クラウドコントローラーでできること

クラウドコントローラーでできること

クラウドコンピューティング

ソフトウェアやデータなどを、インターネットなどのネットワークを通じてサービスとして利用する方式であるクラウドコンピューティングには、 不特定多数の利用者がいるパブリッククラウドと限定された利用者にのみ提供されるプライベートクラウド、 その二つを組み合わせたハイブリッドクラウドといったようにいくつかの種類が存在します。

クラウドコントローラー

そのような複数のクラウドサービスを一元的に管理・運用するためのソフトウェアがクラウドコントローラーです。 クラウドコントローラーは、個々のクラウドサービスとは独立したソフトウェアです。クラウドコントローラーを使えば、手元のPCからの操作で、 パブリッククラウドやプライベートクラウドの仮想サーバの作成や削除をすることや、OSやミドルウェア、アプリケーションの自動導入などが行えます。 またクラウド通しのデータ連携や、システム連携も可能になります。

クラウドコントローラーの問題

クラウドコントローラーが求められる背景には、スピード感のあるビジネスの現場で人的資源をあまりかけずに、IT・インフラをすばやく対応させたい、 複数のクラウドを所有していると対応にロスが生まれるということがあります。現在提供されているクラウドコントローラーは、SCSKのPrime Cloud ControllerやIBMのCloudBrustなどの市販されているものや、オープンソースのWakameなどがあります。クラウドコントローラーにも、提供している側によって対象領域や対応するクラウドサービスが異なったり、制御の考え方にも差があるので、 クラウドコントローラーを導入する場合は自社が使っているサービスやニーズ応じて検討する必要があります。