2015年春からのWebデザイン【一般ユーザ向けサイトはスマホ対策がより一層重要に！】

すっかり、インターネット経由での商取引が当たり前になっている2015年春です。
今やだれも知らない人はいないレベルの楽天やアマゾン等のモール系サイトをはじめとして、スマホのフリマアプリ「メルカリ」が1000万DLを超えたなんて話でネット通販市場は新しい波が来ています。
20年近く前に、コンピュータ関連の洋書（当時は種類が少なく日本の本屋で買うと滅茶苦茶高かったのです！！）をお手軽に輸入してくれる個人経営のサイトがアメリカにあると聞いて「Amazon.com」を利用し始めた頃を思い出すと隔世の感があります（しみじみ）。

あなたのサイトはモバイルフレンドリー？

さて、この記事を書いている正に今日（2015年4月21日）からGoogleはルール改定でスマートフォン対応（モバイルフレンドリー）サイトと非対応サイトで検索順位に明確な差異を付ける運用に変更されています。
これってかなり大きな変更で既存の通販サイトや、飲食等含めたショップサイトを運用されている事業者さん達には大打撃になる可能性があって、大半のサイトさんは既にモバイルフレンドリー化対策済だと思います。
しかもこれBtoCサイトだけじゃなくて、完全に企業向けのBtoBサイトで、「うちはモバイルで見に来るお客さんなんて殆どいない」なんて場合でも対策を迫られることになります。（例：卸販売やコンサルタント会社のサイト）

もしも、「えっ？何なのそれ？！」状態のサイトオーナーさんや、運営者さんがいらっしゃいましたらGoogleがモバイルフレンドリーサイトテストツールを用意していますので、以下のURLからすぐに確認してみてください。

■モバイルフレンドリーテスト
https://www.google.com/webmasters/tools/mobile-friendly/
※使い方は、ご自身の管理されているサイトURLを入力して「分析」ボタンを押すだけです。
もし、モバイルフレンドリーじゃない的な表示が出ましたらこの件は「結構ヤバい」ので、既存の運営パートナーさんや、いらっしゃらない場合には弊社にご相談下さい。

因みに弊社自身、台湾の人気オーガニックコスメ「GRANGE」の公式通販サイト「リラクネクスドットコム(www.relaxnex.com)」を運用しておりますので、今回の件はすぐに確認いたしました。
まあ、元々モバイル対策ばっちりで作っていたつもり？だったのでモバイルフレンドリーテストは余裕でOKでした。
実際は分析結果が出るまで1，2分程かかるので結構ドキドキしていたのですが(笑)

尚、このサイトはEC-CUBEで作成して、自動的にフラットデザインになるようにしています。
通販サイトはSEO対策も含めてコンテンツを都度大量に作る必要があるので、全部を2パターン分毎回作っていたらコストが掛かり過ぎです。
但し、凝ったデザインをした場合はスタイルシートとかは流石に完璧に自動変換は無理なので、PCとモバイル端末で毎回チェック＆微調整しております。
それでも基本的に作るのは1デバイス分だけのコンテンツで済むようにしています。

コスメ系通販サイトのデバイス別アクセス比率

さて、ここまではよくある定期的なGoogle対策の記事でしたが、折角なので具体的な通販サイトのデバイス別アクセス比率のデータをお出ししましょう。
因みに弊社の通販サイト「リラクネクスドットコム」の2015年3月1日～2015年4月20日までのデータです。

オーガニックコスメの通販サイトなので、男女比では女性比率が圧倒的に高い（９０％以上）ですので、少し偏っているとは思いますが驚きませんか？
私は分析していて何度も驚きました。タブレットいれたらスマートデバイスからのアクセスが約８０％ですよ！！
つまり、一般顧客向けのサイトでスマホやタブレットユーザが見辛いサイト作ったら８割の顧客が逃げるってことです・・・
上記のGoogleの方針変更もあって、スマホ対策しないBtoCサイトなんてたデジタルワールドの肥やしにすらなりません。
一般的な運用代行企業さんやWEB開発企業さんでは、業務内容や守秘義務の絡みで直近のこの生々しいデータはあまり出せないでしょう。
この辺りは、「知行合一」を標榜しているうちならではのデータだと思います。

さて今後、通販サイトやお店や事業の広告サイトを作りたいとお考えの方、是非これらのデータを頭の片隅に入れて、制作会社さんにご依頼ください。
「御社のサイトはPC対策だけで大丈夫ですよ」なんて言うデザイナーや制作会社とは早々にお別れをおススメします（笑）

短い記事でしたが、皆さんのWEBビジネスに少しでもお役に立てましたら幸いです。