2017年の若者世代に広がる「シミュレーション消費」

2017年の若者世代に広がる「シミュレーション消費」

スマートフォン（スマホ）の登場により、ただ店頭に出向いて以前より欲しかった物品を購入、ないし衝動買いをするよりも、「若者世代」と言われる18～25歳の男女の消費行動は少し違います。「悟り世代」「物欲がない」「何が欲しいか何がしたいか分からない」のような言葉も羅列されていますが、若者世代も欲がないわけではなく、消費をする方向が変わっただけなのです。

例えば、フォーマルスーツを一つ買うにしても、ある調査では18～25歳の男性の65％、つまり3人に2人がInstagram、Twitter等のまずはSNS情報収集している。そうなると、SNS上で同世代や自分に近しい趣味嗜好を持った人が評価している情報を見て、その消費行動自体が必ず必要でない場合、そのまま数分検索したことで消費したことと同じような気分になり、結局購買に至らないという状態になります。

「シミュレーション消費」はこのようにネット上での検索行動はするものの、実際の商品・サービスの購買には至らないことをいいます。

「買う理由がない」消費者に対して、シミュレーション消費を乗り越えるためには、いいね！を押してもらうだけでなく、ロイヤルカスタマーになりそうな消費者に対して実際に能動的に体験してもらい、記憶に残してもらう仕掛けが必要です。

それではどうすればよいのか？

例えば面白いと思わせるコンテンツを作って遊んでもらったり、クリックしてもらう、アンケートに答えてもらい何か商品やクーポンをプレゼントするなどの様々なキャンペーン手法も考えられますが、それは若者世代がターゲットである場合もそうでない場合でも自社だけではなかなか答えが出にくかったりします。

プロモーション支援やブランディングに強みを置く企業様に相談されてみてはいかがでしょうか。