BUSINESS TIPS発注担当者の方へ、発注成功の為のお役立ち情報

自然言語処理(NLP)をわかりやすく解説

目次

自然言語処理(NLP)をわかりやすく解説

皆さんは自然言語処理(natural language processing)という言葉はご存知でしょうか。
おそらく知らない方も多いのではないでしょうか。
第4次産業革命と言われ、様々な分野にAIが使われている現代において実は自然言語処理は私達の生活に密接に関わっています。

今回は自然言語処理とは?そもそもAIと自然言語処理の関係についてわかりやすく解説します。

▼AIについての詳しい解説はこちらから

AIツール導入や業務効率化などの
DX支援ならリカイゼンにお任せください!

「AI関連ツールの導入を考えているけどなにから始めればいいのかわからない」、「業務効率化したいけど、どのツールを使えば良いのかわからない」など、こういったお困り事があれば、お気軽に弊社リカイゼンにご相談くださいませ。
リカイゼンではITにおける様々な問題に対してお手伝いをしております。
DX支援開発の依頼先探しやおすすめの会社のご紹介、一括見積もり比較など完全無料でご利用いただけます。まずは気軽にお問い合わせくださいませ。

お電話でのご相談は 03-6427-5422
受付時間:平日10:00〜18:30

自然言語処理とは(NLP)とは?

結論から言うと自然言語処理とは、

自然言語をコンピューター認識させる技術

です。これだけですと、まだ難しい印象がありますね。
この言葉を本質的に理解するためにはまず自然言語と機械言語の意味の違いを理解しなければなりません。

自然言語とは・・

自然言語とは、私達が普段、日常的に用いてる言語のことを指します。

より詳細に話すと、私達は普段のコミュニケーションにおいて、言葉やジェスチャーなど様々な形で自分の考えを周りに伝えます。そういった中で自然発生的に使われてきた言語のことを指します。

特徴としては、日本語や英語の様に文化の違いによって使われている言葉が全く違ったり、同じ言葉でも時代によって意味が全く違うなど、非常に曖昧さをもった言語だということが挙げられます。

機械言語とは・・

機械言語とは、コンピューターが使う言語のことを指します。

コンピューターは異なる機械でも同じ挙動をしなければなりません。もし仮に自然言語と同じ様に言葉に曖昧さを持っていた場合、それぞれのコンピューターで違った処理をしてしまいます。

そのため、機械言語は人間が人工的に作り、なおかつ言葉の曖昧さを持たない言語であることが特徴です。

つまり、自然言語と機械言語は、「人が人工的に作ったか否か」、「言葉に曖昧さがあるか否か」が違いなのです。

自然言語処理とは・・

上記の話を踏まえて自然言語処理とは、

私達が日常で使っている曖昧さを持った言葉をコンピューターに認識させる技術 を指します。

私達は現在、物理的な距離が離れた友人とスマートフォン一つで連絡を取ることが出来ますが、この際に用いられてる処理が自然言語処理なのです。

自然言語処理の仕組み

自然言語処理は

①形態素解析:意味を持つこれ以上分割出来ない最小単位に分割する

②構文解析:①で得られた最小単位のつながりを解析する

③意味解析:②で得られた構文を意味を持つまとまりにする

④文脈解析:複数の文を通して、①形態素解析③意味解析を行う。

詳細は割愛しますが、このような流れで行われます。

こういった過程を経て、初めてコンピューターが自然言語処理を完了した状態になります。

AIとの関係性は?

自然言語処理はAIの技術が現代の様に発達する以前から存在していましたが、AIを活用することでよりわかりやすく正確な自然言語処理が可能となりました。

以前の自然言語処理は言語学の専門家が処理を行うためのデータの入力やルールを人力で作っていました。

しかし、2000年代以降は機械学習(AIアルゴリズム)の一つとして自然言語処理を行うことが主流になり、コンピューターがルールを自力で作成できるようになりました。
更にIOTの発達によりデータ量の増量、ディープラーニングの発明などによってAIの自然言語処理能力は飛躍的に向上しました。

自然言語処理が出来ることとは?

