株式会社チビコ

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BtoB企業にもブランディングが必要な理由


BtoB企業においてブランディングは必要ないとお考えの方が多いのではないでしょうか?
実際にクライアントから直接ご質問を受けることがあります。
では、なぜBtoBにブランディングは必要ない、もしくは課題ではないという誤認が生じるのでしょうか?

そこにはBtoBビジネスの誤った常識が影響していることが多いように感じます。
BtoBでは、直接、エンドユーザーに商品を販売するわけではありません。
そのため、BtoCで有効である「ブランド構築は必要ない」と考えている人も多いのです。
しかし、これは大きな間違いなのです。

【 BtoBブランディングに関する誤解 】

● サービスに直接影響しない”ブランディング”への投資は無駄
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BtoB企業において、経済的合理性の視点がBtoCの場合と比べて強く、サービスと直接関係ないブランディングに投資をし、サービスの価格が高くなることが好ましくないという考えがあリます。つまり目に見える「費用対効果が高いこと」が最重要なのです。

● 受注できるか否かは顧客と営業担当の人間関係で決まる部分が大きい
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受注のプロセスで顧客と営業担当との人間関係が占める部分が大きく、自社の認知やイメージを向上させることは二の次。自社の認知やイメージを向上させることは営業担当の人間関係構築が最重要という考え方。また、一部の優秀な営業担当者に頼った営業では他社から見た自社の認知やイメージの認識に客観性がありません。

● 顧客数が限られていて、費用対効果が合わない
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ブランディングと言えば広告CMやWebサイトのこと。それらによるPRをしても、それを見ている人の中で自社の利益やブランド力向上に寄与するのはごく一部の人なので、投資対効果が悪いという認識。むしろ、BtoBにおいてはそれらのマス広告は有効でない場合が多いと思います。マス広告よりも重要で有効な施策がBtoBビジネスにおいてはたくさんあり、それらは長期的に見て確実に費用対効果に見合うと感じています。

【 BtoBブランディングの効用 】

● 受注確度の向上
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相手企業は自社に発注するかどうかの意思決定を組織で行います。しかし、組織を構成するのは人であり、その人たちの自社へのイメージを高めることは発注のハードルを下げることに繋がります。また、指名や紹介による引き合いが増加する可能性もあります。(受注確度の向上)

● 社員ロイヤリティの向上
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業界や一般消費者の間で認知や好イメージを持たれれば、そんな企業で働けているという事実が社員の愛社精神やモチベーションの向上にも大きく影響を及ぼします。

● 採用コストの低下
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上記のような状態を作れれば、応募者は新卒・中途共に強いパワーをかけずとも集めることが出来ます。特に新卒においては、企業認知があることはエントリー段階での大きな後押しとなります。

【 BtoBこそブランディングを 】

BtoB企業におけるブランディングは、ブランドアイデンティティー(価値提案)とブランドコネクション(価値共創)が大切となります。それは、顧客や潜在顧客に対して、企業理念や今後のビジョンをきちんと伝えて、共感してくれた顧客と共に新しい価値を作っていくことなのです。そうした顧客とのコミュニケーションを踏まえると、BtoCよりもブランディングの重要性は高いと言えます。このようなブランディングのためには、顧客の共感を得るコンテンツマーケティングも有効な手段になるでしょう。顧客の心に届くメッセージのあるブランドを発信し、顧客とのエンゲージメントを高めて行くことが大切なのです。

BtoBに限らず、本質的なブランディングとは長期の取組みが必要なのです。

【 詳細記事はこちらから 】
http://www.chibico.co.jp/blog/business/b2b_branding/

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EDITOR PROFILE

株式会社チビコ

今田 佳司

代表取締役/クリエイティブディレクター

<略歴>

1973年、京都府生まれ。

1995年、大阪芸術大学美術学部デザイン学科卒業。

(株)アドブレーン入社、電通へ出向

(株)インターブランド ジャパンを経て

2009年株式会社チビコ設立

<受賞歴>

ニューヨークADC賞 銀賞/日経広告賞 グランプリ

日本産業広告賞 グランプリ/日経エレクトロニクス賞

毎日広告賞/札幌国際デザインコンペ入選

富山デザインコンペ入選



「経営としてのデザイン」

大切なのは「見た目」のデザインではない。いかに経営ビジョンを可視化し、具現化するかである。戦略的に構築されたブランドは、見る人にとってこれまでにない共感とロイヤリティをもたらします。しかし、本来のブランディングの意義はプロセスにこそあります。コンサルティングの過程で再発見する会社の存在意義、そして会社と社会、会社と社員のあるべき理想の関係性や姿は、デザインという具現化された資産とともに、大きな成果となるはずです。経営インパクトのあるブランディングを成功させるためには「企業理解力」がなによりも大事だと考えています。ひとくちに企業を理解すると言ってもそこには、市場環境やビジネスモデルなど経営を理解するためのビジネスセンス、そして社風や企業文化を直感的にとらえるための敏感なセンシビリティの両方が必要です。経営的視野をクライアントと共有しながら、ユニークで誰からも長く愛されるコミュニケーションをデザインすることがわたしたちの使命です。

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