アジアのシステムVol5　カンボジアの有力者

こんにちは、シンタイギ株式会社の舘野です。

東南アジアでローカルエンジニアとして仕事していた経歴があり、その時に見て聞いた情報を紹介していきます。

アジアのシステムVol5はカンボジアです！
ミャンマー、カンボジア担当として仕事していたので、頻繁に行く機会がありました。

時間感覚は難しい

個人的な経験でのお話ですが、東南アジアで仕事への時間感覚が一番曖昧だったのがカンボジアでした。
インドネシアでは15時開始の会議は、17時開始という意味というルールがあったのですが、カンボジアは遅れる理由もなく、物事が遅れることが多々ありました。

私もゲストという立場で、ホテルまで毎朝迎えに来てもらっていたのですが、連絡もなく2時間ロビーで待ちぼうけすることが何回かありました。

鶴の一声とはこのことか

ある大きい案件を受注し、日本から物品を輸入しようとしていたのですが、税関で足止めを食らっていました。担当した日本企業が毎日交渉しに行くのですが、なかなか話が進みませんでした。

私も現地入りして最初の2日間は何もできませんでした。3日目に現地パートナーの社長と打合せがあり、税関の件を相談すると、その場でどこかに電話をかけていました。数分後「明日には届くように手配した。」と一言。

3日間毎日交渉しても通らない税関が、有力者による電話1本で話が通ってしまいました。現地でビジネスをするならば、現地有力者の協力無しには仕事が全く出来ないんだなと痛感する一件でした。