では実際に自然言語処理を活用することでどういったことが出来るのだろうか。 本章では具体例を交えながら解説していきます。

機械翻訳

コンピューターを使って、自然言語を別の自然言語に翻訳することを指します。

分かりやすい例としては、Google翻訳です。
現在のGoogle翻訳の精度は非常に高く、

最近、リモートワークが続いてるが、明日は会社に出社する。

Recently, I've been working remotely, but tomorrow I'll be working at the company.

この様に文脈的に全く違和感がなく翻訳を行うことが出来ます。
AI技術の発展に伴って、文脈解析と意味解析の機能の精度が上がっているため、それにより機械翻訳の精度も向上しているのです。

対話システム

コンピューターが人と言語でのコミュニケーションをすることを指します。

みなさんが最もイメージがつきやすいのではないでしょうか。
有名なものはapple製品に搭載されたSiriです。

「hey Siri 明日10時にアラームかけて」
「明日10:00にアラームを設定しました」

この様に発した言葉を認識し、自動でアラームをかけさることが出来ます。

人間の言葉を理解し、その質問に対して適切な挙動をしつつ、返答をしなければなりません。 この技術もAIの発展があってこその処理だと言えます。

予測変換

PCやスマホでタイピングする際に変換機能は必須です。

こういった場面でも自然言語処理は使われています。

「もと」は「基」「元」「下」どれが文脈からして正しいのか、人が手書きをする際でも判断が難しいです。しかし予測変換では比較的正しい変換候補を提示することが出来ます。
こういった背景にもAIにより文脈を読み取る力が向上したことが要因にあります。

自然言語処理の今後の未来とは?

現代において自然言語処理とAIは非常に密接に関わっており、

自然言語処理の進化とはAIの進化である

このように言い換える事ができます。

インターネットの普及によって、今まで紙媒体で管理していた知識や情報が凄まじいスピードでインターネットに集約されています。集まったビッグデータを基に更に自然言語処理の精度は向上していくことが予想されます。

しかしながら、現在においてAIによる自然言語処理はまだ言葉の本質的な意味の理解をすることは出来ません。あくまでも過去の膨大なデータを基に統計的に確率が高いものを選んでるに過ぎないのです。

今後、本当の意味でAIが人から生み出される言葉から内容や感情の機微を理解することが出来るようになれば、アニメのドラえもんのような世界が来るかもしれません。

まとめ

いかがだったでしょうか。本日はAIにまつわる技術の一つである自然言語処理についてご紹介させて頂きました。
あまり聞き慣れない言葉ですが、検索エンジンのGoogleに代表されるように私達の生活に密接に関わる技術です。
少し専門的な分野の話になりますがこういった学習を通して、社会の仕組みについて知ることは非常に重要です。

最後までお読みいただきありがとうございました。

「AI関連ツールの導入を考えているけどなにから始めればいいのかわからない」
「業務効率化したいけど、どのツールを使えば良いのかわからない」
こういったお困り事があれば、お気軽に弊社リカイゼンにご相談くださいませ。
リカイゼンではITにおける様々な問題に対してお手伝いをしております。
お気軽にお問い合わせくださいませ

DX支援開発(AI、IoT、5G)依頼先探しなら、
リカイゼンにおまかせください!

相談するだけ!プロがあなたにぴったりの会社をご紹介いたします!

かんたん3ステップ
お急ぎの方はお電話で 03-6427-5422
※サポートデスク直通番号
受付時間:平日10:00〜18:00

DX支援開発(AI、IoT、5G)依頼先探しでこんなお悩みはありませんか?

