ホームページの集客方法10選！選ぶポイントや成果を上げるコツについて解説

ホームページの集客方法10選！選ぶポイントや成果を上げるコツについて解説

日本のインターネット利用率（個人）は人口の8割を超えており、ホームページによる集客は、BtoC・BtoBのどちらにおいても重要性が高まっています。しかし、集客方法を知らなければ、戦略の立案・実行はできません。

そこで今回は、ホームページの集客方法を10種、特徴と併せて解説します。選び方のポイントや成果を上げるコツも解説するので、自社の状況と照らし合わせつつ参考にしてみてください。

基本的な集客方法を理解できれば「自社に足りない要素」「今後の方向性」などが具体化され、目標達成に向けた戦略を立案できるでしょう。

ホームページの集客方法を選ぶポイント

ホームページの集客方法を選ぶ際は、予算・目的・商品/サービスとの相性のポイントを照らし合わせましょう。

・予算

多額のコストをかけても効果が得られるわけではないため、初回は無料・低額から始める

・目的

「認知拡大」「問い合わせ件数アップ」など、目的によって集客方法を変える

・商品/サービスとの相性

商品/サービスとターゲットユーザーがフィットしているかを考慮する

まずは、社内で運用可能なSEO対策やSNS投稿など、低予算で始められる集客方法からスタートしましょう。ホームページのコンテンツを増やすことで、自社に興味を持つユーザーを獲得しやすくなります。

運用方法の方向性が見えてきた段階で、目的や商品・サービスとの相性を考慮した集客方法も取り入れてみてください。次項では、ホームページの集客方法を特徴と併せて紹介します。

代表的なホームページの集客方法10選

代表的なホームページの集客方法10選を見ていきましょう。集客コストや目的、自社の商品・サービスと照らし合わせつつ、マッチした方法を見つけてみてください。

SEO

SEOとは、検索エンジン最適化の意味で、自社のホームページやコンテンツを検索結果の上位に表示させる対策方法です。

＜SEOの特徴＞

• 検索結果の上位に表示されるほど、ユーザーに閲覧されやすくなる
• 自社のターゲット層にアプローチできるため、問い合わせフォームや購入ボタンなどへ誘導しやすい
• 知識/スキルがあれば、無料で始められる
• 効果を得られるまでに時間がかかるため、人件費と時間がかかる

SEOは、ブログ・コラムや動画など、ターゲットユーザーに刺さるコンテンツをアップロードし、集客する方法です。効果を得られるまでに時間はかかりますが、スモールスタートできます。

SNS投稿

「X」「Instagram」「YouTube」などのSNSを活用することで、ホームページへの導線を作れます。

＜SNS投稿の特徴＞

• 複数のプラットフォームから導線を確保できるため、ターゲットユーザーを集めやすい
• 無料で始められる
• コンテンツの拡散により短期的な集客に期待できる
• 投稿の内容や時間帯に関する専門知識が必要
• SNSによって利用ユーザーの年齢層や拡散力、方向性が異なる

SNSは情報の拡散性が高く、ターゲットユーザーに刺さる内容を投稿できれば、短期的な集客に期待できます。ただし、炎上（悪評判や批判・非難）のリスクもあるため、SNSリテラシーが求められます。

リスティング広告

リスティング広告は、検索結果の上部に表示される、テキスト形式の広告です。ユーザーの検索キーワードと関連性が高い広告が表示されるため、ターゲットユーザーのアクセスを促進させられます。

＜リスティング広告の特徴＞

• ターゲットユーザーにフォーカスできるため、潜在顧客の獲得に期待できる
• 運用にはコストがかかる
• SEOとは異なり、必ず検索結果の上部に表示される
• 広告出稿～運用には知識とスキルが求められる

リスティング広告は、ターゲットユーザーのニーズにマッチするよう表示されるため、アプローチしやすい集客方法です。ただし、運用時は広告の出稿費用がかかるため、知識・スキルがなければ、費用対効果を高められない恐れもあります。

