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7.WEBシステムのデメリットとAccess/Excelとの違い
- [更新日]2021/02/15
- [公開日]2021/02/10
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- 有限会社e・ナレッジ
弊社のお客様でマイクロソフトのAccessを使った業務システムを使って、社外から利用できなくて困っているというお話をいただくことがあります。
今では、Excelにはオンライン版というものがあり、無料で使うことが出来るので、マクロなど特殊な操作を必要としない場合には、便利に使うことが出来ます。また、OneDriveに保存して置くことで、複数人で同時に編集することもできますね。
ところで、Excelにはオンライン版がありますが、Accessにはオンライン版がありません。
さて、どうしましょう。
その場合には、弊社では、サイボウズのkintoneキントーンやマイクロソフトのPowerAppsの利用をお勧めしたりします。
これによって、WEB上で動作する業務システムを作成することが出来ます。WEB上でノンプログラミングで設定することもできて非常に便利です。
ただ、WEBシステムを運用する上で、私が気になる点を2つ挙げておきます。
1.データの一括編集が苦手
ExcelやAccessなら一括でコピペが出来るのに比べて、CSVに変換してインポートする必要があったり、一度にインポートできるデータの件数に制限があったりします。
Accessで作成した業務システムの場合は、Excelで一括で修正した後にAccessにコピペして対応することが多いのですが、WEBシステムの場合は、自前でツールを作成したりすることもあります。
マスタデータなどのメンテナンスが随時必要な場合などは、ちょっと注意が必要かと思います。
2.データの紐付けが面倒
Accessを扱っているときは、リレーションという機能が在り関連するデータの紐付けをすることが出来ます。図を見ながらマウス操作で行うこともできるので、分かりやすいです。この点、WEBシステムでは、データの紐づけに関して、作業がちょっと面倒だったりします。利用する製品によって得意不得意が分かれる部分でもあるので、あらかじめ導入前に調査が必要と思われる部分です。
また、製品によっては、運用時にデータの紐付けに齟齬が生じてしまっても、警告が出ずにそれを許してしまうものもあるので、そういった場合の対処も考慮しておく必要があります。
今回は、注意点をいくつかあげましたが、全てを満たそうとすると、開発コストが大幅に上昇してしまうので、ある程度の割気も必要なのかなと思っている次第です。
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有限会社e・ナレッジ
成瀬真之
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Excel, Access, VB.NET, C# 等、マイクロソフト関連の技術において多数の実績があります。単なるソフトウェア開発だけではなく、導入に向けたコンサルティングにも力を入れております。
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Excel,Access,SQLServerなど多数の実績があります。データベースの設計書などからプログラムを自動生成する仕組みを独自開発し、開発工数の削減に力を入れております。
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