お悩み
  • 会社の選び方がわからない
  • 何社も問い合わせるのが面倒くさい
  • そもそも依頼方法がわからない
  • 予算内で対応できる会社を見つけたい

発注サポート経験豊富な専任スタッフが
あなたのご要望をお聞きし、最適な会社をご紹介いたします!
ご相談から会社のご紹介まで全て無料でご利用いただけます。
お気軽にご相談ください!

DX支援開発(AI、IoT、5G)
依頼先探しなら
リカイゼンにおまかせください!

相談するだけ!プロがあなたにぴったりの会社を無料でご紹介いたします!

サポートデスク

まずはご質問・ご相談なども歓迎!
お気軽にご連絡ください。

この記事の監修
リカイゼン サポートデスク 
吉田・新町
BtoBマッチングサービスであるリカイゼンにおいて、発注企業からのご相談のヒアリング、企業選定のフォローなどを行う部門の担当です。出展企業であるシステム開発やWEB制作、クリエイティブ制作会社ともコミュニケーションを取りながら、年間数百件の受発注のサポートを行っています。

DX支援開発(AI、IoT、5G)の関連記事

【イベントレポート】9月20日(金)開催『シナジーを最大化する、最強チームを作る秘訣 Technology-Web3、ブロックチェーン』

【イベントレポート】9月20日(金)開催『シナジーを最大化する、最強チームを作る秘訣 Technology-Web3、ブロックチェーン』

リトライブ株式会社は、コーポレートフィロソフィーである「ビジネスに出会いを、リトライブはサステナブルな仲間をつくります」のもと、同じ目的を共有する仲間・チームづくりのためのコミュニティサービス「BeaTRIBES(ビートライ...

生成AI開発会社を選ぶための完全ガイド【2024年最新版】

生成AI開発会社を選ぶための完全ガイド【2024年最新版】

現代の急速に進化するビジネス環境において、生成AI(Generative AI)は多くの企業にとってゲームチェンジャーとなっています。生成AIは、高度なアルゴリズムを駆使して新しいデータやコンテンツを生成する技術であり、デザ...

【イベントレポート】6月13日(木)開催『今、何を学ぶ?事業グロースに繋がるリスキリングの「着目点」』

【イベントレポート】6月13日(木)開催『今、何を学ぶ?事業グロースに繋がるリスキリングの「着目点」』

リトライブ株式会社は、コーポレートフィロソフィーである「ビジネスに出会いを、リトライブはサステナブルな仲間をつくります」のもと、同じ目的を共有する仲間・チームづくりのためのコミュニティサービス「BeaTRIBES(ビートライ...

【イベントレポート】3月13日(水)『未来市場を手に入れる企業共創の糸口〜AI・アバター・WEB3テクノロジーがつくる社会〜』リトライブ株式会社主催にて開催

【イベントレポート】3月13日(水)『未来市場を手に入れる企業共創の糸口〜AI・アバター・WEB3テクノロジーがつくる社会〜』リトライブ株式会社主催にて開催

リトライブ株式会社では、オフライン型自社イベント「BeaTRIBES(ビートライブ)」を定期的に開催しています。 今回は、「新規市場・企業共創」をテーマに、新たなマーケットを創る技術・思考としてAIやノーコー...

【対談レポート】未来市場を手に入れる企業共創の糸口〜AI・アバター・WEB3テクノロジーがつくる社会〜富士通株式会社 今井 悟史 氏 ✕ 株式会社PocketRD 内田 茂樹 氏による対談

【対談レポート】未来市場を手に入れる企業共創の糸口〜AI・アバター・WEB3テクノロジーがつくる社会〜富士通株式会社 今井 悟史 氏 ✕ 株式会社PocketRD 内田 茂樹 氏による対談

2024年3月13日にリトライブ株式会社が主催するBeaTRIBES(ビートライブ)にて、「企業共創・協業」のテーマのもと、「アバター✕生成AI」という大きなテクノロジートレンドを見込み、協業を開始している2社の富士通株式会...

記事を探す

キーワードで探す

カテゴリーで探す