「費用」の不安を払拭するための制作会社の取り組み
映像制作を発注しなければならない立場になったとしたら、みなさんは何が気にかかりますか。
質の高いものをきちんと作ってくれるか、納期に間に合わせてくれるかなど、不安なことはいろいろあると思いますが、一番は「費用」ではないでしょうか。
相場がよく知られていないのですから、高額請求されるのではと心配になっても仕方のないところです。
弊社の場合をお話しすると、まずご予算をお伺いしたうえで、提示していただいた金額の範囲内でできることをご説明します。
ただし、やらせていただくからには、オーバークオリティで制作しますし、頼んでよかったとご満足いただけるようにいたします。
前回の記事(【企業内映像需要に応える①】コンプライアンス啓発のための映像)でご紹介した事例でも、潤沢に予算があるわけでは
ありませんでしたが、プレゼン時はビデオコンテをご用意して、提案内容がよりわかりやすくなるように配慮したつもりです。
広告でも販促でもない用途の場合、あまり多くの予算がつくとは思えません。それでも、やり方はあると思います。
少なくとも、映像制作会社にご相談いただければ、いくつかの解決策は提案してもらえるはずです。たとえば、モーショングラフィックス
という表現方法を用いれば、写真やイラストといった静止画像を動かし、音や文字を足して、映像化することができます。この方法なら、
ポスターやパンフレットに使ったデータさえいただければOKです。
予算がかけられない「取説映像」に施した、いくつかの工夫
では、「企業内映像需要」の二番目の事例をご紹介しましょう。この案件は、デジタルカメラやスマートフォンで撮った写真データを
ユーザー自身が印刷できるセルフプリント機、あるいは証明写真ボックスで、操作手順を説明する映像の制作でした。
セルフプリント機や証明写真ボックスは、それぞれ家電量販店や駅周辺などでよく見かけるんじゃないかと思います。
この案件もそれほど予算がかけられないので、それを前提にして構成や演出を考えていきました。まず、映像の素材は撮影せず、イラストを使用しました。
撮影すると、スタッフや機材の実経費がかかってしまうからです。ただし、イラストレーターは、海外で人気のある著名な方を起用し、
安っぽくならないように気をつけました。この方とは15年ほどの長い付き合いがあることもあって、相場よりもかなり低い額でお願いしています。
また、撮影例の写真は、クライアントの社員の方々がお持ちのものを使いました。こうしてクオリティを下げることなく、可能な限り、制作費を節減していきました。
構成は、操作手順ごとにブロック分けした、レッスン形式のスライドショーにしました。こうしておくと、今後、内容が変わったとしても、
変更したブロックだけを差し替えれば済みます。ストーリー形式にすると、少しの変更であっても、またイチから作り直さなければなりません。
これもまた、将来を見すえた費用節減対策です。
プレゼンの際は、完成形がイメージできるように、ていねいな絵コンテを用意して臨みました。先方の担当者は、ある程度、映像表現に理解のある方だったので、
映像で制作するには長尺だったこともあり、ビデオコンテではなく絵コンテを選択しました。内容をしっかり把握していただいたこともあり、実作業は問題なく進行し
仕上がりにも満足していただけました。
さて、前回、今回と予算節約型の事例についてお話ししましたが、いかがだったでしょうか。
もちろん、弊社にはTVCMからMV、PV、映画まで手がけられる技術・ノウハウがありますから、充分な予算をかければ、ハイクオリティな映像を制作することもできます。
ただ、現在の傾向としては、予算をかけずに工夫で仕上げるタイプの映像への需要が高いと言えそうです。
というわけで、次回も予算節約型の事例をご紹介します。ぜひごらんください。
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株式会社マツオ計画
松尾 弘匡
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