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情報システム部門・担当者がかかえる課題や問題について考えてみました。④
- [更新日]2020/11/19
- [公開日]2016/03/28
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- 株式会社ミップス
株式会社ミップス 代表取締役の高橋です。
弊社はIT部門、情報システム部門ご担当者様のお手伝い、業務代行を中心に様々な活動を行っています。
中小企業の情報システム部門ご担当者様からよく聞く課題や問題の一例と、弊社が優先順位を決める際に基準としている項目についてご紹介させて頂き、「経営への影響」、「ユーザー部門への影響」の判断について考えました。
今回は「BCP(事業継続計画)、DR(ディザスタリカバリ/災害復旧)の観点からどうか」考えていきます。
緊急時にシステムの復旧が可能か?
「うちはバックアップしているから大丈夫」という思いから、日常的なチェックを怠っていると、「正常にバックアップ出来ていなかった。」という話を何度か耳にしたことがあります。
もし、日常的なチェックが出来ない場合は、アラート・警告の仕組みを見直すことも重要です。
また、リストアテストを行っていないと「正常にバックアップ出来ていたけど、何故かデータを復元できない。」なんて事もあると思います。とは言うものの、テスト環境を構築したり、手間や費用考えるとなかなか実行できないというのが現実かもしれません。
最近は、仮想環境を無償OSやフリーソフトなどを活用して構築することも出来ます。予備のハードウェアや余剰ハードウェアがある場合は、そういった環境で定期的にリストアテストを行えるとベストだと思います。
システムの復旧にどれぐらいの時間までなら、「経営への影響」として許容できるか?
前々回、「経営への影響」について考えましたが、直接売上に影響する場合、当然ながらシステム・サービスを止めずに復旧させる仕組みや体制をとっている企業様がほとんどだと思います。
ですが、間接的に影響を与える場合、例えばPOSレジの予備を常にお店で用意しているという事は、殆ど無いと思います。
この場合、どれぐらいの時間で復旧させることを目標とするか、また、復旧するまでの間、利用ユーザーの方に協力してもらえるよう事前に対応を協議出来ると良いと思います。
BCP(事業継続計画)、DR(ディザスタリカバリ/災害復旧)は、利益に直結しないため、なかなか進まないケースもよく耳にします。
ですが、万が一の事態が発生した場合、不利益をこうむることもあります。
システムやネットワークは電気・ガス・水道のような安定供給されるライフラインではなく、故障の考えられる家電のようなものです。
その点を利用するユーザーの方に理解してもらい、無理のない、自社の状況にあった計画を立てることが重要だと思います。
当たり前の内容ばかりですが、自社の「BCP(事業継続計画)、DR(ディザスタリカバリ/災害復旧)」について、見直しを行うきっかけとなれば幸いです。
4回にわたり、中小企業の情報システム部門ご担当者様からよく聞く課題や問題、弊社が優先順位を決める際に基準としていることを簡単ではありますが、ご紹介させて頂きました。
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