インフルエンサーのキャスティング方法とマーケティング動向

［更新日］2020/11/18
［公開日］2019/03/20
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インフルエンサーのキャスティング方法とマーケティング動向

１．インフルエンサー活躍の背景

インターネットの進化とスマートフォンの普及によってコミュニケーションツールの中心が、SNSに移行されました。それと同時に新たなビジネスが生まれてくるわけですが、その一つがインフルエンサービジネスです。これまでは、TVなどのマスメディア中心に露出度の高い芸能人やタレントが、ある種のインフルエンサーとしての立場を築いていました。しかしSNSの浸透と拡散、そして例え芸能人でなくても特定の分野で圧倒的な支持を得られる一般人が登場して以来、インフルエンサーの幅は芸能人やタレントの枠だけではなくなりました。
この数年で、一般の個人が特定分野において多数のフォロワーを抱えて影響力を持つインフルエンサーが増えてきたことで、ビジネスとして成立しています。

こちらでは、インフルエンサーをキャスティングしたい企業担当者向けに、インフルエンサーマーケティング動向とキャスティングのノウハウ、依頼の仕方についてまとめていきます。

２．インフルエンサーマーケティング

まずはインフルエンサーマーケティングについて説明します。
これまで、企業が商品やサービスを消費者へメッセージを発信するためには、タレントを起用してメディアを使った訴求をすることが主流でした。しかし、インフルエンサーマーケティングでは、消費者にもっと身近な人を起用することで、もっと効果的に商品やブランドの認知、そして購買意欲を向上させることができる手法として注目されています。これまでとインフルエンサーの違いは、これまでの「マスアプローチ」マーケティング手法から、「コミュニティアプローチ」へと変化したところにあります。

具体的なインフルエンサーマーケティングの施策としては、企業が訴求したい商品やサービスをインフルエンサーに実際に利用してもらって、SNSを使って宣伝するのが一般的になっています。それは、訴求したい分野と、その分野に近い位置にいるインフルエンサーを見つけてオファーするやり方になります。例えば、ファッション系を中心にインスタグラムなどで数万単位のフォロワーを抱えるインフルエンサーに対して、新しいアクセサリーを発売し訴求したいというような戦略で、よりイメージが近いインフルエンサーへ着用や使用感を依頼するという流れです。

インフルエンサーは、一般人であることが最大限生かされる形になっていて、フォロワーからは「あの子が良いと言っているモノは良さそう」という印象を受けやすい傾向にあります。つまり、ターゲットにとって共感性が高いのが現代のインフルエンサーになります。

そしてインフルエンサーマーケティングで、効果が出やすい分野があります。それはやはり女性向けのサービスや商品分野になります。それは、ファッション、コスメ、グルメになります。これまでも読者モデルやブロガーなどが、このような分野で活躍していたと思いますが、時代の変化とテクノロジーの変化によって、それらに変わる時代のリーダーが、「インフルエンサー」と言われる人たちになったということです。

３．キャスティングのノウハウ

インフルエンサーマーケティングで成功するには、企業が訴求したいターゲット層と、影響のあるインフルエンサーの強い分野が、いかにしてマッチしているかというところにあります。その近しい分野のインフルエンサーをキャスティングできるかというところがポイントとなるのです。年代別にライフスタイルやカルチャーごとに支持されるインフルエンサーは変化していくので、その絶妙なセグメントは、インスタグラマーの動向を常に見ていないと難しい部分でもあります。

例えば、10代で支持されているインフルエンサーがファッションリーダーの要素が高いとすると、20代になると働く人が増えてくるので、ファッション性も仕事やキャリアを意識したスタイルになってきます。更に30代になると、結婚や子育てなどでライフスタイルが変わり仕事との両立への支持が高くなってきます。

しかし、インフルエンサーマーケティングでは、気をつけなければいけないポイントもあります。
それは、口コミ（記事）等によるマーケティング手法であることは間違い無いので、やりすぎや企業側の強要が高すぎると、往往にして「ステマ（ステルスマーケティング）」に見られる可能性が大いにあるということ路です。フォロワーが多いインフルエンサーでも、企業の商品を紹介することに慣れている人もいれば慣れていない人もいます。そこに良いところがありながらも、明らかに広告のように見えすぎることで「やらせ」のように見えてユーザーが引いてしまうということが起きる可能性は０ではありません。
これは、SNSのどれを使って訴求していくのかにもよりますので、SNSのそれぞれ特徴を生かした使い方をする必要があります。

また、ビジネスとしてインフルエンサーを起用するわけですから、やることによる目標と効果を予め決めることも重要です。KPI設計になるのですが、例えば企業が訴求したい商品そのもののフォロワー増加数なのか、SNS関連のフォロワー数なのか、エンゲージメント率なのか。予めKPI設定はしておく必要があります。

４．キャスティング依頼の仕方

KPI設定や、どのようなインフルエンサーへ依頼をしたいかが決まってきたら、キャスティングサービスを行なっている企業へキャスティングの依頼を行います。よくわかっている場合は、直接でもインフルエンサーへ依頼をすることはできますが、キャスティング専門会社へ依頼することで、もしかすると知らなかったマッチする候補者がいたり、インフルエンサーとの交渉、キャスティング後の細かい調整等を行なってもらえます。
また、実施後のレポート提出や支払いなどもキャスティング会社が代行してくれますので、依頼元は手間を省くことができます。しかし、その分マージンとしてキャスティング会社は取りますので、依頼内容と金額が似合っているものになっているかKPIとも照らし合わせながらしっかり検討する必要があります。

５．まとめ

インフルエンサーを起用したマーケティング手法が注目されていることで、大手の企業や芸能プロダクションでもビジネス化しようと積極的に動いています。今後、益々市場が大きくなる可能性が秘められています。
しかし、まだまだ拡大中の市場ではあり新しい手法ではあるので、初めてインフルエンサーマーケティングを取り入れてみたいと考えている企業担当者は、何から取り組めば良いのかわからない担当者もいると思います。
そこで、ビジネスマッチングで10年以上の実績があるリカイゼンでは、効果的なインフルエンサーキャスティングの会社に関する相談を完全無料で受けつけています。女性の口コミ手法、インフルエンサーの今後の動向含めて、随時最新情報を入れながらマーケティングしなければいけない分野でもありますので、プロに依頼できるところは依頼しながらより良い結果を出すための施策を考える必要があります。予算などもまだ決まっていないという場合でも、まずは相談から受け付けておりますので、一度ご連絡をお待ちしています。