スマートスピーカーとは?基本知識と仕組み、セキュリティのまとめ
- [更新日]2021/02/08
- [公開日]2019/05/30
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目次
スマートスピーカーとは?基本知識と仕組み、セキュリティのまとめ
2014年にAmazon.comが「Amazon Echo」を発売したのを皮切りに、現在ではあらゆるメーカーから発売されているスマートスピーカーですが、日本においてはまだまだ一般化までには至っていません。
音声だけで、あらゆる機能を動かすことができることで、可能性のある分野として業界内外で注目されつつも、セキュリティに関する危機感を持っている人も少なくありません。
今回は、スマートスピーカー(AIスピーカー)についての基本と仕組み、使い方事例、セキュリティに関して解説します。
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スマートスピーカーとは
スマートスピーカーとは、対話型の音声操作に対応したAIアシスタント機能を持つスピーカーです。
「AIスピーカー」とも呼ばれています。
スマートスピーカーに内蔵されているマイクで音声を認識し、情報の検索や連携している家電の操作を行います。
スマートスピーカーの特徴について簡単に説明します。
スマートスピーカー内には「AIは搭載されていない」、「クラウド上にAIアシスタントがある」ということ、「会話ができる」ということです。
自宅等に設置するスマートスピーカー本体は、単なる端末にしか過ぎず、スマートスピーカー本体をインターネットにつなぐことによってクラウドとやりとりを行い、本来の動作を行います。
現在、インターネットを介して多くの人が、飲食店の検索や買い物、音楽鑑賞などのサービスを利用しています。
スマートスピーカーでは、そのようなサービスをパソコンやスマホを介さなくても音声のみで操作が可能なのです。
AIアシスタントは、最近ではスマホに搭載されており、ちょっとした操作や検索などが画面にタッチしなくてもできるので、とても手軽に扱えるというメリットがあります。
因みにスマートスピーカーの普及率ですが、電通デジタルの調べ(2018年12月)によると、日本における普及率は約6%、認識率は76%になっています。
AIスピーカーの主な用途は、音楽鑑賞、天気予報、アラームなどがあっています。
スマートスピーカーの仕組みと使いかた
様々な機能を持つようになったスマートスピーカーは、どのような仕組みになっているのでしょうか。基本的な仕組みを解説します。
① 音声を聞き取る
音声認識技術によって、人の声などを聞き取ります。
この音声認識技術は、AI分野における機械学習の一機能です。
声の質やボリュームは人によって異なります。わずかなイントネーションの違いなども聞き分け、コンピュータが認識できるデータへ置き換える作業を行います。
スマートスピーカーへ、最初に話しかけるときは、機種によって「OK、グーグル」「アレクサ」「クローバ」と一声かけてから次を続けないと、スマートスピーカーは反応しません。
似たような仕様として、iPhoneの「Hey、Siri」も音声認識としては同様です。
② 聞き取った内容をクラウドへ送る
音声認識によって聞き取った内容は、クラウドへアップされたのち内容が分析されます。
例えばGoogle Homeの場合は、「Google Assistant Service」、Amazon Echoの場合は「Alex」と言われるクラウドサービスです。
ユーザから投げかけられた音声データは、データとして集約されビッグデータのようなボリュームになっていきます。
スマートスピーカーが使われるほどにデータは増え、細やかな解析が進むことでスマートスピーカーの性能向上が図られます。
③ クラウドからの返答を音声で出力する
クラウド側での処理結果をスマートスピーカーが音声で出力する場合、単語の前後の文脈に応じてイントネーションの調整が必要です。
それらは、英語以上に日本語は複雑です。
ただし、現在のスマートスピーカーは、すでに自然なイントネーションが完成されつつあり、あまり違和感なく聞くことができます。
また、スマートスピーカーの基本的機能に加えて優れている部分が、周囲360度すべての方向から音声を聞き取れるような対応がなされていることです。
部屋のどこに置くかは、利用者の意向に任せられているため、特定の方向は読み取れないなどは避けなければなりません。そのためにも、あらゆる方向から音声を聞き取れるように設計されています。
さらに、音声を聞き取る際に、周囲のノイズを除去して聞き取るというものもあります。
例えばテレビの音、ペットの鳴き声や外部の雑音など、さまざまな音が紛れていても、的確に投げかけた音声を聞き取ることができます。
スマートスピーカーでできる5つのこと
主にスマートスピーカーができることを5つ紹介します。
① 音楽再生
スマートスピーカーの使用用途として最も多いのが音楽再生です。
「◯◯の曲をかけて」「Spotifyから曲をかけて」「J-Popかけて」のようなリクエストに応じることができます。
スマートスピーカーの音楽再生でベースとなるのが、各社から出ている音楽ストリーミングサービスです。
Google Homeは「Google Play Music」、Amazon Echoは「Amazon Prime Music」などがそれに当たります。いずれも月額定額課金の聴き放題サービスです。
② 情報蒐集(ニュース、天気予報)
スマートスピーカーでは、天気予報やニュースなどの情報を聴くこともできます。
「今日の天気を教えて」「最新のニュースは?」などと投げかけることで、最新の天気予報やニュースを手に入れることができます。
③ 動画連携
スマートスピーカーでは、TVとの連動によって動画を再生する機能があります。
ほとんどのスマートスピーカーはYouTubeに対応しているので、音声で動画を呼び出すことが可能です。
Amazon Echoの場合は、リモコン操作が必要なくなります。
④ 家電製品連携
スマートスピーカーを使う中で注目を集めているものが、家電製品との連携です。
照明やエアコン、テレビなどの家電製品を音声でコントールすることができ、リモコン操作は不要になります。
⑤ ネットショッピング
例えば、Amazonと連携してショッピングをしたい際に、「◯◯を注文して」と話しかけると、商品をオーダーすることができます。
※Amazon Echo限定の機能でAmazonプライム会員である必要があります。
各メーカーによって提供している機能はさまざまです。
スマートスピーカー利用による個人情報漏洩の危機感
スマートスピーカーは、話しかけるだけでユーザの手間を取らせずさまざまな機能を使うことができます。
それはとても便利な反面、個人情報保護の観点では懸念事項もあります。
まず、スマートスピーカーへの投げかけ以外の会話を読み取られているのではないかということ。
つまり、個人が意識せずとも個人情報がスピーカーを通して取得されているかもしれないという危機感を持っている人は決して少なくないということです。
また、外部要因として、ハッキングによる家電などの不正操作(乗っ取り)などの危機感を持っている人もいるようです。
スマートスピーカーの進化、普及によって、これらセキュリティに関する危機感は、より高まってくる可能性があります。
今後、考えていかなければいけない分野です。
参照:
約6割が、AIスピーカー利用による「個人情報漏洩」に危機感! AIによる利便性向上に「実感なし」と回答した割合は? | ロボスタ
まとめ
ここまでスマートスピーカーについて解説してきましたが、いかがでしょうか。
スマートスピーカーは、単体でサービスを提供するのみならず、家電を含めてあらゆるIoTとつながることで、ポテンシャルはさらに上がる可能性を秘めています。
基本知識や仕組みを理解できると、今後の可能性について想像ができ、ビジネスに活かすアイデアが出てくるかもしれません。
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