リニア・ノンリニア

リニア・ノンリニア

リニアとは

リニア（linear）とは、元々「歪みのない直線」を意味します。 ビデオカメラで撮影した映像を再生用と録画用の2台のビデオデッキを使い、必要な部分の再生と録画を繰り返しながら1本の映像作品に編集していくスタイルをリニア編集（直線編集＝ひとつなぎのフィルムの編集）と呼びます。

リニア編集

リニア編集は熟練した編集者であれば直観的な作業で短時間で行えるメリットがありますが、編集を繰り返す内にテープ自体が痛んでしまうことや、複雑なエフェクト効果をかけるのが難しい等と言った問題もあります。

ノンリニア編集

一方、撮影した動画を一旦パソコンに取り込んで編集する方法をノンリニア編集と言います。

ノンリニア編集のメリット

ノンリニア編集のメリットとしては、音声やテロップの追加や、特殊なエフェクトなどを用いた編集が容易であること、元データがある限りテープを傷めず何度でも自由に編集・修正が可能であることが挙げられます。反面、処理能力の高いパソコンが必要であったり、画像への書きだしの際画質が劣化するなどのデメリットもあります。

まとめ

どちらの手法で行うかは、各制作プロダクションや元データの状態によって変わってくるかと思いますが、リニア編集・ノンリニア編集のことを知っていれば、今後再編集したり、元データを保管する際の参考になるかもしれません。