ディスプレイ広告

ディスプレイ広告は、Web上の広告枠に掲載される、テキスト・画像・動画などを組み合わせた広告です。

＜ディスプレイ広告の特徴＞

• 画像や動画が活用されるため、視認性や訴求力が高い
• 広告に対し、潜在的な興味・関心のあるユーザーに表示される
• ターゲティングしやすい（年齢や時間帯、掲載場所などを指定できる）
• 能動的に表示できないため、即効性やコンバージョン（クリックなどの行動）を高められない

ディスプレイ広告は、自社の商品・サービスを画像・動画も活用してPRできるため、表示された際は訴求力の高い集客方法です。ただし、広告出稿にはコストがかかるほか、受動的になりがちなため、即効性を期待する際はほかの方法（SEOやSNS）も同時進行させましょう。

SNS広告

SNS広告は、文字通りSNS上に表示される広告です。ユーザーの興味・関心に応じて、SNS上に広告が表示されます。

＜SNS広告の特徴＞

• テキストや画像・動画を用いて広告が表示され、訴求力が高い
• タイムライン上に表示され、ユーザーの目に留まりやすい
• SNSによっては、年齢や性別、勤務地、学歴など細かいターゲティングが可能

SNS広告は、自社の商品・サービスの特徴に合わせ、出稿方法（画像や動画）を変えられるため、訴求力の高い集客方法です。ただし、SNSを活用する以上は炎上リスクも伴うので、運用知識・スキルが求められます。

プレスリリース

プレスリリースは、新聞や雑誌、Webメディアなど、あらゆるメディアに自社の情報を発信する方法です。

＜プレスリリースの特徴＞

• 無料で始められる
• 大手メディアに取り上げられれば、自社の認知度を拡大させられる
• 掲載されない可能性もある

プレスリリースはあくまでも情報発信なので、必ずしもメディアに取り上げてもらえるとは限りません。しかし、コストをかけず始めやすいほか、自社の新商品・サービスが掲載されれば、メディアの購読ユーザーに認知してもらえる可能性があります。

メールマーケティング

メールマーケティングは、自社で保有する顧客リストを活用し、広告やメルマガ、お礼メールなどを送信する集客方法です。

＜メールマーケティングの特徴＞

• 顧客の属性や特徴に合わせて訴求力の高いアプローチができる/li>
• 低予算で始めやすい/li>
• 中長期的な効果検証を行い、運用体制を構築する必要がある

メールマーケティングは、自社の顧客もしくは潜在顧客にアプローチするため、確度の高い集客が見込めます。コンテンツ制作や運用体制構築に時間はかかるものの、BtoC・BtoBのどちらにも対応できる方法です。

インフルエンサーマーケティング

インフルエンサーマーケティングは、影響力の強いインフルエンサーに、自社商品・サービスをPRしてもらう集客方法です。

＜インフルエンサーマーケティングの特徴＞

• 自社のターゲット層へピンポイントにアプローチできる
• 拡散力と即効性に期待できる
• インフルエンサーの選定が難しい

インフルエンサーマーケティングは、インフルエンサーのファンと自社商品・サービスのターゲットがマッチしていれば、集客効果に期待できます。SNSを活用するため、認知度拡大も見込めるでしょう。

ただし、適切なインフルエンサーを選定しなければ、期待する効果を得られず、コストだけがかかります。費用対効果を考慮した戦略を立案してから、実行しましょう。

配布物

名刺やチラシ、ノベルティなどの配布物に、QRコード・URLを貼り付けることで、集客につなげられます。

＜配布物の特徴＞

• 関心のある人にアプローチできる
• 配布物のコンテンツ化（クイズやお悩み解決）により、即効性に期待できる
• 対象となるユーザーやエリアは限定的

配布物による集客は地道な方法ですが、自社に関心のある人へアプローチできます。デザインや文言が決まればすぐに始められるため、Web上の集客と併せて実践してみましょう。

アフィリエイト

アフィリエイトは、アフィリエイターが運営するWebサイトに自社の広告を掲載してもらい、集客する方法です。

＜アフィリエイトの特徴＞

• 得られた成果やアクション（クリックや掲載）に応じて報酬を支払う
• 成果やアクションが発生しなければ費用負担は発生しない
• 集客はアフィリエイターに任せられる

