Spring Bootとは？活用するメリットやできることを初心者向け解説
- ［更新日］2022/01/12
- ［公開日］2022/01/12
- 3841 view
目次
Spring Bootとは？活用するメリットやできることを初心者向け解説
Spring Bootとは、Javaでシステム開発をする際に利用できるフレームワークです。Spring Frameworkというフレームワークの一つで、Spring Bootを使うと、Spring Frameworkを効率良く利用できます。
リカイゼンでは、システム開発実績を多数持つ会社の中から、ご要望に合う会社を厳選して無料でご紹介します。
お電話でのご相談は
03-6427-5422
まず、Spring Bootとは一体何なのか、その特徴について詳しくご説明します。
Spring Bootは、Spring Frameworkのフレームワークの一つです。Spring Frameworkとは、依存性注入やアスペクト指向プログラミングなどの有用な仕組みが導入されています。
Spring Bootのメリットには、以下のようなものが挙げられます。
これらのメリットがあることで、プログラミング作業がやりやすくなり作業効率が向上します。ここでは、これらのSpring Bootのメリットについて解説します。
Bean定義とは、Javaにおける重要な定義ですが、全体像を簡単に説明するのは難しいため、ここでは説明しません。ただし、Bean定義を利用する際には、XMLファイルで定義する必要があります。
Spring Bootでは、アノテーションで機能を実装することが可能です。アノテーションとは「注釈」のことで、プログラムの本体の記述ではない部分です。アノテーションにより機能を実装できるので、その分コーディング量を減らすことが可能です。
STSとはSpring Tool Suiteのことで、Spring Frameworkの開発環境です。STSはSpring Frameworkの開発に非常に適した開発環境で、STSを利用することで、開発効率の向上が期待できます。
Spring Bootを使うと、Webコンテナをjarコンテナに含むことが可能です。Webコンテナとは、Webサーバー上で動作するJavaプログラムの一つで、Webページとして情報を送信する動きをおこないます。
依存性注入(DI)とは、クラス間の依存関係をコードに記述せずに、プログラム実行時に外部から引数で呼び出せる方法です。
Javaでシステム開発をする際には、warファイルを作って、Tomcatにデプロイする必要があります。デプロイとは、完成したプログラムを利用したい実行環境に設定することを指します。
初期設定から変更を変えて自由にカスタマイズできるので、プログラマーそれぞれの目的やコーディングの好みに合った設定ができます。カスタマイズ可能になることで、コーディングの自由度が上がります。
Spring Bootで実現できるのは、次のような開発です。
これらの開発について、詳しく解説します。
Spring Bootを使うと、Webアプリケーション開発が非常にやりやすくなります。Spring FrameworkにはWebアプリケーション開発に適したフレームワークが含まれており、Spring Bootを使って、より効率良く開発を進められるからです。
Spring Frameworkには、クラウドネイティブ化やデータベースへのアクセスなど、クラウドシステム開発に役立つフレームワークが多数含まれています。
Spring Frameworkには、Androidアプリケーション開発、モバイルやタブレットへのビュー提供などの、モバイルシステム開発に役立つフレームワークが含まれています。
Spring Bootの導入手順についてご説明します。
この記事では、Spring Bootとは何か、そのメリットやインストール方法などについて解説してきました。Spring BootはSpring Frameworkをより効率良く利用できる、Spring Frameworkのフレームワークの一つです。
この記事では、Spring Bootとは何か、そのメリットやインストール方法などについて解説します。
企画段階からのご相談も受付中！気軽に相談できるプロをご紹介いたします。
受付時間：平日10:00～18:30
1. Spring Bootとは？
Spring Frameworkを構成するフレームワークの一つ
非常に汎用性が高いため、Webシステム開発やWebサービス開発、クラウドシステム開発などの幅広い分野で利用されています。
しかし、Spring Frameworkの問題点として、機能の使いわけが難しいという点があります。複数のフレームワークを組み合わせて使う際に、複雑な環境設定が必要なため、使いづらいという問題がありました。
