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【AWSって高いの!?】AWS料金節約術 ~EC2支払い編~
- [更新日]2018/09/21
- [公開日]2016/01/29
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- 株式会社SUPINF

こんにちは!SUPINF女子部です!
もう1月も終わってしまいますね…
AWSって高いの??
AWSのサービスには最初の1年間の無料利用枠があります。
特定の範囲内ではありますが、
1年間AWSのサービスを無料でガシガシ使えるのはありがたいですよね。
(詳しい無料枠のサービスはこちらをご覧ください。https://aws.amazon.com/jp/free/)
もちろん2年目以降はAWSの特徴でもある従量課金制で、
使った分だけ料金がかかるようになります。
AWSの仮想サーバーであるEC2。
さまざまなインスタンスタイプが用意されているのですが、
・コンスタントに大量のアクセスがある
・定期的にアクセス数が急激に増え、ピークとの振り幅が大きい
・どれくらいアクセスがあるか予測不能だが、アクセスの集中に備えたい
このような場合には、高スペックなインスタンスタイプを
常時起動しておかなきゃいけなくなってしまいますよね。
そうするともちろん料金も高くなってしまいます…
「クラウドはオンプレより低コストって嘘じゃん!」
「AWS高そう…」
安心してください!安くなりますよ!
そうなんです!
実は使い方を間違えるとコストが上がってしまうことも…
でも、AWSにはコスト削減の方法がたくさんあるんですよ!
今回はAWSの中核であるEC2を安く利用する方法をご紹介します!
EC2インスタンスの支払い方法には
オンデマンドインスタンス、リザーブドインスタンス、スポットインスタンス
と3つあります。
〈オンデマンドインスタンス〉
事前に契約や支払いがなく、インスタンスタイプと起動時間によって課金されるものです。
インスタンスタイプはアプリケーションに合わせて変更ができます。
いわゆる普通に立ち上げるインスタンスです。
〈リザーブドインスタンス〉
予め1年間または3年間EC2インスタンスを予約することで、
時間料金の大幅な割引が受けられます。なんと最大75%!
購入時に選択したOSをアベイラビリティゾーンで
いつでも利用できることが保証されています。
〈スポットインスタンス〉
こちらも事前に契約はいりません。
スポットインスタンスは余剰インスタンスを入札形式で購入します。
通常はオンデマンドの料金よりも低額の時間料金で利用できるものになっています。
しかし余剰インスタンスということで、需要と供給のバランスで価格が決定するため、
オンデマンドインスタンスで利用するときよりも高くなることもあります。
どうやって使えば安くなるの?
3つの支払い方法をうまく使えばEC2のコストは低くなりそう!
でもどうやって使い分ければいいのでしょう?
最初にあげた、
・コンスタントに大量のアクセスがある
・定期的にアクセス数が急激に増え、ピークとの振り幅が大きい
・どれくらいアクセスがあるか予測不能だが、アクセスの集中に備えたい
この3つの例をもとに見てみましょう~!
【コンスタントに大量のアクセスがある】
たとえば、毎月何十万件とアクセスがある企業のサイト。
スペックの高いインスタンスタイプを常に起動しておかなければなりません…
アクセス数がある程度予測可能で平準的なWebサイトの場合は、
リザーブドインスタンス!
1年と3年契約があるので、うまく活用しましょう。
【定期的にアクセス数が急激に増え、ピークとの振り幅が大きい】
たとえば、定期的にイベントが起きるゲーム。
イベントのときはアクセス数が急激に増加することが予想されます。
アクセス数の急増時だけ高スペックなインスタンスタイプが欲しい…
平常時のアクセス数はだいたい予想できるけど、ピーク時との振れ幅が大きい場合は、
リザーブドインスタンスとスポットインスタンスを組み合わせるのがオススメです!
オンデマンドインスタンスでピーク時に備えるのもいいですが、
スポットインスタンスで安く使えたらラッキーですよね!
【どれくらいアクセスがあるか予測不能だが、アクセスの集中に備えたい】
たとえば、新規に立ち上げるSNS。
どれくらいのアクセスがあるかはわからないが、
アクセス集中してもサービスが落ちないようにしなければなりません…
アクセス数が予測不能な場合は、オンデマンドインスタンスにしましょう!
さらに、AutoScalingを利用すれば条件に合わせて
自動的にスケールアウトしてくれるので、こちらも一緒に利用するのがいいでしょう。
(Autoscalingについては
『これで解決!AWSクラウドデザインパターン #2 Scale Out パターン』をご覧ください。http://www.nexgate.jp/company/supinf/timeline_detail/799)
このようにシナリオに合わせて支払いの方法を工夫するだけでも
コストの削減につながります。
弊社ではリザーブドインスタンスを使う以外にも、
コンテナを利用するなどさまざまな方法でコスト削減を実現しています!
今後もAWSを安く利用できる方法をご紹介していきますのでお楽しみに☆
EDITOR PROFILE
株式会社SUPINF
堀江 浩史
AWS/コンテナ/AI/MSP/システム開発など、お気軽にご相談ください。
BTL アンバサダーとしても活動中です!
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