アフィリエイトの場合、アフィリエイターが広告を活用して集客してくれるため、集客活動に関しては自社のリソースを割く必要がありません。アフィリエイターに選ばれる広告を準備する必要はありますが、スモールスタートしやすい方法です。

ホームページへの集客を高めるコツ

ホームページの集客効果を高める5つのコツを解説します。

目的やターゲットを明確にする

目的とターゲットが定まらなければ、ユーザーに響くコンテンツや広告を制作できません。ホームページでの集客において重要なのは、ターゲットユーザーの興味・関心を惹き、成果となる行動へ誘導することです。

たとえば、自社商品のターゲット層が20代女性の場合、男性向けの文言や画像を使用しても、成果（購入や問い合わせ）につながりません。目的・ターゲットが曖昧なままでは、集客方法の方向性も定まらないため「誰に」「何をしてほしいのか」を具体化にしましょう。

質の高いコンテンツを作成する

質の高いコンテンツを制作することで、アクセス数やページの滞在時間、コンバージョン率（成果発生の割合）などのアップにつながります。

＜質の高いコンテンツとは＞

• ユーザーニーズを満たす（疑問や課題、悩みの解決など）
• アンケートやデータの掲載など、独自性がある
• 専門的かつ信頼できる情報が掲載される

質の高いコンテンツほど検索結果の上位に表示され、ユーザーに閲覧されやすくなります。コラムやブログ、SNSなどに掲載するコンテンツは、質の高さを重視しましょう。

ユーザー目線で作る

ユーザー目線のホームページ・コンテンツは、ユーザーの満足度を高め、集客効果につながります。

＜ユーザー目線とは＞

• ページの表示速度が速い
• ユーザーの知りたい情報を見つけやすい構造
• コンテンツの視認性が高い
• PCとスマホどちらでも閲覧できる

使い勝手のよいホームページ・コンテンツほど、ユーザーは不満を感じにくく、離脱を防ぎやすくなります。リピーター獲得のためにも、ユーザー目線を忘れないよう気を付けましょう。

自社独自の強みを伝える

自社独自の強みをアピールし、競合他社からの優位性を確保しましょう。ユーザーが商品・サービスを購入する際、比較検討できる情報がなければ、自社を選んでもらえません。

ありふれたPRポイントではなく、自社ならではの明確な強みを伝えることで、ユーザーを惹きつける効果に期待できます。

PDCAサイクルを回す

PDCAサイクルを回し、ホームページやコンテンツのブラッシュアップを図りましょう。

＜PDCAサイクルとは＞

• Plan：コンテンツのジャンルや集客方法などの計画を立てる
• Do：計画を実行する
• Check：実行結果の分析を行う（アクセス数やコンバージョン率など）
• Action：目標と分析結果（現状）を比較し、改善案を検討する

上記のサイクルを繰り返すことで、自社のホームページに最適化された戦略を立案できるでしょう。

ホームページの集客は専門家に相談しよう！

ホームページの集客には、SEO対策やSNS運用など専門知識が求められるため、専門家（支援サービス）への相談も検討しましょう。

＜専門家に依頼できること＞

• ホームページやコンテンツの制作/li>
• 既存のホームページを分析し、成果を得られない原因や改善策を提示/li>
• SNSやリスティングなど、広告運用の代行

ホームページの集客は社内でも始められますが、確度の高い戦略の立案・実行には、効果検証を重ねる必要があります。多大な時間・コスト・リソースを割く恐れがあるため、予算・スケジュールに余裕がない場合は、専門家へ相談しましょう。

まとめ

ホームページの集客方法を選択する際は、予算・目的・商品/サービスとの相性を考慮しましょう。集客における重要なポイントは、ターゲットユーザーに響く内容であることです。

SNSや広告、SEOなど、集客方法の選択肢はいくつもありますが、闇雲に戦略を実行しても成果は得られません。限られた予算・スケジュールの中で成果を得るには、自社のターゲットと目的を明確化し、マッチする方法でユーザーにアプローチする必要があります。

専門知識・スキルが求められるシーンもあるため、不安な場合は専門家（支援サービス）に相談しましょう。現状の分析から運用方法の提案まで、包括的なサポートにより、予算・スケジュールに合わせた戦略を実行できます。