任天堂とDeNAが提携という件、両者にとってすでに時遅しの感がしないでもありません。
http://japan.cnet.com/news/business/35061882/
思い返せば、2013年夏モデルからdocomoが「ツートップ」などという、おぞましい戦略をぶち上げたとき、すなわちソニーとサムスン以外の全メーカーを切り捨てるなどという、武士道にあるまじき非道な行為に走ったときこそ、任天堂にとっては千載一遇のチャンスだったのを、岩田社長はじめ任天堂経営陣が見誤ったのが、3期連続営業赤字という結果を招いた一因ではないかと、ボクは思うのです、外れてるかもしれませんが…。
その「ツートップ」と時期を同じくして、創業者である山内溥氏が亡くなったというのも、岩田さんにとって不運のひとつだったのかもしれません。
もしそのとき、創業者で大株主である山内さんがまだ存命中であったなら、ゴーサインを出したのかもしれないと思うのです。
ソニー以外のメーカー、すなわち富士通、シャープ、NEC、パナソニック、東芝、京セラのいずれかと手を組みなさいと、山内さんなら言ったかもしれないと思うのです。
ハード+ソフトという任天堂のビジネスモデルを否定すること、つまり新たなビジネスモデルを構築することは生まれ変わるということであり、任天堂にとっては自己否定ともいえる大決断にもなることだったのですが、それは、失礼ながらサラリーマン社長である岩田さんには、おそらく、あまりにも重荷だったのではないかとも思います。
今更ながらのDeNAとの提携ですが、まだ、他にもっとよい選択肢はあったのではないかと、ボクは思います。
現在、各メーカーはどこもスマホ事業を持て余しており、事情さえ許せばすぐにでも撤退したいと思っているはずです。
任天堂は潤沢な手元資金を持っていますから、それを活用すればどのメーカーからでもスマホ事業をまるごと買い取れます。
ネットキャッシュが7982億円、有利子負債はゼロ(2014年3月期:東洋経済ONLINE)ですから、余力は十分にあります。
この先、赤字が数年続いても、極端にいえば売上ゼロになっても、任天堂は生き延びれるぐらいのポテンシャルを持っている「優良企業」なのですから。
任天堂印のスマホなんて、おもしろいじゃないですか。
※画像は任天堂ホームページから
ご相談はこちらから
企画や要件が固まっていないご相談でも
お気軽にお問い合わせください。
-
01
相談する
-
02
要件ヒアリング
-
03
専門企業のご紹介
-
04
企業との
ご面談&見積取得 -
05
企業選定〜契約締結
サポート -
06
専門企業と直接
プロジェクト進行
※ステップ5以降はご希望に応じて
サポートいたします。
EDITOR PROFILE
株式会社エムストーン
藤原 祥隆
映像のわかる翻訳会社(=翻訳のわかる映像会社)を目指しています。
沿革:
■機械翻訳開発会社勤務を経て、1990年12月株式会社エムストーン設立。設立当初は、翻訳とコンテンツ(マニュアル)制作がサービスの中心でした。
■1995年8月、秋葉原初のインターネットカフェ開設。そこでの経験に基づいて『インターネット用語がわかる本』(日本実業出版社)、『テレビ会議システム活用ガイド』(日本実業出版社)、『スキャナでらくらく文字入力』(エーアイ出版)を相次いで上梓しました。
■1999年10月、米国コネチカット州のオンラインマーケットリサーチ会社GF社の日本法人設立準備に向けて活動しましたが、翌年に米国のITバブルが弾けて契約解消。
■2008年9月、S.スピルバーグ監修による小児ぜんそく患者向けアニメーションゲーム「Quest for the code」日本語吹替え版を制作したのを皮切りに、本格的に動画の字幕、吹替えを開始し、企業プロモーションビデオ(PV)の撮影制作も手掛けるようになりました。
株式会社エムストーン
株式会社エムストーンでできること
-
toB、toCマーケティング全般
-
動画制作(撮影・編集・制作)