。
沿革:
■機械翻訳開発会社勤務を経て、1990年12月株式会社エムストーン設立。設立当初は、翻訳とコンテンツ(マニュアル)制作がサービスの中心でした。
■1995年8月、秋葉原初のインターネットカフェ開設。そこでの経験に基づいて『インターネット用語がわかる本』(日本実業出版社)、『テレビ会議システム活用ガイド』(日本実業出版社)、『スキャナでらくらく文字入力』(エーアイ出版)を相次いで上梓しました。
■1999年10月、米国コネチカット州のオンラインマーケットリサーチ会社GF社の日本法人設立準備に向けて活動しましたが、翌年に米国のITバブルが弾けて契約解消。
■2008年9月、S.スピルバーグ監修による小児ぜんそく患者向けアニメーションゲーム「Quest for the code」日本語吹替え版を制作したのを皮切りに、本格的に動画の字幕、吹替えを開始し、企業プロモーションビデオ(PV)の撮影制作も手掛けるようになりました。
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