この問題を解決するべく生まれたのが、Spring Bootというフレームワークです。Spring Bootは、フレームワークを使う際の複雑な設定を自動化することが可能です。具体的には、Spring Bootを使うと、Bean定義やXML設定などが自動設定でき、使いやすくなります。
Spring Bootとは、Spring Frameworkという優れたフレームワークを効率良く使えるようにした、Spring Frameworkのフレームワークの一つです。ここでは、Spring BootのメリットやSpring Bootで実現できることなどについて、詳しく解説していきましょう。
2. Spring Bootのメリットは？
Bean定義・XML設定を自動化できる
いちいちBean定義を使うたびにXMLファイルを定義するのは面倒ですが、Spring Bootを使えば、XMLファイルを使わずに定義できます。
機能によっては、定義を自動化することも可能です。Bean定義の複雑な機能を使おうとすればするほど、複雑なXML設定が必要になります。すると、本来のプログラミング作業以外にも、XML設定ファイルの作成でミスが発生する可能性が高まってしまいます。
しかし、Spring Bootを使えば、必要な機能を最低限の手間で利用できるので、プログラミング作業の効率が上がるでしょう。
コーディング量を削減できる
コーディング量が減れば作業量が減りますし、コードが減ることでエラーが発生する可能性も減りコードチェックやエラー対応の手間も減ります。結果的にコーディング量が減ることで、生産性が向上するというメリットがあります。
STSとの相性が良い
そして、Spring BootはSTSとの相性が良いため、Spring Frameworkを使った開発がよりやりやすくなるでしょう。
Webコンテナをjarファイルに含められる
このWebコンテナをjarコンテナに含むことができると、サーバー側にWebコンテナをセットアップしなくても、jarファイル単体で開発が可能です。
依存性注入(DI)で既存のコードに影響を与えないようにできる
Spring Bootには依存性注入がベースにあるので、既存のコードに影響を与えずにクラスの仕様を変更できます。また、テストをおこなう際にテスト用のクラスを作成しても、既存コードに影響がないため、便利です。
Tomcatを内包しているためデプロイが簡単
デプロイのたびに毎回Tomcatに設定するのは手間がかかりますが、Spring Bootには、最初からTomcatが組み込まれています。Javaクラスを起動すると自動的にTomcatも起動し、勝手にデプロイしてくれるので、非常に便利です。
カスタマイズできる
3. Spring Bootでできることは？
Webアプリケーション開発
また、すでにご説明したとおり、Spring Bootを使うとWebコンテナをjarファイルに含められるので、jarファイル単体で開発が可能です。
開発効率を向上させられる開発環境のSTSとも非常に相性が良いため、プログラミング作業の効率を高められるでしょう。
クラウドシステム開発
そして、Spring Bootを利用することで、Spring Frameworkを、より効率良く利用することが可能です。そのため、Spring Bootはクラウドシステム開発に非常に役立ちます。
モバイルシステム開発
Spring Bootを利用すれば、Spring Frameworkを効率良く利用できるので、モバイルシステム開発の作業効率が向上するでしょう。
4. Spring Bootの導入手順
STS.iniファイルをテキストエディタで開き、以下の2行を追記します。
-Xverify:none
-javaagent:plugins/jp.sourceforge.mergedoc.pleiades/pleiades.jar
5. まとめ
Spring Frameworkは、システム開発に役立つ有用なフレームワークが数多く含まれているため、Spring Bootを使えば、さらに効率良く開発を進められるでしょう。
ソフトウェア・業務システム開発の依頼先探しなら、
リカイゼンにおまかせください！
相談するだけ！プロがあなたにぴったりの会社をご紹介いたします！
ソフトウェア・業務システム開発の依頼先探しでこんなお悩みはありませんか？
- 会社の選び方がわからない
- 何社も問い合わせるのが面倒くさい
- そもそも依頼方法がわからない
- 予算内で対応できる会社を見つけたい
発注サポート経験豊富な専任スタッフが
あなたのご要望をお聞きし、最適な会社をご紹介いたします！
ご相談から会社のご紹介まで全て無料でご利用いただけます。
お気軽にご相談ください！
ソフトウェア・業務システム開発の
依頼先探しなら
リカイゼンにおまかせください！
相談するだけ！プロがあなたにぴったりの会社を無料でご紹介いたします！
まずはご質問・ご相談なども歓迎!
お気軽にご連絡ください。
